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2009.02.15

20年の記憶

 今日は中学校時代の友人と、ランチにおいしいカレーを食べてきました。カレーのあと、いろいろお茶をしながらおしゃべりしていまして。

『20年前ももう大人だったなんて信じられないね』

 なんて話していました(苦笑)。同学年ですから、お互い同じ年なんですけど、目の前に座っている友人が40歳だなんてまったくもって信じられない。なんでこんなに変わらないのかしら。

 見た目が若いのはいいことなので、よいとして。
 ただ、ちょっといろいろ振り返るにつけ、不思議な感覚になります。

 友人とは、中学時代に同じ部に所属していて苦労を共にした仲なのですが、その後は学校も住まいも違います。
 それぞれにいろんな経験をし今に至りますが、たまに連絡を取り合ってこうして会ったりしてはいるものの、たまに2~3年は平気で空いたりします。

 今日はふと振り返ってみて、

「あれ? 京都にいっしょに旅行にいったのはいつだっけ」
「房総は? その前かな、後かな?」
 
 などと話していたら、そのどちらもがもう10年以上前なのに気がつきました。10年以上前の出来事なんて、お互いに忘れてます。なかなかそれがいつのことだったか思い出せない。
 でも、旅に二人でいって、その道中何を話したかを思い出すと、自分が何歳くらいの出来事だったか段々記憶が戻ってくる・・・。
 大人になってから20年。変わらないようで、やっぱりいろんなことがあった20年。

 友人も単身者ですし、私もそうで、そうなるとなんだか外見はともかく中身はほとんど変わっていないような気がします。それでもいつの間にか20年も経っている。そのことがとても不思議です。

 この先また10年後。
 カレーを食べてお茶をした今日の出来事を私たちは覚えているだろうか。お互いに何かが変わっているだろうか・・・そんなことを考えました。

 何もしないでも時間は経ってしまいますね。そろそろ、自分の人生であと一体何ができるか、考えてみたりもして。
 10年後も多分友人とは、こうしておいしいものを食べてお茶をしているでしょう。その時に、私は彼女と何を話せるか。
 1度きりの人生、まだまだいろんなことに挑戦してみたい。それをまた胸を張ってお互いに話せたらいいね。

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Comments

本当に・・・
最近、月日が経つのが早いのを実感しております。
今日も確定申告の為、1年に1度しか行かない顧問先様へ伺ったのですが、1年前に伺った日のことをありありと思い出し、まるで昨日伺ったかのような錯覚を覚えました。
こうして歳を重ねて行くのでしょうね~

Posted by: 白熊二代目 | 2009.02.18 01:29

子供の頃、時間が長く感じるのは、多分、記憶に比例して、現実の時間が短いせいのようです。

大人になると記憶の量が増えてくるので、それに比べると現実の時間が短くなる。

ということは長く生きれば生きるほど、現実の時間は一瞬のように感じられるようになるのでしょう。

80歳とかなったら、どうなるのか・・・

人間の心って不思議です。

Posted by: BUBI | 2009.02.22 18:35

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