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2009.03.21

山本弘「バイオシップ・ハンター」

子供の頃から、SFが大好きで、マンガなら「銀河鉄道999」、小説なら、小松左京や眉村卓にはまっていました。
SFなら、何を読んでも
「ああ、この話ね~」
とネタが大体分かってしまうので、大人になってからはあまりSFは読まなくなっていました。

でも、世の中、そう捨てたもんじゃありません。いくらでも、面白い小説って出会えるものです。

最近よくいく図書館で、「ハヤカワSFシリーズJコレクション」というシリーズの書籍をよく見かけるようになっていろいろ借りています。今まで知らなかった作家さんもたくさんいるんですが、これがまた面白い。SFもこんな新しい波が来ているんだな~。

最初にはまったのはこれ。

小林泰三の「海を見る人」

小林泰三という作家さんは、ホラー作品も書かれるですが「αΩ(あるふぁ・おめが)」という作品を読んでから、

「すごいな、この人・・・」

と思っていました。いろいろ読むとほんと面白いです。

で、先日借りた本が、山本弘の「まだ見ぬ冬の悲しみも」。6つのお話が入っていて、標題の「バイオシップ・ハンター」はそのうちの一つです。山本弘さんて、今まで全然知らなかったんですけど、6つとも驚きの小説です。その中で、一番感動したのがこの「バイオシップ・ハンター」でした。

SFなんですけど、なんというか・・・

この地球に住む「人間」っていう生き物は、不思議な習性があって。それは神様とか悪魔とか運命とか、要するに、自分の力で、どうにもできない「何か」を信じています。
で、自分の都合が悪くなると、神様や運命に丸投げする。

「バイオシップ・ハンター」で主人公の地球人が出会う異世界の知的生物は・・・というか、この物語における宇宙のスタンダードは、誰も「神様」とか「運命」なんて信じていないのです。全て自分が選択し、自分が判断する。それに誇りを持っている。「神様」なんて持ち出して自分自身で判断しないと思われることは屈辱以外の何物でもない。
これに、私は個人的に大いに共感してしまいました。

私がSFが好きなのは、価値観や考え方がひっくり返されるからです。
「そんな考え方もあるのか」
って思わされるところ。

これからもいっぱいそういう話と出会えるといいな。

山本弘さんか・・・これからも探して読んでみよ。

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