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May 2009

2009.05.31

意外と人生って短いのかもしれない

栗本薫さん死去 56歳 SF、評論などで活躍

作家の栗本薫さんが亡くなられました。56歳・・・うーむ。
私の母が亡くなったのが58歳だったんですが、母の場合は逝去する前から、いろいろと具合が悪いところがあったからなぁ。家族として一番近くで見ていた私からすると、それほど早すぎるという感じではなかったのですが、ニュースで50代で亡くなられる方の報を聞くとけっこうショックが大きいのです。

昨日、両国の江戸東京博物館でやっている「手塚治虫展」を見てきました。生誕80周年ということでの展示会なのですが、手塚氏が亡くなられたのは平成元年。60歳だったそうです。

手塚治虫展では、手塚さんの数々の才能をその作品や遺品で感じてきたんですが、最後まで見終わって一番、思ってしまったのは、タイトルのとおり。

「意外と人生って短いのかもしれない」

人の一生って、もちろん、事故とかで思いがけず亡くなる可能性は誰にでもあるのですが、それを別にすれば、死ぬまで生ききって亡くなるものだと実は思っていました。

私個人についていえば、けっこう幸せな一生を送っていまして、好きなこともできて、なんかこう・・・人生のピークはもう過ぎたかなぁと(苦笑)
このあとは、いつ死んでもいいかな、的な、つまりもう人生の「余生」みたいな境地にいたりします。

でも、栗本薫さんや手塚治虫氏を振り返るにつけ、こんなに、まだまだやりたいことがあって、もっともっと生きたかった人にも「死」って容赦なくやってくるんだなぁと。
奇しくも栗本さんはすい臓がん、手塚治虫氏は胃がんで亡くなっていますから、「がん」って・・・・そんなに簡単に人の命を奪っちゃうものなのか。
忌野清志郎さんも、58歳、喉頭がんでしたね。

む。意外と人生って短いかもしれない。
普段は、うっかり長生きしちゃった時のことを考えて保険とか年金とかの心配をしていますが、もらうときまで私、生きてないかもしれない。というより、あと20年も人生がないかもしれない。

しまった・・・「余生」を生きているつもりではありましたが、そんなに早く終わりが来ることは想定していませんでした。
やりたいことをもっとやっちゃわなきゃな。今更、自ら望んでもいない情報システムの勉強なんかしてる場合じゃないですわよ(爆)。

よりよい「終わり」のための準備を少しずつ始めなくてはいけない年齢になったみたいです。
(その上で、もしも長生きできたならばそれこそほんとの余生ですもの、それはそれとして。)

思えば。
小さい頃に、手塚治虫さんの「火の鳥」を読みました。とっても大好きで、私にとってはバイブルみたいな作品です。
生命・・・未来・・・長く生きたって100年も生きることのできない人間のくせに、はるかな未来やはるかな過去にまで思いをめぐらせることができる幸せは手塚治虫さんのおかげです。

何かそれを受け継いで、私もできたらいいなぁ。夢ですね、うん。

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2009.05.26

四十の手習い

 さてさて、5月から新しいところで新しい仕事をすることになっております。「仕事をしています」とは書けない^^;
 だって何やっていいのか、何をするべきなのかさっぱり分からないんだも~ん。

 というわけで、研修にいくよう命令が下りました。

 け・・・研修(-_-;) 何年もそんなの受けてない・・・
 というか、机に向かって勉強っていうこと自体が・・・いつ以来だったか覚えてないくらいです。

 とはいうものの、出勤しても仕事できない、ただの窓際族よりはましかと、研修を受けにいってまいりました。

 研修を受けること自体は楽しかったです。
 しかしねぇ・・・受けてみて分かるんですが、やっぱ年には勝てないというか、なんというか・・・新しいことが全然頭に入らないよ・・・

 私がやらなくてはならないのは、情報システムに関する基礎知識です。
 何年もユーザーとしてパソコンを使って仕事してますから、エクセルもワードも使いこなせますし、こうしてブログもインターネットもやってますが、仕事としての「情報システム」って全然違います。

 ネットワークアーキテクチャ?
 TCP/IPプロトコル?
 ルーティングテーブル?
 デフォルトゲートウェイ?

 なんだ、そりゃーーーーーー!!!!!!
 研修は確かに受けました。受けましたが・・・なんというか、愕然とするくらいに「なんだ、こりゃ」な世界でした。

 いや、どんな仕事でも初めての仕事はありますが、年をとればとるほど経験は増えてきますからその経験を応用することで、新しい仕事に対応したりもできるものです。それこそが、若者と中年の違い。年齢は経験でカバーする。

 が・・・何これ? 全然、わかんない。全てが新しい。
 研修受けて、上に書いてあるような用語の意味を教わっても「で、今、何をやっているのか」がまったくぴんとこないのです。

 分からないにもほどがあるよな。
 昔、大学でドイツ語やった時の方が、英語を知ってる分、まだとっかかりがありました。
 世の中に「あなたの知らない世界」ってあるのねぇ。
 いや、まだ霊界の方が私には馴染みがあるっ!(爆)
 そもそもが文系の人間なので、情報システムに限らず、技術の話は全く分かりません。そして、これを今から覚えることが何か得になるのかもさっぱり分からない。

 何だか恐ろしい世界に足を踏み入れてしまったようです。
 とりあえず「ネットワークの基礎」に関する研修は昨日と今日で終わったのですが、引き続き「応用」も受けるように言われています。

 大丈夫か、私!?
 
 そういえば、いろんな人に転勤の話をしたら
「BUBIさんてコンピュータに詳しかったっけ?」
 と言われました。
「詳しくないですよ~あはは」
 と笑ってごまかしつつ、素人を配置するくらいなんだから、素人にもこなせる仕事なんだろうと考えておりましたが。どうやら私が来ちゃったところは、本当に「コンピュータに詳しくないとできない仕事」なのか・・・が~ん。

 世の中、知らないことは数あれど、人間を40年もやってれば、真剣に取り組めば分からないことなどあるはずないと思っていましたが。情報システムの分からなさ加減には心底、驚きました。
 まあ、それでもやれっていうんだからやらなきゃしょうがない。

 10月にはITコーディネーターの資格もとるように言われております。
 囲碁で初段になるのとどっちが難しいだろう・・・やれやれ(+_+)

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2009.05.21

♪もしも願いが・・・かなわなかったら

子供の頃から今まで、たくさんの願い事をしてきました。
みなさんもあると思います。普段、意識していなくても、たとえばお正月に初詣なんかしたときに手を合わせて願うことってありますよね。

たくさんの願い事。
もちろん家族の健康とか、今年も1年平穏に過ごせますように、とか、現状維持的な願い事もあるでしょう。
でもたとえば、好きな人がいてその人と結ばれて幸せになりたい、とか。
将来は歌手になって私の歌を世界中の人に聞いてもらうんだ、とか。
もっと単純に「○○大学に絶対受かりますように」みたいな。

「今」はそうではないけど、いつかそうなるんだ的なまさに願い事らしい願い事、のことなんですけれども。

願い事、というのはある意味、賭け、みたいなもんだと思うんですよ。

叶うか叶わないか。

どんな夢だって信じて努力すれば必ず叶うとは言いますが、世の中には、そうでもないものも実はたくさんあります。
中島みゆきさんの歌でもこんなのがありますよ。

♪人生は二番目の夢だけが叶うものなのよ

努力して叶う願い事も確かにあります。そしてそれを叶えるべく努力をする姿はすばらしい。でも・・・がんばっても叶わないときは確かにあって。

叶わなかった時、どうしますか。

私は最近、願い事が叶ったときよりも、叶わなかったときのことがとても気になります。

たとえば、野球少年が、いつか野球チームでレギュラーになって、甲子園に出て、プロ野球選手になるんだといってがんばったとしても、実際はプロ野球選手になれる人はごくわずかです。

叶わなかったらその努力は無駄なのかな?
叶わないならそんな夢は抱かなきゃよかった?

・・・ううん、そんなことない。

夢を追ったり、何かに憧れたり、手に入れたいものがあってそのためにがんばったり・・・もしもその願いが叶わなくても、その努力の過程で、私たちはもしかしたらその願いよりももっともっといいものを手にいれているかも。
そうだったらいい、と思うし、現実にそんなふうに叶わなかった夢を別の形で叶えた人も絶対いるんじゃないかと私は信じています。

・・・いえね。最近、私の親しい友人に好きな人ができたようです。
でも相手の人はどうも・・・既婚者みたいだな~
彼女は言っていました。
「もう、この今の人生には何も期待しない。生まれ変わったら次の人生に期待するよ」
って。よっぽどその人のこと、好きなんだな~ でも・・・

そんなこと言わないで。
誰かを好きになっても、うまくいかないのは私も同じ。
でも、それでもまだまだ人生、終わったわけじゃないんだから。

叶わない夢も叶わない恋もそれを最後まで死ぬまで悔やみながら、この人生を終わるなんてもったいない。

叶わない願いもたくさんある。
でもそれを別な願いにつなげていこう。
そして必ずこの人生でいっしょに叶えよう。

この人生で、ね。

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2009.05.20

落ち込んだりもしたけど私は元気です♪

えー、先日、前の職場の課長が来てくれてとてもうれしかったという話や、自分が意外と知らない人ばかりのところで心細かったんだなぁという話をここに書いたとたん、前の職場の人事担当者が様子伺いにきてくれました。

うひゃ。まいったな、こりゃ。
単なる偶然か、偶然じゃないにしても、直接その方がここを見たわけじゃなかろうと思うのですが(人事がそんなヒマなはずない)、ここを見ていただいているどなたかが心配してくれて気をまわしていただいた可能性がなきにしもあらず、ですので、念のため、書いておきます。

ここに書いていることは、もちろん全部ほんとのことですが、誰でもちょっとばかり落ち込んだり、さみしくなったりすることはありますので、どうかあまり心配しないでくださいね。

宮崎アニメのセリフですが『落ち込んだりもするけど、私は元気です』。

いや、あまり現実世界に反響が大きいと、落ち込んだり、不安になったり、悲しくなったりしたときに、うっかりここに書けなくなっちゃうからなぁ。

・・・なんというか・・・このブログも含め、「ブログ」っていうのは、ある意味、単なる読み物だと思ってもらってかまいません。
趣味ではありますが、私は小説を書いたり詩を書いたりするのをここ10年来やっていますので、このブログも「読み物」として綴っている部分がおおいにあります。

「BUBIさん」という人をまったく知らない第三者が、

「へぇ、こんなことを考えてる人がいるんだな~、面白い」

と思ってもらったり、コメントをいただいたRuccaさんのように

「あ~、あるある。こういう経験、私もしたことある~」

などと共感をいただいたりすることで、日々の励みになったり、明日もがんばろう、という気になったりする。
「それだけ」でいいのですよ^^

もし、これを読んでいるあなたがBUBIさんという個人を特定できたとしても、だからといって何をしなければいけない、ということではありません。「ブログ」というのはそういうものですから。

まぁ、一番いいのは、アニメとゲームと恋愛話ばっかりにこのブログをしておくことなんですが、それじゃ、書いている私も、読んでいる方々もつまらない。
日々、いろいろなことで、嬉しい日もあれば、悲しい日もある。そんな日々のつれづれの総体が、これからもこのブログの在り方でありたいと願っています。

ということで、取り急ぎ、今日は元気なことをお伝えして。
また明日からもがんばります。

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2009.05.19

ケータイは一人ぼっちのときに使うモノ

私のケータイは、昔からずっとDocomoなんですが、新しいケータイに変えてからは「パケホーダイダブル」を設定しています。

パケホーダイダブル、というのは、使う月は4410円が定額であとはどれだけ使っても、パケット代はその金額。けれど、使わない月は490円が定額で、それ以上使ったら、段階的に4410円まで上がっていくという、二段階定額の制度なんです。

最近はとあるケータイでできるゲームにはまってしまっていて、そのせいで上限まで使っちゃっていますが、きっとあきたらほとんど使わなくなるだろうなぁ。

または・・・
先日、ゴールデンウィークに友人と旅行してたときは、ほとんど携帯は必要ありませんでした。実家に帰って親といるときもね。

ケータイって一人の時に必要なものなのだな。
当たり前なのですが、つくづくそう感じました。

ケータイがあまり必要じゃない人は、いつも誰かがそばにいてくれる人かもしれません。
だったら、やっぱり子供には必要じゃない方がいいな。
一人ぼっちに慣れるのは大人になってからで十分です。

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2009.05.15

強がりはよせよ

・・・というフレーズ、中島みゆきの歌のタイトルでもあったな・・・
今日は、誰かにそう言って欲しい気分です。

いえね・・・

連休明けから東京の新しい職場に勤務しております。
死ぬほど忙しいと散々脅されていたし、自分でも覚悟はしていましたが、

「もう若くもないのに、どういうことなの~(泣)」

とかなり弱音を吐いていたせいか、比較的忙しくない部署に配置されたようです。

それはいいのですが、以前やっていた仕事と全く違う上に、かなり専門的な知識を要求される仕事でして、下地のない私がいきなり配属されたからってすぐ仕事ができるわけではなく、ここしばらくはまだ「お客さん」扱い。年食ってる分、新入社員よりも扱いが難しいですな。

ああ、分かってはいましたが。
ここにも先日書いたように、今までの自分のやってきたことがまるで役に立たないことぐらいは。
そこで開き直れるのが、いわゆる40才の強み。

『私にその分野の知識がないことはキャリアからも知れている。なのに、そこに配属されたということは専門的知識はこれから学べばいい、ということだろう』

こういう時は焦っても仕方なく。周り中の人が全部、自分よりもえらい人に思えて、自分だけがだめな気がする・・・(これも中島みゆきの歌にあるなぁ~。「蕎麦屋」という歌です)そういうのも私だけじゃなく世の中によくあること。つまりは錯覚なのよ、錯覚。

と、自分をいろいろ納得させながら、とりあえず自分にできることをしながら、本日も働いておりました。すると、ふと、

「がんばってるね~」

と後ろから声をかけられました。

「か・・・課長~!!」

前の職場の課長でした。たまたま別件で用があってこっちへきたので、寄ってくれたようです。

いっしょの課で働いてたときはいろいろありましたが(職場の人も見てると思うとめったなことは書けませぬ(笑))、なんだかとても・・・いや、思った以上に・・・嬉しくなってしまった自分に驚きました。

課長は一言、声をかけたあと、すぐ帰ってしまいましたが。

・・・う~む。
課長が来てくれてもうれしいなんて。

けっこう、知らない人たちの、知らない場所の中で働いてるのって・・・プレッシャーなのねぇ、私。

♪涙だけは大きなタオルでもあれば乾くだろう
♪けれど心の傷口は自分では縫えない
(中島みゆき「泣きたい夜に」)

さいたまじゃなくて花の東京で働いていても。
まったく新しい場所で、また新しいことを学べることを楽しく思えることはできても。

どうやら、そう思おうとすることが「強がり」であることに、課長の思いがけない訪問で気付かされてしまいました。

まあねぇ・・・長い人生、もっと辛いことやもっと大変なことやもっと悲しいことはあるんだからさ。めげないでいこうぜ。グリーン、グリーン。

でも、今夜はちょっとね。記事を書きながら、まじめな話、涙が止まりません。

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2009.05.12

2万円のTシャツ

 都内への勤務になって、4日目。
 そろそろ、手持ちの服が尽きてきました。

 さいたまに勤務のときだって制服があるわけじゃなし、それなりにいろいろ着て行ってたわけで、都内に勤務になったからって、急に服が入用になるのも変な話なのですが、急に暑くなったこともあって、着るものに困窮し始めています。

 以前は、来客や外出の予定がなければ半そでポロシャツみたいので勤務してたこともありましたが、勝手知ったる職場ならまだしもまだ4日だもんなぁ。

 上着はやっぱり暑くても必要だろうし、スカートもフレアスカートなんかじゃまずいだろうと。
 ・・・あ~、めんどうくさいなー。男性はいいですよね、Yシャツに背広だもん。

 というわけで、今日は仕事帰りに池袋の百貨店にいってきました。まだ5月ですから、夏物が安くなってるわけもなく、高いのは覚悟のうえでしたが、それにしても・・・百貨店の定価って馬鹿高すぎる。

 なにげなく見たブラウスが4万円とかにはびっくり。なんだ、その価格。

 いや、ここだけの話、普段は専らイトーヨーカドーの中国製品でして、百貨店やブティックで服なんか買いやしません。ヨーカドーで買うブラウスなんて10分の1以下の値段ですよ。

 けっこうしまり屋の私は、あまり普段、洋服を買わないので、気がつくと社会人なりたての時に買った服が、まだ現役で活躍してたりします。
 なので、高いものを買っても、それをずっと着られるなら、安いもの。たまになんだから、ちゃんとしたものを買おうと、今日は財布に糸目をつけず、気に入った服を購入してしまいました。

 さすがにブラウスに4万は出せませんが、ジャケットならそれもありかな、と。
 だって、男性の背広だってちゃんとしたのならそれくらいするしね~。
 それが47250円。

 で、ブラウスの4万円を見た後だったのでなんだか安く感じてしまった、ジャケットとおそろいのインナーが19950円。それを2点。

 消費税を含め、しめて87150円。うひょー!! こんな買い物、10年に1度くらいですわ。

 やっぱイトーヨーカドーの方がよかったか・・・と思わないでもないですが、さすがにいいものなので、10年に1度くらいと思って多めに見ることにします。

 しかしねぇ、インナーったって、ちょっとしゃれてはいますが所詮Tシャツですよ。Tシャツ1枚に2万とすると、ものすごい無駄遣いをした気がしてなりません。
 2万もしたんだから、すぐに首がよれよれになったりしないよね。絶対10年着てやるぞ(笑)。

 これをご覧のご婦人方も、多分、1着、4~5千円の服を買うのがやっとのはず。私も普段はそうです。それ考えるといかに暑かったといえど、Tシャツごときに2万も出したなんて、やっぱ、ちょっと・・・

 しばらくは百貨店には近寄らないように致します。
 ちょっとだけ景気浮揚に貢献した、とういうことにしておこう。

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2009.05.10

poem(78)

  『思い出してね』
   
離れると思い出すってあるのかな

きみは今、新しい仕事を探していて
そんな折にふと私のことを思い出し
ずっと同じところで働いていることをすごいと言った

それってそんなにすごいことなのかな
きみが「すごい」という自分自身ののこと
一番信じられないのは私なんだけど
それでも
思い出してもらえるのはちょっと嬉しい

私はいつもきみのことを思い出すよ
スポーツクラブにいくときも駅のホームでも
出張の夜のビジネスホテルでも
デパートのチーズやワイン売り場でも

晴れた日の青空を見ても
夜に星空を眺めていても

どれだけの思いがきみに届くだろうか
もちろん思っているだけでは伝わらない
そう思うからたくさんメールをきみへ送ったね

ねえ、大好きなきみ
いつか終わりの日が来る前に
何かに落ち込んだり、自信をなくしたり
自分がこの世界で
ちっぽけでとるに足らない人間に思えた時は
私のことを思い出してよ

きみを大好きで
恋をしてからのほとんどの日々
きみを思わない日はない私のこと
きみの存在が
私をどれだけ幸せにしたかってこと

いつか遠く遠く離れたら
きっと思い出してね

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2009.05.09

G.W.どこいった~?(パート2)

 八郷のフラワーパークの後は、笠間へ。
 陶芸で有名な茨城県の笠間ですが、なかなか落ち着いたよい町ですね。笠間稲荷という由緒ある神社にもお参りしてきました。境内の藤が有名なんですが、今年は全体に花の開花が早いようで。いつもだと藤はGWが盛りなんですが、訪れた時はもう見ごろが終わっていました。残念。

 GWの笠間ではちょうど陶炎祭(ひまつり)というイベントをやっていました。笠間芸術の森公園のイベント広場でたくさんの陶芸家や陶芸のお店が集まって、作品を並べて売っています。学園祭みたいで面白かったー。
 陶芸には詳しくないので、お店を眺めても、あまり違いが分かっていないのですが、記念に「納豆碗」を買ってみました。納豆をかき混ぜる専用のお碗で、小鉢に取っ手がついており、さらに私が買ったのは混ぜたお箸をお碗にちょっとたてかけておくための輪っかがついてまして。買ってきてから何度か使いましたが、これが超便利。今までよく、納豆をかき混ぜた後、箸をそのお碗の上においておくと転がって、納豆のねばねばが他の食器についたりして大変でしたもの。
 芸術の森公園では、焼き物のカップでコーヒーなどもいただき、いい気分。楽しかったです。

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 その日は水戸に宿泊。翌日は水戸藩の史跡「弘道館」を見学したあと、北上して、常陸太田の竜神大吊橋と大子町の袋田の滝へ。
 竜神大吊橋は渡るのに300円かかるそうなので、渡らずに写真だけとりました。観光用の橋で昔は何もなかったところにいきなり作ったらしい。渡ったらどこにいけるのかしら・・・う~む。
 袋田の滝は、新しい展望台ができたとのことで、その展望台が20分まち。日光の華厳の滝などもそうですが、滝を見るためにトンネルを抜けていくのですけど、その薄暗いトンネルの中で20分待たされるのはけっこう、いや~な感じ。わざと暗くしてんのかなぁ、あれ。
 写真は新展望台からのものです。確かにばっちり撮れますねー。このほかに滝つぼの近くまでいって滝をドアップで眺めることの出来る場所もあります。全国的な観光地だけあって圧巻ですよ~。皆様もぜひ一生に一回は、見に行ってください(特に関東の方)。

 茨城ツアー面白かったなー。この日は午後から雨でしたが、ひたちなかの港の方にいって、魚市場でネタがでっかい回転寿司なども堪能しました。

 一つ思ったのは。
 いつもだと大体、旅行って計画するのが自分であることが多いのです。あそこいって、次はどこいって、って。
 でも今回は地元のドライバーに全ておまかせ。さすが地元だけあって、ほとんど渋滞知らず(もちろん全て一般道)快適な旅でした。
 たまには誰かにおまかせの旅もいいもんだな・・・♪

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G.W.どこいった~?(パート1)

 高速道路料金がどこまでいっても1000円。渋滞必至のゴールデンウィークでしたが、みなさまはどうすごされましたか^^

 混むのは嫌。だけどどっか行きたい。
 というコンセプトに基づき、車の運転ができる友人に相談したところ、友人の地元の観光地に連れてってもらえることに。(ちなみにBUBIは車の免許ありませぬ)

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 友人は茨城に住んでますので、今回は、茨城。写真は、茨城県フラワーパークの藤です。見事でしょ?
 フラワーパークといえば、群馬のフラワーパークはいったことあるんですが、茨城にもフラワーパークってあるんだな~。
 茨城は市町村が合併して、どこがどこやらさっぱり分からなくなっていますが、このフラワーパークは、以前、八郷町と呼ばれた区域にあります。(現在は石岡市)。
 八郷には鉄道が通ってなかったのよね・・・
 関東には長く住んでいますが、一言で関東といってもいろんな地域があって。八郷はいろんな意味で「関東にもいろんなところがあるな」と思わせてくれる土地です。

 フラワーパークは今、シャガが見ごろです。シャガの花はこれです。
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 シャガって聞くと分からないけど、見ると
「あ~これね」
 って思う方が多いのでは。
 この花が山の斜面にいっぱい咲いています。けっこうそこまで上るのがきつかった~(パート2へ続く)
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2009.05.03

最後の日

実は5月から職場が転勤となりました。
さいたまから都内へ、なので、引越しはしないのですが、今まで18年、いろいろ部署は違えど、同じ職場に勤務していたので、違う組織にいく、というのは・・・いろいろ緊張するなぁ~
いや、世の中には転勤が当たり前な人もいますから、たかが一回の転勤で、ぐだぐだ言ってはいかんと思いつつもやはり、どきどきすることに変わりはありません。

実はこの、職場の異動の話、以前にも当ブログにちょこっと書いたことがありました。

そのときはまだ内々の打診だったので誰にも言っちゃいけなかったのですが、ブログに書いたとたん、直後に職場で噂になってしまっていました^^;
つまりこのブログ、職場の人の中にチェックしてる人がいるってことよね・・・うわ~

まあ、当たり前っちゃ当たり前です。公のブログなのですから。その時は、自分の軽率さを反省致しました。

ということで職場の人も見ているのを前提として、転勤の話。(うわ~けっこうプレッシャー)

5月1日はまだ前の職場で、今までお世話になった方に異動のお知らせなどをしていました。

今だから書きますが、けっこう、4月までやってた仕事、私は好きだったかもしれない。
仕事上で付き合いのあった相手先の人たち、みんないい人ばかりでした。
いろいろポカもやらかしましたが、自分が担当したたくさの相手先の人たちに信頼されるために一生懸命やってきました。で、一応、ある程度の信頼関係って築けたんじゃないかと自分では思っています。

今までも転勤こそなかったけど、部署の異動って何回も経験してきました。早いと1年、長くても3年くらいで異動がある職場なのです。

異動があるとね。
今までのことが全部0になる。

同じ職場ではあるけれど、部署が違えば全然仕事の内容が違うので・・・

それまで一生懸命に打ち込んで、いろんなことに悩んで、いつも、どうすればもっとうまくできるのか、考えながらやっているのに、異動でそれが全部0になっちゃう。
今回も・・・いや今回こそまさに、自分が積み上げてきたものって、まったく意味ないじゃん、と思いました。

ちょうど、巷のお父さん方が定年になるのと同じ感覚です。

それまでは職場で頼りにされ、信頼を受け、責任を背負って、懸命に働いている。
でもある日から突然それが0になる。
残るのは一体何なのか。

さいたまの職場においてあった私物を整理し、ロッカーから荷物を出して、大荷物で職場を出る時に、しみじみしてしまいました。

『私の一生って何だろう』
なんてね~

もちろん、日々仕事し、給料をいただいて、毎日を楽しく健康に過ごし、そのまま、最後の日を迎えるのも一つの幸せではあります。

だけど、やっぱり「仕事」はそれ以上でもそれ以下でもない。

与えられた仕事を一生懸命やり、悩んだりもいっぱいして、がんばって、その中に喜びがあって・・・・

でもやっぱり、それ以上でもそれ以下でもない。

まあ、そもそも、人生そのものが、そういうものなのかもしれないので、それを言ってしまったらお終いなんですけども。

これは多分、私が結婚して家族がいても同じなのです。子供はいずれ成長し、パートナーを見つけ、離れていくわけで。

じゃあ、一体何のために私はここにいるんだろうか。

・・・連休が終わり、新しい職場の仕事が始まれば、また、それに一生懸命で、考える間もなくなるのでしょう。
でも「たまにはいいかな」なんて思います。こういうふうに考えるのも。
昔は、年中、こんなことばかり考えてる子供だったのですよ。

だから、もうこういう問いには答えが出ないことも知っています。
そして問いには必ずしも答えが必要ではないことも。

いつどんなふうに、本当の最後の日が来るのか、分かりませんが、結局最後まで答えは見つからなくて、それでも、

「まあ、悪くない一生だったかな」

そう思える・・・とりあえず今、現時点ではそう思えるので、これからもそんなふうに日々を送っていきたいなと思います。

このブログを見ているかもしれない、さいたまの職場の方、大変、お世話になりました。
さいたまにまた戻れるのかどうかまったく先は分かりませんが、また戻ったらよろしくお願いします。

あのBUBIさん(仮名)がこんなの書いていると、現物をご存知の方に知られるとかなり恥ずかしいので、このブログのことはできれば、今、見ているあなただけの秘密にしてください。

そんでもって、いつかまた「BUBIさん、元気にしてるかな」と思ったら、こっそりのぞきにきてくださいね。

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