« 意外と人生って短いのかもしれない | Main | 美女揃いのルーブル美術館展 »

2009.06.04

非婚を語ることはタブーなのだろうか?

今日は、出生率が3年連続増加のニュースをよく目にしました。

無論、よいことです♪よいことですが。

ニュースは、まだまだそれでも出生率が低い、女性が1生のうち子供を生む数が少ない、という論調です。
じゃあ、子供を生める環境を作りましょう、という流れなんですが・・・

なぜそういうニュースのときに「非婚」の問題って取り上げられないのだろう???
なんかタブーなんですかねぇ?

別に語ってもよいと思うのですよ。
無論、昔とちがって、結婚して家庭をもって子供を生んで育てることだけが女性の幸せではなくなったわけですが、なくなったからこそ、いろいろな選択肢の一つとして、結婚して家庭を持つ、という生き方もけっこういいよって、もっと語っていく必要があるんじゃないかと。

女性だけの問題でもなく、男性も非婚率、上昇してると思うのです。
もし出生率増やしたいなら、男性にも家庭を持つことの良さみたいなものを浸透させていかなければいけないんじゃないかなぁ。

・・・うーん・・・
結婚して家庭をもつのは当たり前であり、自然だから、そんなこと語るまでもないと思ってる人たちってまだまだ多いのかしら。
それは甘いと思う、絶対に。

当事者の我々にとっては・・・というか、もう私は当事者からはずれかけていますが・・・出生率、出生率という前に、結婚してないんだから、ニュースのポイントがはずれてるように思えてならないです。結婚してなくたって子供はできることはなくはないですが、現実問題、一人で子供を育てるのは、人手、という面でやはり厳しいし。それに、子供というのは、やはり相手があってできるものだと思うので、相手がいないのに子供だけ作る気にはさすがになれません。(友達で子供だけ欲しいといってる人もいなくはないですがね)

出生率の低下を騒ぐわりには非婚率の上昇のための対策って何もされてないよなー。
まあ、最近は婚カツなんてコトバも流行りだしていますから、だんだん、そういうことが必要になってきているのを気付いている人は気付いているのかもしれません。

私個人も、出産適齢期に子供を作らなかったので、出生率低下のニュースを聞く度に申し訳ない気持ちになります。
というか、単純な話、女性として生まれたからには、自分の子供をもつことはやっぱり憧れます。いろいろ苦労はあるだろうけど、子供を育てるということはやっぱり素晴らしいことだと思いますし。

でも、残念ながら、いっしょに作ろうと思える相手がいなかったもんで。だったら、しょうがないよなぁ。
誰の子供でもいいわけじゃないもんな。

もう自分の問題としては過去のこととなりつつありますが、そのうち、この問題は総括してみようかと。

子供は作らなかったけど、その代わりに何かこの世界に残していけるものを作れたらな。

|

« 意外と人生って短いのかもしれない | Main | 美女揃いのルーブル美術館展 »

ニュース」カテゴリの記事

Comments

タブーってことはないんじゃないでしょうかね.
先日NHKで,『未婚社会』という番組もしてたし.

>結婚して家庭をもつのは当たり前であり、自然だから、そんなこと語るまでもないと思ってる人たちってまだまだ多いのかしら。<

そんなことはないと思いますよ.
単に,どこに焦点を絞ったらいいのか難しいだけなんじゃないですかね.
結婚などさらさらしたくないという人に,出会いの提供について語ったところで意味ないだろうし,恋愛機会がない人に,結婚の良さを語っても「まずは出会いを!まずは恋愛を!」だし.

>非婚率の上昇のための対策って何もされてないよなー。

これは少子化対策より難しそう・・・
この頃の景気悪化で,女性の専業主婦願望が高まっているらしく,そんなところに非婚率を上げないヒントがありそうですね.

やはり,女が稼げるようになったということが,非婚化に拍車をかけていると,わたしは思います.
(それがいいことか悪いことかではなく)

Posted by: とと | 2009.06.04 23:14

拙ブログでも、未婚社会の番組をとりあげたり、出生率上昇のニュースもとりあげました。
私もタブーだとはおもわないですが、結婚=出産増加と単純に結びつくとは思わないので、結婚することを安易に勧めても意味をなすのか?と思うんです。というのも、私の周り、出産前に離婚する友達が多くて(出産後に離婚し、シングルマザーという方も多いですが)。。。
残念な事実ですが、ととさんのおっしゃるとおり、女性が稼げるから、離婚は成立することもあるんですね。稼げなかったら、年金が手に入る熟年まで扶養としてガマンするしかないわけだから。。。同じく非婚も稼げる事が一因でしょうね。
現に「未婚社会」の番組では、女性たちの座談会で、相手に求める年収が400万円以上なのに対し、20代から40代の独身男性の年収平均が200万、400万以上の人は、4人に1人・・・という事実が放送され、女芸が幻滅していました。一方、男性は、全然リーダーシップをとれずに、デート講習なるものを受けていましたし。。。
私は女性なので、男がリーダーシップもとれないで、しかも年収も低くて困る女性の気持ちがすごーくわかりましたが、これって逆に男性は男性で、セクハラにとられないための対策だったり、年収が低い事もしょうがないということが語られていました。こういうミスマッチを埋める(男性はリーダーシップをとらなくても、女性がとってみるとか、年収も男性と女性が逆転する現象があってもいいじゃないかとか)従来の慣習(女は3歩下がって男についていくみたいな)を覆すような妥協案が、非婚率低下につながるんじゃないかと、私は勝手に個人的に思いますが、それにしても解決は難しそうですね。 

それとは別に、ひとつ思ったことが。
>子供は作らなかったけど、その代わりに何かこの世界に残していけるものを作れたらな。

私は、独身でいたくないと思った理由に、私が世の中に残せるものは、仕事ではあまりにたいしたことがない、些細なことでしか残せないんだと痛感し、それだったら、せめて子供を残したいと思いました。
世の中を搾取し、豚肉や牛肉を食べ、実験動物で実験された薬を飲み、自分が生きていく上で、どれだけの命が犠牲になったかを考えさせられ、そうやって人は生きていくのに、自分が何にも生産しなくてどうするか?と真剣に思いました。私はキュリー夫人を尊敬しているのですが、ノーベル賞を取るような人でも、さらに子供を残している。私なんて、ノーベル賞どころか、仕事で残せるものも、本当に他人に役に立っているのだろうか?逆に、利益を生み出す循環のためだけに、空回りし、歯車と化しているだけで、本当に、これが世の中に必要なんだろうか?とも思いました。
なかには、「子供を産み育てても、その子が殺人犯になったら?」などという理由で、子供を産まないという人もいますが、それは確かに間違いではないかもしれませんが、じゃあ、産まない事の方が本当に良いことなのか?とも思います。
これはもちろん私個人の考えですし、子供を望んでも産めない人もいますから、必ずしも、子供を残す事が「最も生産性のあること」なんていうことはいえません。子供以外に残せるものや才能がある人も多いでしょう。たとえ利益の循環だったとしても、それが意味のないことではないともおもいます。
ただ、もし、「産める可能性」があったとしたら、「産みたくても産めない」ことを考慮して、自分に託された可能性にかけてみようという前向きな気持ちは、是非、自分の子供や、若い人にはもってもらいたいなあという気持ちはあります。

Posted by: ちゃい | 2009.06.05 22:52

それともうひとつ。ととさんのコメントで
>この頃の景気悪化で,女性の専業主婦願望が高まっているらしく,そんなところに非婚率を上げないヒントがありそうですね.
とありますが、先日、年金のもらえる予想額が発表になったときに、奥さんが専業主婦の「モデル世帯」が一番割合が多かったんですよね?
この「モデル世帯」すでに、現代のモデルじゃない(現実的に専業主婦より共働きが多い)とニュースでもやってましたが、年金がよりもらえるなら、みんなあえて、専業主婦を選びたいとおもいますよね?
それに、うちは転勤族が多く住むマンションに住んでいますが、みなさん、ほとんど専業主婦です。たしかに転勤した先々でパートや仕事を探すのは、環境にもなれない状態で大変だとは思うのですが、おかげで、転勤族にたいする住宅手当や扶養手当はかなり出るはず。やっぱり転勤に帯同しても「手当てがいっぱいもらえる夫の、専業主婦はやめられないわ~。素敵な我が夫の転勤についていき、家族を支えるこの私の専業主婦と言う職業こそ、すばらしいのよ」みたいにみえるのがすごく苦痛です。私は行く先々で仕事をみつけて細々と働き、そんなところに自分の価値を見出したいと思う、おもいっきりマイノリティですが。。。
ちなみにそんなママ友達に「夫にこっちに1人で単身赴任させて、自分の仕事を続けようか迷った」話をしてしまったときに「帯同しないで単身赴任なんて考えられない。ひどい人」といわれ、「いわなきゃよかった」と思いました。まあ、私が転勤族ではマイノリティで、あくまで専業主婦の人たちがメジャーなので、しょうがないんですが。
若い人の「専業主婦願望」には、「じゃあ、海外勤務や日本の田舎転勤に帯同し、自分は夫の単なる付属品として、その土地土地で環境にあわせ頑張るならいいんじゃない?」と、指南してあげたいです。それはそれでいろいろ辛いっすからね。

Posted by: ちゃい | 2009.06.05 23:13

ととさん、ちゃいさん、コメントどうもありがとうございます^^

「結婚する人が減ってその影響で出生率が下がる」

ということが事実だとして、じゃあ結婚する人を増やすためにはどうすればいいか、という話なのですが、
まあ、ぶっちゃけ、昔、今のように女性が外で働くことが難しかった時代は、男も女も結婚することが当たり前だったわけです。だから女性が稼げるようになったことが非婚率を上げている要因であることは確かなんですが。

でも、もし仮に・・・いや、この間の調査だと仮じゃないようですが、今はもう、女性が専業主婦やりたいと行っても、男性の方がそれはいやだ、と思うようになってきたみたいです。

経済的な問題や、男が妻子を養うという価値観が廃れたせいなんでしょうけど、つまり、女性の側だけの問題ではなくて、男性も含めて、社会全体が「みんな働いて当たり前」になってきてる。
としたら。

「みんな働く」のが当たり前の世界で、じゃあ、子供をどう育むのか。
これがこれからの世の中の一番の問題であるように思います。

私の友人には独身女性が大勢いますが、結婚などさらさらしたくない、という女性はいませんでした。
でも自分にも収入があると、いろんな意味で結婚を選択しない、ということがあるのも事実。

今は単に過渡期なのかもしれませんが、女性も男性も昔の価値観に中途半端に縛られていて、自分も稼いでるのに男性に高い年収を求めたりしてるのがまずいんだろうなぁという気がします。
(ここはちゃいさんと同意見ですね^^)

ただ、心配しなくても、今の若い世代は、私のような世代とはちがって、その辺りをもしかするとうまく折り合いをつけてくれるようになるかもしれない、という気も実はしています。

この間の調査で、専業主婦になりたい女性が増えていることからしても、女性も働くのが当たり前になった時代の揺り戻しが起こっているのかな、と。

面白いですよねぇ。
今にブログでこんな話をしていたことも、今は昔、になるのかもしれませんね。

Posted by: BUBI | 2009.06.06 00:19

BUBIさんとは ほぼ同じ年なので、自分も当事者から
外れつつあります (^^;

男性の意見として、一夫一婦制が問題かなぁとも思います。
自分が二人以上の奥さんを持ちたいってのではないです。
こんな世の中では、自分ひとりで他人の人生を背負えないしってところでしょうか。

成功した男性は、二人以上の奥さんを養っていけるでしょうし、
BUBIさんのような人は、二人以上の人に養ってもらえるとしたら安心して結婚できるんじゃないかなって ^ ^

Posted by: じょえ | 2009.06.08 23:02

じょえさん、いらっしゃいませ♪

「自分のひとりで他人の人生を背負えない」
というのは男性が妻の人生を背負えない、という意味かしら。
それとも、子供の人生を、親が背負えない、という意味かしら。

前者かな、という気はしますが、とすれば、今の時代は、結婚って男性が女性の人生を背負うって感じでもなくて、二人の人間が寄り添いあい、お互い様の関係の中で、一つの家庭を築いていくってことだろうな、と思っています。

問題は、二人でいるより、一人の方が気楽になっちゃったことかな~
一人でもそれで本人がいいなら問題はないはずですが、一人じゃ子供はできないからなぁ。

ちなみに私は、養われるよりも養いたい方かも^^

Posted by: BUBI | 2009.06.09 00:24

難しい問題なので意見は言えませんが、私の息子達のことを参考までに・・・

二人ともアラサー同士で結婚して幼児が計三人、妻達は専業主婦ですが、ずっとそれでいくのかどうかは不明です。いずれも、一緒に暮らしたいと思う相手に巡り会ったわけですが、生活は楽ではなさそうです。それでも幸せそうに見えるのは多分ラブラブだからでしょう。今、高1の時に覚えた英語の格言を思い出しました。曰く、Love conquers all.

Posted by: 春海 | 2009.06.10 00:15

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 非婚を語ることはタブーなのだろうか?:

« 意外と人生って短いのかもしれない | Main | 美女揃いのルーブル美術館展 »