文系人間が情報処理技術者試験に挑戦する
え~mixiやらツイッターやらgoxiやらにはいろいろ書いていますが、昨年の「ITパスポート」に引き続き、今年は「基本情報処理技術者試験(FE)」に挑戦するべく現在勉強中です。
この年でプログラマーを目指してるわけではなく、なぜか昨年から情報システムを担当する部署に配属になってしまったので「基本~」ぐらいはとりたいなぁと。昨年、いくつか研修も受けましたし。UNIX研修などはまさに「あなたの知らない世界」でありましたが・・・
日々、システムエンジニアの人と接する中で
「サーバーって何?」「シェルって何?」「オラクルって?」
なんてところから、仕事をしてきました。
分からない単語は英語の勉強と同じで覚えないといつまでたっても分からないのですが、それ以外に情報処理技術者試験の勉強をしていて気がついたことが一つ。
一昨日「Qさま」という番組でクイズ王バトルみたいのをやっていたんですが、情報システムの仕事は論理的思考の積み重ねです。
要はどう処理するのが一番結果に早くたどり着くのか。
総合的にあらゆるケースを想定してプログラムを組む。どんなデータを入れても問題なく動くかどうかのテスト手順を考えテストをする。プログラムのために専用の用語があるので、それは覚えないといけないのですが、それ以前に「論理的思考ができるかどうか」が情報処理技術者試験で試されます。
逆に言えば、論理的思考ができるなら、試験ではかなり有利です。たとえば。
※※※
15個の玉があります。
ひとつだけ重さの違う玉があります。
天秤測りを3回だけ使って、重さの違う玉を見つける手順を示しなさい。
※※※
なんていう問題があるとして。実はこれと同じような問題が基本情報処理技術者試験の問題にもあるんですよ。
何かを検索するときにどう検索すると早いか。いくつかの検索パターンがあるんですが、どれが一番効率的か?
そういうことをぱっと閃くことがいいシステム開発者になれる。
私はシステムの末端の仕事をほそぼそとしているだけですが、
「××システムで正しい結果が出ないよー。調べて!」
みたいな問い合わせがきたときに、どう解決するかを考えるときにやはりこういう考え方は欠かせません。コンピュータシステムは機械だから論理の固まりだもんな。
なぜ「A」といれて「あ」と出るんだろう?
そこにも論理の積み重ねがあります。出ないとしたら何か必ず理由がある。
私は文系人間ですが、物語を作る人なので、そういう「物事の流れ」に理屈を付けるのはけっこう得意な方です。
それに好奇心もある。分からないものを分からないままにしたくない。
なので、多少は情報システムの部署にいて、問題解決をするのに向いているのかもな。
Aだから「あ」、Oなら「お」。
情報システムにはルールがあって、それに基づいて動いている。
私の仕事は、どうやらそのルールを読み取って、「○○するにはどうしたらいいんだよー」という人に解説をする仕事のようです。
それって何も「技術者」でないとできないことじゃない。まあ、「論理的思考」自体が技術というならそうかもしれないのですが。
分からない言葉は覚えればいい。
アルゴリズムは論理の世界。
うん、「基本情報処理技術者」って何をする人なのか分かってきた。
文系の私でもいけるかもしれないぞ。
少なくとも簿記3級の試験勉強に比べれば、面白い世界なのかも、なんて思います。
10月の試験まであと2ヶ月半。非常に合格率の低い試験なので、受かるかどうかかなり微妙ですが、とりあえずがんばって挑戦してみます♪
(問題の答)
①15個の内、1個だけとって、残りの14個を、7-7に分けて天秤に乗せる。
②重かった方の7個を同じように1個だけとって3ー3に分けて天秤に乗せる。
③重かった方の3個の内、1個とって残りを1-1で天秤に乗せる。
天秤が傾いた方が重い玉です。
※もし①②③のとき、天秤が釣り合ったら、とった1個が重い玉です。
すぐ分かりましたか~?
(2010.7.29追記)
コメント欄でねむさんからご指摘がありました。
一つだけ重い時は上の考え方でできるけど、「重さが違う」とある以上、一つだけ軽い場合もある・・・おっしゃるとおりでした><
試験のときも気をつけないといけないのですが、私の敵はこの「思い込み」だったりするんですよ^^;;;;
実は、この問題、オリジナルは9個でした。
15個まで可能だということなので、このブログの記事は15個で書いたのですが、15個だとどうもその1個が重いのか軽いのか分かってないとだめなようです。悩まれた方ごめんなさいm(__)m
9個の場合は以下でできます。(・・・よね? 穴がありましたらご指摘ください)
①玉を3個ずつの3グループ、A、B、CにわけてAとBを比べる。(天秤1回目)
天秤がどっちかに傾いたら、AかBどちらかに重さの違う玉がある。(同じだったらCに重さの違う玉がある)
②仮にAに傾いたとします。AとCを比べます。(天秤2回目)
つりあったとき→Bに他のよりも軽い玉がある
Aに傾いたとき→Aに他のよりも重い玉がある
③重さの違う玉があるグループの3子のうち二個の重さを比べます。(天秤3回目)
②のとき、他のよりも重いか軽いかは分かっていますので、つりあったとき、どっちかに傾いたとき、いずれも、違う重さの玉を特定できます。
・・・試験でも思い込みに気をつけなければ><
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