今週のサザエさん
9月にとった夏休みの最後の日曜日に、何気なくサザエさんを眺めておりました。
すると今週のサザエさんはこんな話。
○三河屋さんたちが、サザエさんちには配達大賞をあげたい、と話している
○なぜかというとサザエさんちは留守のときがないので、配達を仕事としている人たちはいつもとても助かる
○それを聞くと「家には暇人が多いってことだね」などというカツオ
○家を守るのも大事な仕事なんだという波平お父さんとフネお母さん。もちろんサザエさんもね。
・・・うん。同意です。
いや、ちょっと前までは、ほんと、家にはたいていお母さんがいたもので。
昼間の家に誰もいない家のほうが珍しかった。
今はどうでしょう?
てかいつから、専業主婦希望の女性は、男性に寄生する、なんて見られるようになっちゃったんだろう・・・
と、読売新聞の「発言小町」などを眺めていると思います。
男性視点の発言を読んでいると、
「なぜ結婚したら、俺の金で女性を養わなくちゃいけないんだ」
的な考えをする人が相当数いるみたいだなぁと。今は女性も働くのが一般的になりましたから、やむを得ない流れなんだろうなと思ってはいたのですが、そこで改めてサザエさんなんかを見ると、はっとしちゃうのですよ。
「家を守る」
「家庭を作る」
という考え方自体が男性にも女性にもなくなってきたんだろうな、と思います。
家なんて帰って寝るだけのもの。私は今、独身で一人暮らしですからまさにそうなんですが、サザエさんの時代はそうじゃなかった。
家には家を守り、家を作る人がいた。
その人はいつも家にいて、雑事をこなし、外で働いて帰ってくる人を明るく迎えるのも仕事だった。
もちろん、子供を育てるのもね。
かといってマスオさんや波平さんが子供を育てるのに協力してないかというとそういう感じではないものな。(家事に協力はしてなさそうですが(笑))
今週のサザエさんはこんなふうに続きます。
配達の人たちは、単に留守が少ないというだけでサザエさんちを配達大賞にしたわけではなくて・・・
やっぱりフネさんの配達の人への気遣いや、サザエさんの明るい笑顔に癒される、なんてのもあって。
それは、配達の人に限らず、マスオさんたちも同じなのです。
仕事にいって、会社でいろんなことがあっても家にかえってサザエさんの笑顔を見るとうれしい。会社での苦労も半分になった気持ちになる。
家庭ってそういうところだったし、主婦ってだから、「家政婦」でも「三食昼寝つき」でもなくて、「家を守り、会社とかで働く人を影で支える」大事な仕事だったはずなんだよなぁ。
いや、自分も結婚してないんだからエラそうなことは言えませんし、全ては時代の流れなので、仕方がないんですけど。
私は、サザエさんちみたいに働く人をサポートしてくれる人がいて、いつも帰ってきたら笑顔で迎えてくれる人がいたらうれしいけどなぁ。
もうサザエさんちみたいな家庭ってテレビの中にしか存在しなくなっちゃったのかなぁ。
私はもう女性というよりは働く男性側の立場ですから、その立場で考えてみても、
「俺の金でなぜ他人を養う必要があるんだ」
「養ってやるんだから家事は完璧にやってもらわなくてはいけない」
という発想になってしまった時点でもう、サザエさんの世界はあり得ないわけです。
主婦は家政婦ではないので、金をやって完璧なサービスを求める、的な発想とは根本が違う。
もちろんデリヘルでもないので、性欲を満たす道具でもない。
そこにあってほしいのは・・・「愛」なんだよなぁ~
私、もしかして当たり前のことを書いていますか?(笑)
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