囲碁を打つ幸せ
久々にこのブログで囲碁のことを書きます。
前回の記事はこちら。
囲碁との付き合いは昨年が一つの転機でありました。
それまでずっと、なかなか強くなれないことを「恥」だと思い、だから自分をふがいない、情けない、と思っていたし、だから負ける度にひどく落ち込んでいました。囲碁そのものは好きというよりも、つらく感じることの方が多くて。囲碁を通して自分がまだ成長できる実感を得られることが嬉しくて碁を続けてきたので、成長できなくなったら囲碁を続ける意味がないと、思っていました。
でも昨年、その考えは変わりました。
どうやら私は囲碁が好きらしい。
もう続けても意味がないからやめようとしたのに、2ヶ月も経たない内に復帰してしまうくらいに。
それが分かったのが約1年前のことです。
goxiというSNSを通じていろんな仲間と出会い、囲碁を打ってきてまた1年分、囲碁歴を積み上げました。
実力は1年前とほとんど変わっていません。
でも、逆に言えば実力は落ちてはいないということ。できないことは相変わらずできないし、分からないことは相変わらず分からないけれど、何が分かっていないのかは段々見えてきたような気がします。そういう発見が楽しいし、対局も楽しい。どんな人と対局しても今の自分の実力でぶつかればいいんです。
前は自分の実力が強いのか弱いのかよく分からなくてそれでグラグラしていました。BUBIさんは強いとほめてくれる人はいるけれど、結果に結びつかなきゃ強いわけないと思っていましたし、実際負けることの方が多いので、自分で自分がよく分らなかった。
が、今はもう自分の実力は大体分かっています。
基準が甘い囲碁教室レベルでは1級。
それよりも厳しい碁会所レベルでは4級。
レーティングのあるネット碁だと4級は厳しそうですが、もし今から新たに始めるとして「何級からスタートしますか?」と聞かれたらとりあえず6級くらいから、みたいな感じかな。
(いろんなネット碁会所がありますから、最低ランクで登録しても全く勝てないこともありそうですけど、それはレーティングの方がおかしいということで。もう8年もやってればそのくらいのことは言えます。)
それ以上でもそれ以下でもない自分の実力で相手と掛け値無しに対局すればいい。この安定感は1年ごとにどんどん上達してた頃には分からなかった感覚です。
強い人と当たれば負けるし、弱い人と当たれば勝てる。この当たり前のことさえ自分のレベルが分からなかった昔はなんだか納得いかなかったもんなぁ。
この調子で碁を続けていって、いつか「初段」で打てる日がきますように。それがたとえ10年後でも叶えば、もう何も言うことはありません。
囲碁と出会えてよかった。
「囲碁を打つ幸せ」をかみしめる、今日この頃です。
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Comments
もうこの際!
初段と言わず5段くらい目指して
振り返ったらあの時初段くらいだったな―なんて
思っちゃうのもいいかも♪
Posted by: ゆう | 2011.04.21 23:15