さよなら、東京 さらば、遠き日
4月いっぱいで、二年の都内勤務を終え、元々の所属のさいたまに戻ることとなりました。
通勤時間は1時間から30分に変わるのですが、たかが30分、たいしたことないと思っていました。
が。
やっぱり全然違うな^^;
まったく時間のロスがない感じです。都内から帰ってくるときは1万歩歩くのもあっていろいろ寄り道もしていたし。
ちょっと人生が長くなった気分です。
都内で勤務していたところは何千人という人が働いている本社。さいたまは支局、なので400人くらいしか人がいません。1/10の規模なんですよね。
廊下を歩くと知ってる人ばかりなのがさいたま。
知らない人ばかりなのが都内。
この違いも心理的にかなり大きいです。不思議だなぁ。
2年前、さいたまを出て、いわば初めての転勤。
誰も知らないところに一人で向かうのは、未知の不安と緊張の中でどきどきしていました。自分がそこで何ができるのだろうと。
そして2年間、どうにかやってきて・・・少しは役に立ったのかなぁ、私。いろんな人と出会い、いろんな人にお世話になり、ついでに都内、いろんなところを歩いて周りました。
もともとが千葉や埼玉の出身で、東京の憧れはほとんどなかったんですけど、日比谷公園をウォーキングして、皇居のお堀端を通り、丸の内を東京駅方面に歩いていると、なんとなく・・・笑わないでくださいね。
「もしかしたら、私の人生って今がピークかもなぁ」
なーんて思いましたよ(苦笑)。
もともとちょっぴり人付き合いが苦手な私にとって、知らない人がたくさんいて、だからこそ私でも存在が許されて、ほどほどの緑があり、ちょっぴりの水辺があり、ふとみると歴史的な建物とおしゃれなビルが同居していて、歩き疲れてもすぐに電車の駅があるような、東京という場所は、意外に性に合った場所だったような気がします。
ま、もちろんさいたまも好きですけどね。
そしてこの先、どこへ流れていくことがあっても、それはそれで好きになれる自信はあるのですが。
さよなら、東京。
そして・・・
うん、なんとなく、さいたまに戻ってきて連休を挟んで1週間ほど働いてみると、なんだか、ほけっとしてしまう私です。
これから、またどうしようかな。
折も折、湯山玲子さんの「四十路越え!」などを読んでいます。
(引用開始)
40歳からの毎年の方が、このときはこれをやった、というような自覚的な行動が多いのです。たとえて言うならば、20、30代は同じように忙しかったのですが、ひとつひとつがバラバラで中心に自分がいない感じ。対して、40代のそれらは、すべてに自分の刻印が押され、成し遂げたものや経験に自分の心が入っている、という感じでしょうか。
(引用終わり)
40代からが自分の人生の本番なのだな~と思ったりしました。
どう選び、どう動くか。すべては自分の選択にある。その自由こそ、長いこと、私の核にあったものでした。
どこにいこうと、誰と出会おうと、この心と体一つを持って、歩いていく。
またこれからもがんばります。・・・さらば、遠き日。
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