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2011.06.03

「朗読執事」~高瀬舟~

つい先日、時代に遅れてはならじ、とipad2を購入しました。

1年ほど前からツイッターをやってはいましたが、電話はごく普通の携帯電話。スマートフォンの噂は聞いていましたが、携帯でもツイッターはできるので、これでも十分と思っていました。

が。この間、さいたまの元の職場に戻った話を書きましたけれども、戻っても、やはり都内で働いていたときのつながりでIT関係の部署に着任しまして。
基本情報処理技術者試験も残念ながら受からなかった機械オンチですけど、せめて、中の仕組みはわからなくても、サービスのトレンドくらいは押さえておかねばということで。いつまでも
「スマートフォン? 何それ?」
ではいけませんよね。
ipad2を購入して、さっそく囲碁のアプリをいれたり、ツイッターのアプリを入れたりして遊んでいます。

先日、テレビを見ていたら、おすすめアプリとして「元素図鑑」と表題の「朗読執事」が紹介されていました。

元素図鑑はちょっと高いのでまだ買っていませんが「朗読執事」は無料。さっそくダウンロードしてみました。
「朗読執事」というアプリは、本を朗読してくれるアプリです。文字通り、執事姿の金髪青年キャラクターが本を読んでくれます。

実は、タダだから面白がってダウンロードしてみただけで、そんなに期待してたわけじゃなかったんですよ。
ところが、これ・・・・びっくりした!!!

もともと本は好きでよく読みますが、朗読を聞く趣味などは全く今までなかったんです。

これ、最初から無料で芥川龍之介の「羅生門」のさわり部分が入っていて、執事の読みっぷりを試せるのですけど、うーん・・・聞いてみて、これはすごいと正直思いました。

執事の声、なかなか魅力的ですよ。これが読む「プロ」ってことか・・・

「羅生門」の話は知っていますが、ちゃんと本で読んだことはたぶんなくて、今回、執事が朗読してくれなかったら、読むことはなかっただろうと思います。今では使わない難しい漢字も多いしね。

朗読で読むと、読みにくい漢字も気にならない。
聴いているうちに、もっとこの執事に、難しい文学を読んでもらいたくなりました。

この先からは有料ですが、読んでほしい本をダウンロードしてみました。
朗読メニューはまだそれほど充実はしていないのですが、せっかくなら読んだことがないものがいい。
それも、自分では絶対読みそうにないもの。

ということで、森鴎外の「高瀬舟」を選択しました。どんな小説だか予備知識0です。

「高瀬舟」。みなさん、ご存じですか。

朗読で読んでみて、この作品にもびっくりしました。
鴎外の時代の古い作品ですけど・・・これって、今の時代にも通じている気がする。

そりゃ京都の高瀬川を下る高瀬舟はないし、島への流刑の習慣などももう今の時代はないのですけど・・・

後半、貧しい兄弟の極限のやりとりは衝撃的です。執事が読んでるのをいつしか忘れるほど、作品に引き込まれてしまいました。

・・・心に深く残る作品です。これから何度も何度も朗読で聞きたい。もっともっと、今の時代の人に知ってほしい。

「朗読執事」のコンテンツに「高瀬舟」を選んだ人はいったいどういう人なんでしょうね。
「朗読執事」をダウンロードするような女性にこの作品が向いているとは思いにくいのですが・・・でも私は感動しました。この作品に今、出会えてよかった。

かっこいい執事に目がない女性の皆様。ipadをもしお持ちなら。
「朗読執事」おすすめです。

で、何を読んでもらうかって、「高瀬舟」ぜひ聞いてみてください。

朗読っていいですね。この執事のファンになってしまそう。
誰かにお話ししてもらうなんてもうこの先二度とないと思っていたんですが・・・時代が進むとこんなこともできるようになるんですねぇ~。そのことにもちょっと感動しました。

朗読執事
http://www.rodokushitsuji.jp/

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