「コードギアス 反逆のルルーシュ」
「コードギアス 反逆のルルーシュ」というアニメを有料のネット配信サイトで見ております。
ちょっと前のアニメなので、何を今更、という方もいるでしょうが、そのネット配信サイトで複数話無料キャンペーンをしてたもんで(汗)。
原作がコミックで実写映画やアニメにもなった「デスノート」や、最近ですと貴志祐介の小説「悪の教典」などが好きで、昔は田中芳樹の「銀河英雄伝説」にはまっていた私。
要は、悪魔的に頭のいい主人公が、自らの目的を達成するために戦略を巡らし、敵と対決し、時には人間としての情に揺れつつも、非情に徹して突き進み、最後には破滅する・・・というお話がツボのようです。
「銀英伝」のラインハルトは破滅はしてないですが、あんまり幸せな最後とも言えない感じだものなぁ。
普通の人間には、果たそうと思っても果たせない理想、みたいなものがあります。
もし悪魔的なくらいに頭がよかったなら・・・もちろん、その頭の良さを、地味で難しい研究分野にのみ使えば、トラブルにも犯罪にも結びつかず、巷からは「変人」と見られながらも、そのうちにノーベル○○賞をとったりするような論文を発表して世間をあっと言わせたりするのかもしれませんが、ルルーシュも月くんもラインハルトも、みな、世界を変えようと願い、実際にそれを実現することにその才能を使います。
普通の人間には果たせない理想を、その力で実現する。憧れちゃうな。
そんな彼らに対して、正義面して足を引っ張る人間が出てくるのも定石で。天才でもさすがに人間ですから、正義や情で責め立てられれば傷つかないわけはない。
それでも、自分の信念のために彼らはがんばります。がんばるけど、最後はあまりいい死に方はしない。意外と一番しぶといのは凡人なのかも・・・と凡人代表の私は思ったりします。
だからこそ、世界を変える力を持つ頭のいい人に憧れてしまうのかもしれません。
・・・なんだかんだ言っても日本は今のところまだ平和ですね。
問題がないとは言えないけれど、ルルーシュ達のように自分の力で世界をひっくり返そうとする人はまだ出てこない。「コードギアス 反逆のルルーシュ」の世界では、日本はブリタニアという国に征服され、日本ではなく「11(イレブン)」というナンバーで呼ばれています。それでも変革は日本人ではなく、ブリタニア人のルルーシュによりもたらされるわけで、それも考えてみたらかなり皮肉な話だな。
たとえば昔の田中角栄や今の橋下さんは、もしかするとそういう存在だったりするのかしら。
現実の世界でも案外、世界をひっくり返す計画が裏の方で着々と進んでいたりするのかも?
こんな言葉がありますな。
「強くなければ生きてはいけない/優しくなければ生きる資格がない」
頭がいい、ということは「強い」ということに他なりません。物語に出てくる頭のいい人たちは幸せな結末を迎えることがかなり少ないのですが、強さと優しさを兼ね備えた人、リアルでもどこかにいないものでしょうか^^
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