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2012.04.14

女性30歳定年制?

 読売新聞の「発言小町」というサイトをたまに見るのですが、最近「女性は24歳までに結婚するべき」とか「女性の定年は30歳にして、その分、男性の給料をあげればいいのに」とかっていう意見が上がっています。

 うみゅ。
 まあ、少子化対策ってことなのかもしれませんが・・・
 
 実際問題、今や男性だって自分の収入は自分で使いたい時代。
 男が「女・子供を養う」 なんて価値観はもう古いってことなんだと思うのですよね。
 仮に上記が実現したとして、失業した女性を男性は嫁にもらってくれるんでしょうか。

 こういう意見に、女性が社会進出しているから、その分男性の働き口が減り、男は迷惑してるんだヨ、というすごい意見が出たりもして、一見、そんな気もするんですが。

 なぜ女性も、家庭の主婦として、以外に社会に出て働きだしたのかというと、やはり社会全体として、女性が働かずに家にいるのは「もったいない」という思想が基本にあるのではないかと思うのですわ。

 男性も働く。女性も働く。そうすると単純に「労働力人口」が二倍になる。

 女性の社会進出を奨励し、女性にもどんどん働いてもらって、社会全体として二馬力になり、もっともっと活力ある社会にしていくんだよ、という話。

 女性も働けば女性の消費も増える。
 女性が女性同士で旅行にいったり、おしゃれなカフェで食事したり、ちょっと上質なお洋服を買ってみたり、バックを買ってみたりすれば、その分、経済の発展につながる、というわけです。

 つまり、女性が働いていなかったときと女性も働くようになった今では、経済は発展しているわけですわ。

 ・・・
 ・・・ただちょっとここで考えてみました。

 これを読んでいる人には「そんなの当たり前だよ」と感じる人もいるかもしれませんが、要するに、日本って
「どれだけもうかるか」
 ということが基本で社会全体が動いている。

 たとえば一昔前に、男性は働いている、女性は働いていない、という時代があって、これからは女性も働いてもらえれば、そこに市場が発生し、そこをターゲットとすれば新しい儲け口が見つかった、と。

 高齢者が定年になって働いていないのなら、定年を延長し、高齢者にも働いてもらい、給料を得て、消費してもらえばそこにもまた新しい市場ができる。だからこれからはそこをターゲットにしろとか。

 ・・・うーむ。
 考えてみたら、これってきりがないんじゃないの?と思ってしまうのです。

 国内需要を増やせ、増やせったってねぇ。女性も働き、男性も働き、高齢者も働き、子供にはひたすら教育費をかける。
 
 私は女性も働いて、男性も働いて、高齢者も働いて・・・そういうのが悪いと思ってるわけじゃないんです。
 悪いどころか、多いにけっこう。
 みんなが働いて、みんなが仕事があって、みんなが幸せになれればオールオッケーなんです。なんですが。

 ひたすら、需要のないところに需要を生み出す。

 あなたの生活、こうすればもっと便利になりますよ、こうすればもっといいですよ、だからこれ買いませんか、消費しませんか。
 そうやってひたすら走り続けることを人類の「進化」と呼べるんだろうか。

 ・・・なんかねぇ。いや、それが我々の生きる「資本主義社会」ってことなんだろうとは思うのですが、どーも。
 何のためにどこへ向かっているのか、ちゃんと分っている人はいるのかしらん。

 果ては宇宙開発だって、何かの研究だって「金にならない」からって切り捨てられる。

 私たちってこうして消費し続けて一生を終るのかしら。

 と、雨の土曜日につらつら考えてしまった、というお話です。


 ちなみに最初の、女性が24歳までに結婚すべきとか、30歳で定年にすべきとかって話は、絶対やめてほしいと思います。
 てか、そういう意見をする人って、24歳女なら誰でもいいから、男は結婚したいもんだ、と考えているんでしょうか。そんなことないと思うんだよなぁ。 

 結婚しないで30才で定年になったら、その先、女性はどう生きればいいのでしょ。
 
 私は今のところまだ独身ですが、たとえば30歳で定年になって仕事を失くしてたら、路上生活者になるしかなかったです。

 つまり「仕事がない」から「結婚」、「仕事がある」から「結婚しない」ってそんな単純な話ですか、結婚って???ってこと。

 結婚は、大好きな人と巡り合い、結婚したいと思う人はすればいいし、そうじゃない人はしなくていい。それだけの話で、どっちを選んでも生きていける社会であることが大事だと私は思います。
 少子化対策のためとはいえ、女性には仕事を与えない、なんてありえません。

 ま、結論は誰が考えてもそうなるのですが、いろいろ考えてしまいました。

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Comments

なるほどね~。

わたしも似たようなこと、考えることがあります。
わたしは、『女性は25歳から35歳までは働いてはいけない』と決めればいいのに、って思いますね。35歳になって再就職をするかしないかは個人の自由だけど、とりあえず25歳で全員職業人を引退する。引退中の10年間は出産子育てに充てるのが一般的だけど、たまには相手に巡り合わないまま25歳になっちゃう場合もあって、そのときはこの10年を婚活に充ててもいいし、留学とかしちゃってもいいかも。
で、35歳になって一斉に就活スタートする。35歳の再就職をにらんで、充実した10年間を過ごしていれば、職業人としてはなかなかの戦力ですから、新卒の若い子に負けないと思いますね。
こうすれば何がいいかって、まずは保育所を作らなくて済む。運よく子供預けることができた人だけが、仕事を続けることができて、そうじゃない人は自分の意思に反して、働くことができないという不公平は生まれません。みんな同じように、25歳から35歳までを雇用できない期間にしてしまえば、運に左右された働き方をしなくても済みます。
男性にはわるいけど、女性にそういう特権があってもいいんじゃないかなぁと思うこと、あるんですよ。

Posted by: とと | 2012.04.14 at 23:53

ととさん、いらっしゃい。

うーん、でもその10年無収入だとしたら、非常に困るなぁ・・・食べていけないです・・・留学だって勉強だってただではできない。

親には頼れないし(というか頼っちゃいけないと思うし)国から生活保護受けるのもなんか変だし。

もし、何かその間、無収入になることに対してなんらかの公的な経済的援助があるのだとしても。

なんでそれが女性だけなのかというと、女性がその期間、子供を産み育てるからですよね。

子供を産んでない女性がその期間、働きもせず、援助だけもらってキャリアアップに努めていたら、男性だってその権利よこせ、って話に絶対なるよーな。

運よく好きな人と出会い、運よく結婚して、運よく子供ができた人はいいんですが、私みたいにそうじゃない女性も絶対いるので、そういう女性がその期間、強制的に社会から締め出されるのって、かなりつらいかも(;;)

Posted by: BUBI | 2012.04.15 at 01:11

勝間和代さんがおっしゃってたような気がするのですが、国民1人あたりのGDPは、先進国のなかで低いと。これには女性が働けない環境が影響しているから、もっと女性がはたらけばGDPも増えるっていってたような。
そのころ、働く母としての私は「なるほど」と思い、その理由を正当化することで、自分の居場所を確立できるような救われたような覚えがあります。
でも、BUBIさんのおっしゃるとおり、経済だけの理由で働いて、消費を増やして、便利さを追求して・・・ってそれってどうなのかと、最近では思います。もちろん、大型ショッピングモールは楽しいし、経済による便利さや快適さの享受はたくさん受けていることも自覚していますけれどね。これで本当にいいのか?とおもうこともあります。
 
話はかわって、ととさんの論理は私もちょっとどうなんだろう?と思います。
去年、数名の友人が妊娠、出産したのですが、私の友人なので、すべて40越え。初産も何人かいます。人の人生はそれぞれなので、全員が25歳から35歳まで働かないのってどうなのでしょう?
独身のまま仕事を続ける方もいらっしゃるだろうし(学校の先生、女医とかね)、そういう方も仕事を辞めちゃうってどうなんだろう?
親の介護がある人は、逆に、もっと年をとってから休みたいかもしれません。業界によってはたった1年休むだけでも、劇的な変化についていけない部分があるところだってあるので、理想としては、本人が続けられるように、希望した場合は(辞めたくて辞めちゃう人は別として)、ほそぼそと仕事を続けて、やめずに済む制度があったほうが、現実的かなとおもうのですが、どうでしょう?

Posted by: ちゃい | 2012.04.15 at 12:37

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