人にはなぜ体毛が少ないのか?
皆様、こんにちは。2013年1月14日正午現在、埼玉県南部は強い雪が降っています。
今年の冬はなんだか寒い日が多い気がします。
今日は休みですが、仕事にでかけて、夜、帰る時にあまりの寒さに、ついツイッターでいろいろ愚痴ってしまいます。
その時に考えていたのが、表題の話。
いえ、だって、もっと人間が他の動物のように全身、毛で覆われていれば、寒い時にこんなに困らないはずでしょう。自前の毛がないから、何枚も服を着なくちゃいけない。今は、服はヨーカドーやユニクロにいけば買えますが、過去、人類にとって「着るもの」を調達することってけっこう大変なことだったんじゃないかと推察します。
綿や麻や絹や毛・・・他の植物や動物から苦労して調達し、それを工夫して体にまとわねばならない。
こんな非効率、かつ不利な条件にあるのに、なぜか人類は、生き物ととして、現在、地球上を席巻しています。一体なぜ?
インターネットというのはすごいもので、そういう疑問にもちゃんと素晴らしい答えが用意されていました。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=165188
興味のある方はリンク先をご覧いただきたいのですが、つまり、要約すると、人って動物は、生き物として「非効率かつ不利」であるからこそ、「脳」、つまり「知恵」を武器にして生き残りをはかるしかなかった。
その結果、人の脳はどんどん進化したわけですわ。
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何かに困る。
(どうしよう、どうにかしよう、どうすればいい? え~と、え~と・・・)
そうやって必死になるのが人間。簡単にあきらめたりしない。
そう、たとえば、こんな時も。
(寒いよう、このままだと死んじゃうよう、何とかせねば、火を燃やせ、何でもいいから着るものを探せ、そうでないと死んじまうぞ・・・)
必死に考えて、必死に工夫して、成し遂げたからこそ、体毛が薄くても生き残れた。
きっと寒さだけではなく、そういう危機に遭遇するたびに、何度も何度も、 必死に考えたのでしょう。
飢饉で食料がないときも。せっかく作った田畑が洪水で流された時も。他の動物に襲われた時も。病で大勢の仲間が死に絶えた時も・・・
考えることは、脳を進化させた。
それにより、人類はいろいろな危機にどんどん強くなった。他のどんな生物よりも。
そうして乗り越えたからこそ、私たちの今がある。
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なんか、感動しませんか、この話。
つまり。
人間っていうのは、そうやって生きていくことを選択した生き物なんだなぁと。
何かに困ったり、苦労したりすることは、人間にとって必然なんですね。
人間以外の生き物ならそこで淘汰されていく。
人間はそうじゃなかった。だから生き残れた。そこに「人間」という生き物の素晴らしさがある。
だったら、苦労したり、困ったりすることは、私たちにとって必要であり、それにぶつかった時こそ、人間としての真価が発揮される瞬間なんじゃないですか。
人間ってすごいなぁ。
私は単純にそう思ってしまったのですが、皆様はいかがですか?
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Comments
類人猿の一派が人類に進化したのは脳が発達したためですが、脳が発達したのは必要があったからでは無くて全く偶然の結果だったと考えるほうが合理的だと思います。
肉食動物が狩りをする必要があるのでだんだん筋力をつけ、脚力を付けるようになったという人はいません。ライオンやチータは草食動物を捕まえるために足が速くなったのではありません。初期のライオンやチータは脚が遅かったという証拠はありませんから。またティラノザウルスは初め弱かったけれども必要があって次第に強い恐竜になって行ったと言う人はいません。
大体、必要性で獲得した形質(この場合は学習で発達した知能)は遺伝するのでしょうか????
Posted by: mikoinrp | 2013.01.16 10:53
mikoさん、コメントありがとうございます。
きりんの首が長くなったのは、結果として、首の長い個体が生き残ったためですよね。
その代、一代で首がのびたわけじゃない。
進化は結果でしかないので、もちろん、最後の質問に関する答えはNOです。
人間も然り。
今、「人」という生き物が、こういう状態、体毛が少なかったり、知恵を使ったりする形で生き残ってる。
大事なのはそこだと思っています。
まー私の個人的な意見ですけども。
Posted by: BUBI | 2013.01.17 22:51