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February 2013

2013.02.19

スマフォを買ったらフォトパネルが付いてきた

 昨日、ようやく携帯電話をスマートフォンなるものに変更しました。

 ipadを2年くらい前から使っているので、電話はいわゆるガラケーでも何の問題もなかったのですが、ゲームで連打したせいか、エンターボタンの表面の金具がある日、ポロリととれてしまって。修理に出そうとドコモショップにもっていったら露骨にめんどくさそうな対応。嫌気がさし、エンターボタンは表面の金具がないまま使っていましたが、充電池は寿命が短くなるわ、見た目がすでにボロボロであちこち塗装がはがれているわで。今、新しくするならやっぱりスマフォにするしかないでしょう。

 ドコモなので、いわゆる、しゃべってコンシェルというサービスがついていて、たとえば「明日の天気」としゃべりかけると明日の天気を表示してくれます。

 面白いな。

 ipadでも私は必要最小限しかアプリはダウンロードしないので、スマフォもそうなりそうな感じはしますが、それなりに使いこなす気はします。

 今回ドコモショップへ行ってみて驚いたのですが、私の場合は、なんとケータイ電話の月々の支払よりも、スマフォにした方が安くなりました。
 おお・・・早くスマフォにすりゃよかった。

 もう一つ、表題のお話。

 皆さんはフォトパネルってご存知ですか。
 デジカメなどでとった電子画像を映し出す写真立てで、いっぱい写真を入れておくと、パソコンでいうスライドショー的に次々と表示してくれます。

 もちろん、別に普通はドコモで買う必要はなく、家電屋さんで物によって激安で売ってますが、ドコモのは写真を写し出す写真立てに、通信機能がついています。

 通信といっても、受信専用なんですが。
 携帯電話やパソコンから、送りたい写真をフォトパネルにデータ送信できるわけですね。

 自宅で写真立てに使うなら、別にデータ送信なんてできなくてもいいはずで、これは、たとえば離れたところに住むおじいちゃん、おばあちゃんに、毎日孫の写真を送信する、なんていうのに使うと効果的だそうです。

 私が聞いた話では、とある住宅建築業者は、施工主にフォトパネルをプレゼントして、家が建っていく様子を写真にとって送るサービスをしているとか。

 仕事柄、ITの新サービスはとりあえずどんなものか、使ってみなきゃな、ってことで、タダでくれるそうなのでもらってきました。

 さっそく自宅で、今、パソコンの脇において写真をスライドショーしています。 が。

 これ、離れたところにいるおじいちゃん、おばあちゃん、使えないでしょ^^;
 ちょっと最初の設定が面倒といえば面倒。
 
 おそらく、たまに帰省したときに、結局贈った本人が、設定してあげて、使い方を教えてあげることになりそうです。でもそれなら別に通信機能なんかなくてもいいじゃんという話。

 そもそも、電子写真立て、ずっと電源入れてスライドショーさせとく高齢者のご夫婦がそんなにいるとは思えない。

 おそらく、普段は電源を抜いてどっかにしまってあり、息子夫婦が帰省してきて、
「おばあちゃん、この間、あげたあれ、どうした?」
 と言われたときに持ってきて電源入れたら、息子世帯から送られてきていたメールの写真を一気に受信するとか・・・だから、それなら通信機能なんていらんでしょーーーーーーー

 これ、どれくらいちゃんと使われてるものなんだろうか? 大変に疑問です。

 だからドコモもタダ同然でスマフォとセット販売するのか^^;

 まあ、でも、私は今のところまだ楽しく使っています。
 昨日の今日ですからねぇ・・・さて三日後も私、これ、使ってるかな。

 いろいろ突っ込みどころ満載のフォトパネルなんですが、住宅建築業者の例のように、何かしら、アイデア次第で新しいサービスを創出はできそうな気はするんですよ。

 まあ、しばらくは眺めながらつらつら考えてみることにいたしますわ。

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2013.02.03

「50歳からの孤独と結婚」

 「50歳からの孤独と結婚」というタイトルの本を昨日買いまして一気読み。
 
 一人のフリーライターが上記のテーマを元に、雑誌の取材で婚活パーティや孤独死の後始末の現場に入り、見聞きしたことを書いた本。だから「50歳からの孤独と結婚」についての「評価」はなく、2013年の今現在の「現実」がメインとなっています。

 面白いことに、書いたフリーライターは30代の独身男性。

 「彼」がこのテーマで「取材してみよう、書いてみよう」と思った気持ちが私にはなんとなく分るような気がします。
 ぶっちゃけ、私がこの本を「読んでみよう」と思った気持ちと同じでしょうな。

 私の父は定年を過ぎて63歳で、52歳の女性と結婚しました。
 実の母の病死はその5年前。
 その経験があるので、私はこの本に出てくる高齢者の心情は理解しやすいです。

 男性は女性がいなくなるとがっくりきやすいし、女性は経済的&精神的な安定のためにパートナーを求める。
 ・・・今の私の一回り上の世代の方々だからなぁ・・・
 まだまだ結婚しない男性も女性も少なかった時代の人たちだし。
 (パートナーが欲しい)という思いが、私の世代よりも切実だとしても不思議はありません。
 彼らにとっては「結婚」が当たり前。だから互いの利益が一致すれば結婚に至る。

 本の最初の方には、婚活パーティで出会い、幸せな夫婦として老後を送っている高齢者のカップルの話が出てきまして。
「へ~、そういう出会いもあるのねぇ」
 と意外な思いで読み進めました。

 が、本の最後、エピローグには、そうした婚活でパートナー探しにチャレンジした後に結局は「婚活をやめた人たち」の話が出ています。
 独身の私にとっては彼らの話の方がとてもしっくりきます。

 一人の人がインタビューに答えてこう言います。
 婚活パーティに集まる人たちは「みんなが打算的」。自分も無論その一人で「ばかばかしい」と気付き、相談所を退会した、と。

(引用開始)
 ひとりで生きる強さを身につけ、多くの同性、異性の友人を持ち、互いがより豊かな毎日送れるように交流を深める方が好ましい
(引用終わり)

 まったくそのとおり、と感じます。

 結局のところ、若くても中年でも高齢者でも、この問題に違いはないんだなぁ。

 うまく一緒に暮らせるパートナーと出会えて、その後の人生を幸せに送るカップルもいる。
 「愛」だけじゃなくて「打算」がそこにあったって、まあそれもよいでしょう。
 だけど、それだけが幸せってわけじゃない。

 本には、恋愛をしたら高齢者の身体的な不具合や痴呆が改善した、という話も出てきますし、孤独であるがゆえに犯罪に走ってしまった高齢者の例も出てきます。

 それも一面の真実ですが、だからって結婚さえすれば全てが解決する・・・とはもちろんこの本には書かれていません。だからエピローグでその道を選ばなかった人たちの話が書かれているのでしょう。

 恋愛とそれに連なる「パートナーと共に過ごす生涯」の効用は認めます。
 しかし、それはあくまでも「結果」であって「手段」ではない。

 私の結論はやっぱりこうなります。

 このテーマで「取材してみよう、書いてみよう」と思った、30代後半の男性と、今これを書いている私がこの本を「読んでみよう」と思った動機はたぶん同じだろうと、この記事の最初の方に書きました。

 それはおそらく・・・独身者がみんな一度は考えているテーマだと思うのですが、

(このままでいいんだろうか)

 という漠然とした不安です。だから自分の行く末を知りたくなる。50代、60代になったときに自分がどうなっているのか。

 50代、60代になってもパートナーと巡り合った人たちの話を読むとちょっと安心するでしょ(笑)

 でも、読んでみて分かったのは、結局、何歳になっても、同じなんだ、ということ。
 出会える人は出会えるし、出会えない人は出会えない。
 そして「打算」を「ばかばかしい」と感じたら、婚活なんてできやしない、ということです。

 もちろん、打算抜きで出会えてる人も世の中にはいるんでしょうが、確率的にはめっちゃ少ないんだろうな~
 インタビューに答えていた人と同様、そうは言いながらもどこかで自分も打算的になっているのは、もちろん私も同じですしね。
 
 でも・・・なかなか、この本、面白かったですよ。
 高齢者の結婚、再婚、出会い、などに興味のある方、ぜひご一読を。

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