poem(101)
「もう一度」
この夜空をきみも見上げているだろうか
それとももう夢の中だろうか
生きることが苦しくなるほど人生が長くないことが
救いだと思える日が自分に来るとは思わなかった
この苦しみは長くは続かないだろう
息が止まりそうな昼も
眠れない夜も
きみを思うことでもうしばらくは元気でいられる
いつだってあの日に還れる
そうやって最期の日まで
私は生きていく
願わくはきみの眠りが
この夜も安らかでありますように
そしていつかもう一度
夢の中でいい
きみに会えますように
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