オランダ&ベルギー2014 その①
夏期休暇では海外旅行にたまに行くのですが、今年は人生で初めて「GWの海外旅行」に挑戦してみました。次にチャレンジしたいのは年末年始の休みに海外旅行。冬に海外旅行をしたことはまだありません。私もまだまだよね・・・なんてね。
今回の旅行もクラブツーリズムの一人参加限定ツアーに参加したものですから、周りが旅行の熟練者ばかりで余計そう思うのかも。私は、前回のスイス旅行は震災の年、2011年だったので今回は3年ぶり、スイス旅行の時はその前のドイツから4年ぶり。それでも周囲からは「毎年海外旅行に行っている」ように思われ、贅沢三昧をしているように言われがちなのですが、今回のようなツアーに混じると私はこれでも「それほど海外には行ってない」方に入ります。毎年どこかしら海外に行く人ももちろんいますし、たまたまお聞きした人は1シーズンに1回、つまり年4回は海外に行く、次ももう決まっている、なんて人もいました。すごいなぁ。格差を感じるな~。
なんて、いえいえ、上を見ればいくらでも上はいますが、私も自由になるお金や時間をある程度確保できる身の上なのですからそれこそ贅沢を言ってはいけません。今回はこうしてまた行ったことのない国を訪れることができてHAPPYです。
一人参加限定ツアーは前回のスイスに続き二度目です。
思い立った時に、自分さえ旅費と休みの算段さえつけば行かれるのがこのツアーのよいところ。ツアーなので下準備もほとんど必要ないんです。
それにGWってたいていいつも暇なんですよね。
ましてや今年は…このブログではあまり経緯を書いていませんが、昨年の10月から仙台で勤務していまして、当たり前のように近場に友達がいて都内の美術館やイベントに出かけていくなんてこともできませんし、ましてやGWにでかけるのなんて普段よりも混むし、旅行も割高だし、と友達にも振られ、どうしようかと考えていたところ、5月1日出発というGWにぴったりのツアーを見つけました。オランダやベルギーに特別興味があったわけではないのですが(おいおい)、まだ行ったことないし。5月1日出発の今回のツアーは、花パレードというお祭りの見学が行程に入っていて、そういうのを見られるというのも1年に1度、これは行くしかない、という感じでした。最初、ツアーを見つけた時は迷っていたのですが、二度目にチェックしたときに残席1になっていたものですからこれはもう「運命」ってことでしょう(女性は「運命」という言葉に弱いw by夜神月)。
私は以前より予習派ではなく復習派だということを自覚しています。行く前にはほとんど下調べもせず、帰ってからこうして思い出に浸るタイプ。オランダやベルギーのことも帰ってからちょっと調べました。
オランダとベルギーの両者はEUの中でも特に関係が深く、これにルクセンブルグを合わせて「ベネルクス」と呼ばれています。関税同盟を結んでおりパスポートなしで自由で行き来ができるし通貨はユーロ。16世紀から17世紀前半にかけて栄えたオランダはその後英国に海の覇権を奪われてしまい、第二次世界大戦ではドイツに占領されてしまう…オランダ旅行の初日、「アンネの日記」のアンネ達が隠れ住んでいた家がアムステルダムにあり記念館になっていて、そこをツアーで訪れたんですが、アンネの日記がそこで書かれたことを私は知らなかったのでびっくりしてしまいました。
アムステルダムにアンネのお父さんが経営していたジャム工場があって、その裏側に秘密の家を作り、ユダヤ人であるアンネ達はそこに隠れていました(後にジャム工場は表向き、協力者の名義になる)。昼間は工場に働く人たちに気づかれてはいけないので、トイレの水も流せず、文字どおり息を潜めて生活する毎日。夜は多少息がつけるものの外には出られない。そんな生活を二年間過ごしましたが、最後はドイツの秘密警察に見つかってしまいます。
アムステルダムに行くと、アンネ達が暮らした建物に入って中を見学できます。私が訪れた5月2日はものすごく多くの人が見に来ていて、朝一番に行ったのに寒い中で1時間待ち。現地ガイドさんの話ではいつもこんな感じなんだそうです。
日本では、図書館の「アンネの日記」が破られたりしてニュースになりましたが、海外でもアンネ・フランクへの関心が高くてちょっと嬉しいです。
ユダヤ人というだけで迫害される。それがそんな古い時代の話ではないことが怖い。人種や生まれによる差別は、いつ、自分が「される側」の人間になるか考えたら「する側」には立てないはずなのですが…いや逆かな。「される側」になるのが怖いから「する側」になろうとするのかな?
アムステルダムを訪れることがあったら混んでるけどぜひお立ち寄り下さい。下の写真はアンネの銅像です。
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