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2014.05.27

poem(105)

 「アリア」

涙は重く低く流れる
悲しみは胸の底で凍りつき
外へ叫ぶ力を持たない

失ってはならないもの
それは人それぞれにあるのだろう
本人にさえそれは分からないのだ
失ってしまうまでは

永遠など有りはしないことを知っていても
私たちは生きることを急いだりしない
そして「諸行無常」という言葉で
自らを納得させようと試みる

それでも
おそらく失ってはならないものはある
それを認めたくなくて
悲しみは心の底で封印される

友よ
遠いあの丘で
朝の黎明を待つ私を見かけたら
一言だけ声をかけてもらいたい
「人、還る場所はみな同じなのだ」と

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