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June 2014

2014.06.22

W杯サッカー2014でのドイツの戦い(その1)

 2014年のW杯サッカーでは、ドイツはG組で、ガーナ、アメリカ、ポルトガルとの対戦となっています。
 第一戦はポルトガルとで、相手がポルトガルでもドイツの初戦は恒例(?)のゴールラッシュ♪ 4-0でドイツの勝ち。すごいわー。内、3点がミュラーの得点で大会初(今のところ唯一)のハットトリックです。

 この大会は前回優勝のスペインやイングランドが早々にグループリーグで敗退が決まってしまうという番狂わせの多い大会となっています。
 やっぱりブラジル大会ってことだから南米有利なのかな。
 前回南アフリカ大会では、南米チームが次々と消え、ヨーロッパ勢が上位を占めたのだけど、今回はその逆になってますね。・・・いやまだ分からない。決勝トーナメントでベスト4くらいになってから、もう一度そこは見てみましょう。
 ただ、スペインには前回、ドイツは負けてるので、早々に強敵が消え去ってくれたことを喜ぶべきか。なんとも複雑です。

 本日のグループリーグG組、ドイツの第二戦は、ガーナとの死闘。
 先制点こそドイツだったけど、途中で逆転され、ヒヤッとしました。てか、前半0-0で、前半にジャカスカ点が入った第一戦とは違う展開。後半急にスコアボードが忙しくなりました。
 でも・・・ガーナに追いついたドイツの二点目が、なんとクローゼだったんですよ♪
 クローゼ、日韓ワールドカップから見てるからなー。ふふ、元気で何よりです。宙返りも披露してくれたし^^ うれしいな。
 フル出場でなく、途中交代で出たのですが、ちゃんとこうして得点しちゃうところは日本の本田みたいに、いわゆる「もってる」選手なんでしょう。おそらく今大会で、Wカップでは見納めになってしまうでしょうけど、それだけに今日のゴールはうれしかったなー

 その後も何回かドイツはゴールチャンスがありました。
 もう1点とって勝ち点3にしてほしかったけど、終盤、ガーナとは、入りこそしなかったけどお互いに互いのゴールに迫るものすごい死闘。ドイツにも得点してほしいけど、失点のがもっと怖かったので、最終的にドローで終われたことにはほっとしました。最後、ミュラー、流血してたけど、大丈夫かしら。

 グループリーグ最後はアメリカ戦。6月27日かー。今日は日曜だから、朝4時からリアルタイムで見られたけど、次も見られるかなー。ドイツの活躍はまだまだ続きます。

 日本は・・・本日時点で1敗1引き分けの勝ち点1。ずっと崖っぷちが続いています。勝敗はともかく、今日のドイツ-ガーナみたいに、相手と最後までぎりぎりの死闘をするようなゲームは日本は無理なのかしら^^;
 グループリーグの最終戦なので、悔いのないよう、日本のベストを出してもらいたい。がんばれ。

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2014.06.15

またこの季節がやってきた

 普段はサッカーには興味がなく、正真正銘のにわかミーハーファンの私。W杯の時だけ、なぜか盛り上がってしまい、ブログの記事も、過去、W杯関係でいくつも更新をしております。

2010年W杯「2010年W杯サッカー・備忘録」

2006年W杯「10年後のフェアプレイ」

 今年も始まりました、W杯サッカー。2014年、ブラジル大会です。
 日本チームは一応(?)応援してるんですが、個人的にドイツファンなもので、ドイツにも注目しています。
 ドイツは前回も前々回も3位。決勝に行けないんだよなぁ~。
 前々回はドイツ開催でホームだったというのに(>_<)

 このブログは2004年から始めたので、その前、2002年の日韓大会の記事はないんですけど、当時、私はさいたまに住んでいましたので、ブラジルチームが泊まっていたホテルのスポーツクラブに通っていて、ブラジルチームとプールでニアミスしたりしたのがいい思い出です^^

 2002年当時も当然、ドイツを応援していました。
 GK、守護神カーンが大好きで。クローゼも出てたなー♪ バラック、ヤンカー・・・ああ懐かしい。
 この年の決勝が、ブラジルVSドイツで、ドイツは惜しくもブラジルに敗れてしまいました。

 なので、ある意味、ブラジルで開催される今大会は、ドイツにとっては(というか、私が個人的にか!?)因縁の対決。今大会こそ、ブラジルのホームで優勝して、ドイツの強さを世界に見せつけてほしいです♪

 でも、2006年にドイツを破ったイタリアも、2010年のスペインも、強いんですよね~
 いえ、こう書くと分るでしょう? 過去3大会とも、ドイツに勝ったチームが優勝してるんです。

 栄光の頂点まであと一歩。ホントに惜しいんだよな、ドイツ。
 生きているうちになんとか、ドイツのW杯制覇を見たいものです。
 がんばれ、ドイツ!!

 今日は負けちゃったけど、一応日本もね^^;
 いや、本田のゴールはすごかったですよ。ただ、コートジボアールがやっぱ強かった(>_<) 今日の試合では、ドログバって人の存在感にびっくりしてしまいました。出るだけでこれだけ空気を変えてしまう神様みたいな存在ってホントにあるのね。またドログバ出るかなー。コートジボアールの次の試合も見てみたくなりました。
 

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2014.06.06

「アナと雪の女王」を見て

 大ヒットのディズニー映画「アナと雪の女王」を6月の映画の日に見てきました。
 いつもならYahooの映画レビューに感想を書いたりする私なんですが、どうもこの映画に関しては、なんとも感想を書きにくく、しばらく間をおいていました。

 ・・・なんとなくモヤモヤするんです。そのモヤモヤの正体が自分でもよく分らなくて、未消化のまましばらくたったのですが、今日また松たか子の歌う「let it go~ありのままで~」をダウンロードして聞いていて、もやもやの正体を突き詰めてみることにしました。

「let it go」の意訳として「ありのまま」がいいのかどうか、なんていう記事もネットで読みましたが、私は映画を見て、合ってるなと思いました。合っているというかそのまんま。Youtubeでも流れていますが、雪の女王であるエルサがこの歌を歌うシーンは、画像も合わせてまさに名場面です。

 だからこの映画の本質もここにある、と自然に感じます。

 ツイッターで映画を見た直後につぶやいた私の感想は
「女性が、自らの可能性を殺し、自らの能力を存分に発揮したら孤独になるしかない、という話だとしたら、一昔前の日本にぴったりのストーリーなのだけど、今の時代にも受けているということは、まだまだ、女性は解放されてないのかなー」
 だったのですが、この感想にはいくつか異論が寄せられました。

 異論の多くは「女性うんぬんがテーマじゃないんじゃないの?」というもの。
 この映画に限らず、作品を見た方がどう受け取るかはいろんな感想があっていいと思うのですが、異論があるということはつまり、私自身にこの部分に何らかのこだわりがある、ということです。

 ありのままに生きる、ということ。
 それに伴う「孤独」ということ。

 大好きな中島みゆきさんの歌に、もうだいぶ古い歌ですがこんなフレーズがあります。

「自由に歩いていくのなら一人がいい
 そのくせ今夜も人の戸口で眠る」
 
 みゆきさんも「人とともに生きる」ことと、「自由」や「ありのまま」の相反性にはもう古くから気づいていて、歌にはカタチを変えながら、何度もこのテーマが登場します。

 引用した歌詞は「友情」という歌。十代の頃から、ずっとずっと、この歌は私のテーマみたいなものでした。

 なんというか、つまり・・・
 これって私自身にとっての命題なのです。

 エルサが自分の力と向き合い、もう隠すこともおびえることもせず・・・でも誰かといるとその力で傷つけてしまうから、遠いところに一人で生きることを選択する。

 そういう生き方って「理想」なんですよ。
 私自身もそう思って生きていたから。
 
 もちろん、私には魔法の力なんてないですけどね。でも誰も傷つけたくないし、私の場合は自分も傷つきたくなかった。誰もいない山の中で、一人、生きられるなら・・・ああ、これもみゆきさんの舞台にあったなぁ~。大好きだったコミック「はみだしっ子」でもグレアムが言ってたな~(←グレアムは山の中じゃなくて南極ですが)。

 それで、私もずっと、結局人間は死ぬときは一人なんだし、それを恐れることは何もないのだとそう信じてきました。
 ありのままの自分と向き合い自由に生きられるなら、それと引き換えに背負わなければならない孤独なんてどうってことないと思いながら。

 が、しかし。
 本当にそうだろうか?って話です。

 「アナと雪の女王」は「本当にそうだろうか?」と問いかけている話だと思います。エルサに感情移入すればするほど、それを強く感じます。

 つまり私にとって「痛いところを突かれた」っていうこと。だからもやもやするのですよ。

 運命の出会いをしたつもりになって、ろくでもない男とその日に結婚を決めてしまうアナ、こちらの事情や思いは何も知らないくせに、自分の望みだけ押し付けてくるアナ。そして「冷たい」だのなんだのと責められて、もううんざり。彼女の幸せのためにももう距離を置こうと離れたのに、しつこくついてきて帰らないと言い張り、その結果、またエルサはアナを傷つけることになって、何なんだよ、と。

 もうね~、全部、自分の話に思えてきて仕方ないのよね~(苦笑)

 誰しも、自分が正しいと思っている価値観を揺らがせる何かや誰かに出会うと、うっとうしく感じるもので、それは相手のせいではなく、自分自身のこだわりのせいだったりすることが多いわけです。

「アナと雪の女王」はまさに私にとってはそういう話。

 超、個人的な、自分の核(コア)の部分に接する話ですので、こりゃ感想といってもYahooレビューに書けるような話ではありませんわな。

 でも、おそらく。私と同じように、かどうかはともかく、似たような感じでエルサに自分の思いを重ねる人が多いからこそ、この映画はこれだけの大ヒットになったんだろうな、と私は思っています。

 「自由」と「孤独」か・・・
 究極的にはこれが解決できない限り、おそらく結婚しない男女はこれからも増える一方だし、結果、子供も増えないだろうなぁと思えてなりません。
 
 エルサの魔法の力が「愛」によって人々と融和を果たしたこのお話は、あくまでもおとぎ話なのですが、現実の私たちにも何かうまい解決があると本当はいいのですけどね。

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