poem(107)
日曜の昼下がり
最近は毎日 あまり物を考えず
目の前のことに追われて時間だけが経っていることに気が付く
昔はもっといろんなことを考えていたはずなのに
人類の未来とか
こうして何も考えなくなって
人は年をとっていくのだろうか
なんだか怖い
「アルジャーノンに花束を」という小説を思い出した
知能指数が一時的に一気に上がるけれど
また元に戻っていく主人公の一人称の小説
知能指数が上がるといろいろなことが理解できて見えてくるけれど
下がると何も分からない世界に戻っていく
見えていたものが見えなくなる・・・
分っていたことが分からなくなる・・・
その恐怖
でも最後はその恐怖さえ分からなくなって消えてしまう
自分が何を考えていたかさえ思い出せなくなってしまう
自分もそうなるんだと思うと
とても怖い
でも
そうやって私たちは日々
死に向かって歩いていくのだろう
まだ見ぬ未来を想像して不安になり
死を恐れることがなくなるように
ならば
恐れてはならないのかもしれない
今日という最後の日に
できるだけのことを
未来の自分のために残していくことしか
私たちはできないのかもしれない
生きてみようか
「今日」という最後の日を
ただひたすら
未来の自分のために
未来の私たちのために
Comments
こんにちは。
初めてのコメント、失礼いたします。
今回の記事、とても共感する部分がありました。上手く書けませんので、はしょりますが・・・。
私の、この変化も、悪くないかな、と、今は思っています。
・・・それから、BUBIさまの読書記録、いつも拝見しています♪ アルジャーノンも最近読みましたが、感慨深い内容でした。
Posted by: じゅんじゅん | 2014.08.02 18:46
じゅんじゅんさん、いらっしゃいませ~♪
じゅんじゅんさんは仙台なのですよね。
私は昨年、仙台にきて10か月経過したところですが、仙台、とても気に入っています。
じゅんじゅんさんのランチパスポート日記、参考にしたいと思います♪
Posted by: BUBI | 2014.08.03 16:59