その1ではグループリーグで2戦終わったところまで記載しました。
その後のドイツの戦いは、まずグループリーグ最後のvsアメリカ戦は1-0で勝利。終わってみればグループリーグ1位抜けでした。
決勝トーナメントに進み、初戦はアルジェリアと。延長戦までもつれ込みましたが2-1で勝利。
準々決勝はフランス、前半に上げた先制点を守り切り、1-0で勝利。
決勝トーナメントでもコロンビアのハメス・ロドリゲスとかブラジルのネイマールとかアルゼンチンのメッシとかが派手に取りざたされる中、相変わらず地味で、ノイアーのスーパーセーブばかりが話題になるドイツですが、着実に勝ち上がるその実力はさすがです。
アルジェリアやフランスには負けないと信じてたわ。
一方、ハメス・ロドリゲスのコロンビアとネイマールのブラジルは準々決勝で対決。
準々決勝はこちらのカードが私としても注目でしたが、結果はブラジルの勝利。
でも、なんとこの試合でブラジルのエース、ネイマールが脊椎骨折で今大会の出場は絶望的となってしまいました。
ブラジルとは過去、日韓W杯の決勝で当たりドイツが負けています。
その雪辱戦ってことで、決勝トーナメントの組合せを見た時から、今大会では準決勝でブラジルに勝って決勝へ進んで欲しいと願っていました。
その意味では準決勝の相手がブラジルなのは予想通りの展開でしたが、相手のエースが負傷で不在という事態には少々複雑です。
でもな~。今回はブラジルがホームですからね。
ネイマールを欠いて、逆に結束力を増し、ネイマールのためにも、という意気込みで来るかもしれません。油断禁物。
相手がどうだろうと、自分達ができる最高のパフォーマンスで戦う。それでこそ我がドイツです。
という勝負の一戦。
ドイツにとっても大事な一戦となりました。
始まる前はまた0-0で延長やPKでドイツが辛勝くらいになるんじゃないかと実は思っていたんです。
けっこうそう思っていた人、多いのではないかな。
ところが、日本時間で7月9日AM5:00からスタートした試合では、予想もできない展開になりました。
まずは前半11分、コーナーキックからミュラーが先制。
これはすばらしかったな~
先制したドイツは強い。この1点を守れれば勝てるので、ほっとした瞬間でした。
しかしその12分後。ミュラーのパスから今日スタメンのクローゼがシュートを決めます。
この前のフランス戦でもクローゼはスタメンで出ています。いやぁ、クローゼってコートジボアールのドログバ的位置づけなのかと実は思ってたんですよ。ピンチの時にやってくるヒーローね。
でもそうじゃなくてスタメンで使ってくるレーヴ監督の意図の深いところは分かりませんが、私は単純におなじみのクローゼが活躍してくれるのが嬉しい。
シュールレみたいな若いストライカーの活躍も嬉しいけど^^
クローゼはこれで、W杯通算得点記録で1位となりました。
やったね♪
2点も入ったらさすがにブラジルはきついです。
それで緊張の糸がプッツリきてしまったのか、その後、ブラジルはどんどんボールを奪われ、立て続けに3点をドイツに献上。
5点目が入ったのが前半29分でしたから、もうこの後何点入るのか見ちゃいられない試合になってしまいました。
とりあえずゴールラッシュは5点で終わり、後半に続く、となったので、ほっとしましたけども。
5点か・・・
1点では分からない。2点でかなり有利、3点あればまあほぼ勝利確定(だけどまだもしかするともしかする)、リードが大きくなればなるほど、確実な勝利に近づくのは確かで、でもさすがに5点なら。いわゆる「とどめ」ですな。
さすがはドイツ。息の根を止めるまでは徹底的にやる。
その油断のなさが嬉しいです。
後半も取れる時は点をを取ってくる。
ノイアーだって簡単には点をやりません。
2点を追加し、後半のアディショナルタイムで1点はブラジルに取られ、7-1で終了しました。
ゴールキーパーのノイアーだけでなく、もともとドイツは守備も強いチームです。1点を守ってしのぎきるゲームだってしてきました。おそらく決勝はオランダ、アルゼンチン、どっちが出てきてもそういうゲームになるでしょう。
7点も取られて6点差じゃブラジルもぐうの音も出ませんわね。
ネイマールがいなかったから負けた、そりゃそうかもしれませんが、そう言われるならそのとおり、だから7点もいただきました、という話。
この完全勝利ぶりにしびれます。
この試合がある前にネイマールの負傷シーンなどをテレビのスペシャル番組で何度か見ました。
バスケットマンガですが、かの桜木花道くんも背中を負傷して、リハビリにかなり長い時間がかかっていたな。
ネイマールは全治4週間ですから、比較したらたいしたことはないですが、ぜひ誰か日本のコミック、「スラム・ダンク」をネイマールに紹介してあげて欲しい。
花道くんが負傷した後、次の試合で湘北はうそのようにボロ負けしちゃったんですが、それも今回のブラジルチームに重なります。
それでも・・・必死で練習してきたことがリハビリの期間でまたやり直しになってしまっても・・・
花道くんはくじけずにまたバスケを続けたことでしょう。
ホームで優勝できなかったのはドイツも同じ。
勝負というのはそういうものです。
また4年後、ネイマールやハメス・ロドリゲスに会えるかと思うと、ちょっと気が早いですが、次のW杯も楽しみになってきました。
が、まずは今大会でドイツにてっぺん取ってもらいましょう。あと残り1戦。
がんばれ、ドイツ!!
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