酒と泪と男と女
都議会でのヤジに関するニュースが話題となっていますね。
女性議員が晩婚化対策について発言していたところに
「早く結婚した方がいいんじゃないか」
などというヤジが飛んだとのこと。夕刊フジのこちらの記事によると、女性議員が少子化対策を議場で発言すると「お前が産め!」とか言われるのはお約束とのことです。
・・・う~む。やりきれませんな。
少子化ってそういう問題じゃないでしょうに^^;
そんなこと言ってる奴ばかりの国だから、少子化でどんどん人口が減って、滅びてもしょうがないんじゃないの?と思えてきてしまいます。
あんまり男だ、女だ、ステレオタイプ的に語りたくない思いはあるのですが、昔から「男と女の間には暗くて深い河がある」なんて歌もありまして、やっぱりどこかこの「性差」って、相容れないものがあるような気もします。
てか「性差」だからっていうことに限らないのか。
人って自分と違うものに対して、差別的な発言をしたり、責任転嫁したり、そういうことをして優位に立とうとする性質があるんだよなぁ。
それって人間の愚劣で情けない性質の一つで、それをなんとか知恵と理性によって、「自分さえよければいい」という油断すればすぐに顔を出す身勝手な意識を抑え込み、自分だけではなく、多くの人の、つまり「公」にとって一番いいと思える政治を行っていくための・・・そう、政治家ってそういう人たちなんじゃないの?と。
なのに、いつからか、政治家ってのは、利己的で、自分勝手で、自分の利益だけを考える生き物の代名詞みたいなことに。
もちろん、そんな人たちばかりではないと思いますし、そう信じてます。
そうじゃないとほんっとやりきれない。
だからこそ、政治家ならなおさら、女性に対してそういうことを言うのは許されないのです。
てか、じゃあ男性には言ってもいいのか、と。誰に対してなら言っていいのか、と。
当たり前ですが、誰に対しても言ってはいけないでしょ。
少子化に対して「お前が産め」なんて言ってたらおしまいじゃないの。それで済むならほんっと政治家なんていらない。そんなこと言う人は政治家の資格ない。
タイトルの「酒と泪と男と女」という歌が脳裏をよぎりました。
まーいろいろと世の中にはやりきれないことが多いですな。
それを一緒に手を携え、癒しあうために、男がいて女がいる。
あまりにも理想に過ぎるかもしれませんが、私はそんなふうに思います。やりきれないことを相手のせいにせず、互いを認め合い、難題には共に立ち向かう。
そんなふうに生きていけないものでしょうかね。
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