皆さんは蓮子さんを応援したいですか?
朝の連続テレビ小説「花子とアン」を見ています。
最近はずっと「純と愛」「あまちゃん」「ごちそうさん」と見ていて、「花子とアン」もその流れで。
8:00スタートになって見やすくなったのもあります。
ただ、見ているからと言って「気に入っている」かというと実はそうでもありません。
今週の展開にはどうももやもやしてしまって。
見ているみなさんはどう感じているでしょうか。
「花子とアン」には、主人公の花子の腹心の友として、華族のお嬢様である「蓮子(れんこ)」という女性が登場します。
この人は実在する人物で、ドラマのエピソードももちろん脚色はされているのでしょうが、おおむね事実にそった形でストーリーが進んでいます。
蓮子さんは、年の離れた九州の石炭王と家庭の事情から愛のない結婚をしました。
しかし、のちに知り合った若い男性と駆け落ち。
それが新聞沙汰になり、連れ戻されるのを恐れて、身を隠してひっそり暮らしていました。
そして、今週になって、二人の間には子供もできました。
まだ石炭王も、蓮子さんの実家も、蓮子さんを必死で探しているというのにな。
私が石炭王だったら、駆け落ちされたあげくに相手の男と子供までこさえてるなんて絶対許せない。
誰かを不幸にして自分だけ幸せになる、なんて自分勝手なこと許されないでしょ!、と。
人には幸せになる権利はあります。
蓮子さんだって幸せにはなっていい。
でもそれは、家のためとはいえ結婚したのだから、石炭王との生活の中で幸せになる努力をすべきだったと思うのですよね。
いえ、いろいろ努力はしたけど無駄だった、とドラマが言いたいのは分かります。
でも、それならなぜ「石炭王」の人柄を、もっと極悪人ぽく書かないのかな。
ドラマの中では石炭王は、蓮子さんを愛しているけれど、蓮子さんには愛してもらえずに苦しむ男性として描かれています。
私はどっちかというと石炭王の方に感情移入しちゃうんだよなぁ。
ドラマでは蓮子さんだけでなく、花子も妻帯者に恋をして、そしたらその妻だった人が都合よく死んでくれちゃって、愛する人の後妻にちゃっかり収まるのですよ。
そんな都合のいい話ってあるんですかね。
なんか「人生」をなめてる気がしてむかむかしてしまいます。
もしかするとこれは嫉妬かもしれません。
好きな人がいたってうまくいかないことが多いのだし、好きな人と結婚したってうまくいかなくなることは多い。
人生は望みどおりになんかいかないものです。
本当に自分が望む人生にならなくたって、私達は自分の手に入る人生の中でささやかな幸せを探しながら生きているのではないのかしら。
夢は誰もが望んだとおりかなうものじゃない。
かなえようと努力したとしても。
でもかなわなくても・・・いつしか人はその夢を越え、新しい何かをその人生で見つけるもの。
そういうもんでしょ、人生って。
まあ所詮ドラマなんだから、都合よくいろんなことが運ぶのにいちいちカリカリするのもどうかとは思いつつ・・・
誰かの犠牲の上に成り立つ幸せって、見てて気持ちよくないです。
どうしても私は蓮子さんを応援する気になれません。
でもドラマはそうは書かない。蓮子さんを許し、守ろうとする。
それが普通なの?
私はどうしても納得いかないです。
他の人はどうなのかな~?
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Comments
福山雅治さん出演の ”真夏の方程式”で、
こんなセリフがあったのですが・・・
『 よくないな。そういう発言はよくない。
専門家でさえ、海底生物のことは完全に把握していない。
できないことはできないと、正直に言うべきです。
地下資源を採鉱すれば、生物には必ず被害が出ます。
人間はそういうことを繰り返して、文明を発達させてきました。
だか、その恩恵は、あなた達も受けてきたはずだ。
あとは、選択の問題です。』
ドラマを見ていないので、選択する情報すらもっていません^^;
Posted by: コンビアダ | 2014.07.26 11:22
コンビアダさん、コメント、ありがとうございます。
Posted by: BUBI | 2014.07.26 20:16