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September 2014

2014.09.17

黒執事Book of Circus

 枢やな原作の「黒執事」のアニメ第三弾、「黒執事Book of Circus」が最終回を迎えました。
 この「黒執事Book of Circus」、オープニングから大変なクオリティの高さで、ただのアニメではなく、DVDになって永久保存版を狙ってるとしか思えない作品でしたが、最終回の出来にもびっくりしてしまいました。

 お話は、原作のサーカス編と同じです。
 だから、原作コミックを読んでいる私はストーリーは全部知っているんですが、それでも今回の第三弾は面白かったなー。

 ちょっと別な話になりますが、実は先週の土曜日、ミュージカルの黒執事をまた見に行ってきました。
 ミュージカル「黒執事 地に燃えるリコリス」ね。

 私は黒執事のミュージカルは前作、「千の魂と堕ちた死神」を見てあんまりおもしろいので、舞台を見た後、ライブビューイングも見てDVDも買ってしまったクチなんですけども(そのときの感想はこちら)、今回の「地に燃えるリコリス」は正直言って今一つでした。(ファンの方、申し訳ない)

 前作のストーリーはオリジナルで死神派遣協会のパワフルダンスなどが超楽しかったんですが、今回のミュージカルは原作どおり。原作どおりでストーリーを知ってるからつまらなかったのかなぁ・・・と思ったりもしたのですが、今日、アニメの「黒執事Book of Circus」を見てそうじゃないことを図らずも実感してしまいました。

 なんというか・・・原作どおりに作るって言っても、それだけじゃやっぱりだめでこれって意外と難しい。 アニメの「黒執事Book of Circus」は、その難しいことをやり遂げちゃってる。これはすごいことです。コミックと比べてみたのですが、最終回、ほぼ原作とアニメの絵はアングルから何から同じ。でも、アニメは動いているので、それに合わせて、少しずつはちゃんと違うのです。紙芝居では面白くないものね。どこで音楽を流すか、どこでセリフを入れるか・・・すごいなぁ。なんでこんなふうにできるんだろう。
 そして「サーカス編」の最終回の名シーン。
 なぜここでシエルがこう言うのか、なぜここでセバスチャンが・・・そういうことがしっかりと伝わってくるラストシーン。いやぁ、すごい。

 
 以前、アニメの「デスノート」の時も同じように思ったっけ。
 デスノートのアニメは原作とはちょっと違う終わり方なのですが、私はあの終わり方大好きです。
 「デスノート」という作品を、このアニメを作った人がどう解釈して、どう描きたいかが伝わってくる。
 
 こういう作品って、どうやってできるんでしょうね。監督がいいのかなぁ。

 ミュージカル「黒執事 地に燃えるリコリス」はとってももったいなかったです。役者さんは前作同様すごくがんばってて、みんな原作のイメージそのもの。マダムレッドも素晴らしい演技でした。シエルもがんばってたし。
 でもなぁ・・・なんであんなつまらなくなっちゃったんだろう。

 ミュージカルで今回題材となったエピソードは、グレルの初登場シーンです。
 ミュージカル黒執事のグレルさんは、前作でも芸達者ぶりに脱帽してしまったので、このエピソードではどれだけはじけた、めっちゃ面白い、最高のパフォーマンスを見せてくれるのかと期待してたのに~~~
 原作どおりじゃつまらない。いや、原作どおりでもいいのだけど、もっともっとセバスチャンとの対決シーンは盛り上げないと~~

 いや、その意味でも、ですよ。

 「サーカス編」のラストシーンは、黒執事史上に残る名シーン(と勝手に思っている)なので、アニメではどうなるのかどきどきものでしたが、「黒執事Book of Circus」でのシエルのセリフはすごかった!! 
 
 この感動が伝えきれないのがもどかしいですが、イメージどおり、いえ想像以上のシエルのセリフに、ホントにびっくりしてしまいました。
 そしてそのあとに続くセバスチャンのモノローグがまたいいのよね~

 と、いうように・・・何と明確に言い表せませんが、面白くていいと思える作品になるか、そうでもない残念な結果になってしまうかは、もちろん見る側の好みもあるのでしょうけど、何か、大事なポイントがあるようです。

 「黒執事」って、原作は原作で面白い作品なんですけど、そうであればあるほど、アニメやミュージカルやいろんな媒体で、波及した作品が作られていく。
 
 その中でも「黒執事Book of Circus」は素晴らしい名作となりました。これを見られてよかった。制作に携わった皆様、お疲れ様。お見事でした!
 
 「黒執事」が好きな一ファンとして、心から感謝申し上げます。 

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2014.09.16

不安

 牛乳は体に悪い、飲む必要はない、と言い切ったかかりつけの内科医師。
 もう一度ネットで「牛乳=害」説を見てみたんだけど、ガセっぽい記事しかヒットしない。
 ほんとにホントなのかな~

 いえ、以前から「買ってはいけない」の記事ではないけれど、何でも度を過ぎれば体に良くないというのが、こういう類のガセネタの結論。
 たとえば「水」だって「味噌」だって「塩」だって、全て摂り過ぎれば体を破壊するのは確か。そんなのなんでも言えちゃうわけです。医者に言われるとなんかホントっぽい気はするけど、どうもね・・・

 疑い出すときりがない。

 今、飲んでいる血圧を下げる降圧剤だって、血圧が高くなるのは高くなきゃいけない理由がある。
 血圧を低く抑えれば脳出血のリスクは減るけど、もともとコレステロールが高目の私は、おそらく血管内に血栓ができないように、血圧を高くしとこうという、体の仕組みだったわけですよ。

 それを血圧だけ低くしたら、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まっちゃうんじゃないの???

 まあ、だからコレステロールを下げる必要が、血圧を下げるのと同時に出てくるわけで、そのための禁牛乳なんですが・・・

 まいったなぁ。
 「患者よ、ガンと闘うな」で有名な近藤誠さんの著書のファンの私は、もともと健康診断とかあんまり信用してないんですけど、職場で受けろって言われるから仕方なく受けていて。
 結果、高血圧だとかコレステロールが高いだとかが見つかって、こうやって薬飲んだりして。
 
 近藤誠さんに言わせれば、こういうの、全部、必要ないかもしれないんだよなぁ。

 血圧が高くたって健康な人は薬を飲む必要はない。薬を飲んだって寿命は変わらない。
 長生きできるデータがあるわけじゃない。逆に飲まない方が余命が伸びる場合もある。
 
 何度も繰り返し読んだ近藤氏の著書なんですが、自分のことになると医師に逆らえないヘタレな私。
 著書によれば、そもそも、こうやって、何にも言われなければ健康なのに、健康診断で何か見つかって、不安に駆られるストレス自体が寿命を縮めるそうですよ。

 あ~なんかもう、自分が半病人な気がしてきた。
 まさにはまってます。

 皆様、健康診断はできれば受けるのよしましょう。
 具合が悪くなってから医者にいけばよろしい。

 早期発見、早期治療が必ずしも寿命を延ばすとは限らない。詳しくは近藤誠氏の「成人病の真実」あたりからお読みください。

 私は・・・どうしたもんかなー。

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2014.09.12

グッパイ、ミルク

 毎月、市内の診療所に通って、血圧や体重変化などをチェックされています。
 血圧は、今年7月についに降圧薬をのむことを決断しましたので、問題ないわけですが、先月、健康診断を受けたところ、お次はコレステロールがひっかかってしまいました^^;

 コレステロールについては、前から懸案でして、このブログでも人気記事の筆頭に来ている「緑でサラナ」を飲んだりして改善に努めているところ。

 緑でサラナは今でも飲んでいます。野菜不足解消にもなるしね。

 過去記事でも、LDLは
 2012年 LDL 153 (HDL39)
 2011年 LDL 182 (HDL45) 
 2010年 LDL 172 (HDL52)
 2009年 LDL 171 (HDL43)


 という感じで決して低くはないわけですが、今年の健康診断では、

 2014年 LDL 181 (HDL41)
 
 ふむ。私の基準だと取り立てて高いわけでもないですねー。ま、180超えると「要医療」のレッテルが張られてしまうんですけども。
 緑でサラナは続けます。飲み始めた頃の著しい改善はないにしても野菜不足は否めないので。

 で、今日、いつもの診療所に健康診断結果を持って行ったところ先生が言うのは・・・
「牛乳を飲むのをやめなさい」
 と禁牛乳を言い渡されました。代りに豆乳を飲むようにと。

 夏の暑いころは冷たい牛乳でアイスカフェオレを毎日飲んでいました。そのほかにシリアルにかけたり、おなじみ、オルビスのプチシェイクでも牛乳使いますしね。

 先生曰く、牛乳をやめて豆乳に切り替えればそれだけでも30くらい数値は下がるのだそうです。
 ホントかよーーーー

 ま、先生に言われるまでもなく、実はインターネットで以前から牛乳の害については読んだことがありまして、ガセとは思いつつ、知識だけはありました。

 ガセじゃないのか・・・。
 
 前も書いたことがありますが、私は「医者」が大嫌いです。
 患者のことを下に見てますよね。ま、お偉いのでしょうからしょうがないですが。
 血圧の薬を飲むことを決断した時、一応、この診療所の医者については信用してみる気になりましたが、 今日の牛乳についての解説を聞いて、また「やっぱり医者って嫌い」って思いました。

 嫌いだけど、まあ、牛乳についてはちょっと自分なりの判断でもしばらくやめてみようかと思います。
 大好きなんですけどねー。ダイエット中は甘い飲み物は厳禁なので、お茶や水以外だと、牛乳だけが心の拠り所でした。

 今日は、豆乳を二種類買ってきました。無調整のと調整のと。
 幸い、私は豆乳でそんなに嫌いではありません。
 シリアルも豆乳で食べられるのね。プチシェイクはちょっと無理でしょうが。

 禁牛乳を守るだけでホントに30もコレステロールが下がるのか、医者が大嫌いな私は、下がらなかったときに
「先生のいうとおりにしたんですけどね~」
 と嫌味を言うために、がんばってみようかと。
 性格悪い自覚はあるのですが、偉そうな人ってどうもだめなんですよ。
 
 医者の好き嫌いはともかくとして、結果としてコレステロールが下がれば問題なし。
 禁牛乳、がんばってみます。

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2014.09.06

「消滅可能性都市」の衝撃

 今回の内閣改造で、自民党幹事長だった石破氏が「地方創生担当大臣」に就任した、とのこと。

 「地方創生」か・・・
 
 2014年5月にこんな発表がありました。「消滅可能性都市」というセンセーショナルな言葉を耳にしている方も多いのではないかと。

(河北新報より引用) ※詳細はクリックしてソースをご覧ください。

 学識経験者らで組織する「日本創成会議」(座長・増田寛也元総務相)は8日、全国の市区町村の2040年の人口推計結果を公表した。福島県を除く東北5県の市区町村172のうち137市町村は、子どもを産む中心世代の若年女性人口(20~39歳)が10年比の50%以下となり、急激な人口減少で自治体機能の存続が難しくなる「消滅可能性都市」に分類された。

(引用終わり)

 ううむ。岩手県の津波被災地や、この間、夏休みに訪れたばかりの青森県十和田市も入ってる。
 埼玉県でさえ、行田市、北本市、三郷市が入っているものな。
 
 消滅可能性都市の推計・・・こりゃすごい^^;
 ネーミングもすごいけど、なんというか、これらの都市を「消滅可能性都市」と発表してしまうのがすごい。

 事実なら事実でいいですが、ううむ・・・ これから書くことは私見です。

 以前に山梨県の、上記「消滅可能性都市」にも入っているとある町の医療問題に携わる先生のお話を聞いたことがあります。

 その町では、山間部に点々と所在している村落の人口がどんどん減って、その地域に住む世帯が極端なところだと1~2世帯になってたりします。
 昔はそこにそれなりの人数が住んでいて、診療所もあったのかもしれませんが、今はない。
 そういうところに住む人の医療をどうするのか・・・訪問するにしても、ITを使って遠隔地の方々の見守りをするにしても、お金がかかるわけです。

 もしそこで土砂崩れがあったら? 大雨で孤立したら?

 行政は、数世帯の人のために、いろんな公共サービスを全てそこに用意するわけにもいきません。

 やっぱり人はバラバラと遠隔地に住むのは無理で、ある程度固まって住んで、そこに行政サービスも民間のサービスも集中投下した方が効率的で、経費も少なくて済むのですよね。

 だとしたらね。
 「地方創生」なんて言って、これからの人口減少社会へ私たちがどう対するのかという根本的な議論もなしに(いえ、石破さんがしっかり考えてくれるならぜひやってほしい)、その地域の維持のために、税金を投下するようなことは「ムダ」でしかない。

 思うに、役人っていうのは、その市、その町、その村に雇われているのだから、自分の市がなくなるのは仕方ないなんて「立場上」口が裂けても言えないわけです。でも、そういう個々の市町村がどーのと言ってる場合じゃない。だって否応もなく、人口は減るんだもの。そんなのちょっと考えれば分かることです。

 オールジャパンで考えなきゃどうしようもない。
 県が、市町村が、それぞれ縄張り争いで、人を呼ぼう、子供を増やそう、産業を興そう、とやってたって、焼石に水、いえ、ムダ以前に国家にとってマイナスになる可能性さえある。

 これってね・・・ほんっと、各自治体の役所の人は分ってても、自分の自治体のマイナスになることはできないし、考えてもいけない感じなので、彼らの視点がそこだけになってしまうのは仕方なく。
 国会議員だって同じです。いやもっとひどい人もいる。自分の地盤があるところに利益を誘導しようとする議員ってのはまだまだいてそういう議員はマイナスでしかない。

 だったら、本当にしっかり、これからの人口減少社会において、あるべき「地域」の姿を考えられるのは誰なのか。とっても大事ですよ、これって。

 石破さん・・・私ね。この人、けっこう、言いにくいこともしっかり言う人だから、嫌いじゃないです。
 頭がいい人、日本全体の行く末をしっかりと見据えることができる人なら、上記のような、一介の国民の私ごときでも分かる「地方創生」の本質的な問題には気付いているはず。

 政治家ってあんまり期待しても応えてもらった試しはないのですが、こりもせず、今度も期待しちゃっていいですか。
 ぜひぜひ、頑張ってほしい。
 人口が減っていくこのタイミングで、国の、地方の、在り方を、自分の立場とか誰かの利益とか考えず、真に「国家100年の計」とか考えられなきゃ、ホントに日本って滅んじゃうよ。
 
 人口が減っても私たちがそれなりに幸せに生きていく方法ってあるはず。
 少なくとも私はそう信じています。
 そのために何をすべきか。
 行政の役割はいったい何か。
 石破さんの活躍を見守りたいと思います。

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