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2015.03.14

3.11

(2012年10月19日に掲載した詩の再掲です)

「3.11」

いつも見ていたあの美しい桜は
駅前再開発の時にそこから消えた
別の場所に移植されたと聞いた
どこか別の場所で美しく咲いているだろうか

子供の頃に生まれた家から引っ越したことがある
いつも過ごしたあの家に
もう二度と帰れないことが不思議だった

普通に暮らしていても
時が経てば何もかもが変わっていく
目の前で変わっていくものを
もう何度見送ったことだろう

いつしか知った
大切なものは心の中にあるのだと
そこでは何もかも変わらないのだと

あの美しいふるさとも永遠にそこにある

どんなに世界が変わっても
私はここにいるのだから

喪ったものを悼むのは
ひと月に一度だけでいい
繰り返す11日 14時46分
その時だけ

どんなに世界が変わっても
私たちはここにいる

大切なものを心に留めながら
声を出さずに祈りながら

明日のために
今日を生きよう
・・・一緒に

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