『子供いらない』?
ちょっと前の話ですが、金美齢という方が、コラムで
「もちろん個人の自由は尊重するが、出産できる環境や状態にあるのに、『子どもいらない』と主張する女性は、人間としての責任を果たしていない」
と書いたとのことで、これが炎上したそうです。
「子供を産まない女性でも老後には他人が産んだ子供の世話になるという事実や、産まない権利を擁護することで地球上から人間がいなくなる可能性を挙げている。」
うん、まぁそうなんですけどね(-_-;)
「地球上から人間がいなくなる」
ってのは極論ですわな。
だって男性は子供産まないけど、女性が産んだ子供の世話になるんだし・・・
地球から人間がいなくなる心配するなら核兵器廃絶や環境問題を心配する方が先でしょうに。
ただでさえ世界規模で見たら人口爆発が懸念されているというのに、何言ってんだか。
なんというか議論にもならない感じですが、個人的に自分がどう思うのかを書いておきたくなりました。
私は「子供をいらない」と思ったことはありません。
でも「子供を作る」ために「結婚せねば」と思ったことはないです。
それは多くの女性がそうでしょう。
順番が逆ですよね。
パートナーとなる男性と出会い、結ばれて、結果、子供ってのは授かるわけで、「子供が欲しいから誰でもいいので精子の所有者と結婚」って考える人は皆無とはいいませんが、ごくごく少数でしょう。
パートナーとなる異性と巡り合わなかったんだから、私の場合はしょうがないんですよねぇ。
「人間としての責任」という意味で言えば、
「そういう異性と巡り合うための努力が足りなかった」
ことをまた人間失格とされるのかもしれませんが・・・
私は出生率が下がるのもまた「自然」というものの摂理なんじゃないかと思います。
それを人が、
「人口減ると困るじゃないか」
「日本の国力がー!」
っていくら騒いだところで、大きな歴史の流れの中ではどうしようもない話で・・・
女性を子供を産むマシーンとして、家に閉じ込めて、家事だけやらせる時代になんかもう戻れませんから。
外野に「人間失格」なんて言われたくない。
まあ、意見を言う自由は誰にでもあるので、そういうことを考えて思ったことをコラムに書くのは、この方の自由で。
その結果、言われっぱなしではなく、それにちゃんと女性が異論を唱え、炎上する。いいことだ。
100歩譲って、出生率の低下が悪いことだとするならば、それは女性のせいだけではないのも言うまでもないこと。
子供が減って、人口が減って、高齢者ばかりが多くなる時代を、私たちみんながどう乗り越えていくのか、真正面から考えなくてはいけない時期が来ているんですよね。まさに私もそれは他人事ではなく。自分自身の問題として考えていきたいと思います。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 一人暮らしから二人暮らしへ(2023.10.14)
- あけましておめでとうございます(2023.01.01)
- 近況(2022.12.21)
- ウクライナでの戦争が問いかけるもの(2022.08.15)
- 新型コロナウィルスの感染状況の記録58(2022.08.11)
Comments