「女性も結婚難の時代?」
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昨今、結婚しない人が増えているのはなぜか、なんていうこういう議論を見ていると出てくる意見には、「今の女性は高望みだから」とか「わがままだから」とかいうのがあります。
昔(多分、昭和30年代生まれくらいまで)はほとんどの男女が結婚してたのにそれと比べて今は…みたいな。女性が我慢しなくなったとか、贅沢になったとか、辛抱や努力をしなくなったとか。
うーん、読んでてすごく違和感があるんですよね。
当時は、ちゃんと働いている男性であれば、女性にとって結婚相手ってほぼ誰でもよかったんじゃないですか。気持ちは後からついてくる、というか。「恋愛結婚」がそういう言葉がわざわざあるほど当時は珍しかった。
家族を養えるだけの収入を得られるところで働いている、そういう男性に結婚適齢期の女性を引き合わせるだけで結婚が成立したんですよね、昔は。
女性にとって結婚は恋愛じゃなく、ある程度の年齢になったら、結婚して家を出るのが当たり前だし、パートナーに養ってもらうのも当たり前だったから、特に迷うこともなく結婚してたんだろうと思います。
例えるなら・・・
「中学を卒業したら高校に行く」
これって今はほぼ当たり前ですよね。
だから「勉強が嫌い」だったりしても、高校へはとりあえず、自分の学力でいけるところに行く。
昔の女性にとって、結婚って同じ感覚だったんだと思います。
では、今は? というと。
女性が結婚しないで家にいてもおかしいことではなくなったし、パートナーに養ってもらうことも当たり前じゃない。
勉強嫌いの中学生が中卒で働こうと思っても就職口は限られるし、望むような待遇が与えられないけれど、結婚しない女性が結婚はせずに働き続けるのはそれほど難しくない時代になりました。
選択肢が他にあるなら、好きでもない相手となんか結婚しません。
それって普通の感覚のように私は思います。
なぜ、それがわがままとか高望みとか言われるのか、不思議。
結婚だけが選択肢がないわけじゃないなら、自然に恋愛して両思いのパートナーと巡り合った人は結婚すればいいだけの話。なんでそこで「恋愛」という動機付けもないのに、結婚しなくちゃいけないのか分かりません。
少子化?
んなもん知るか、というのが私の持論です。
子供は自分の年金を稼がせたり、介護させるための道具じゃない。
好きなパートナーがいたら、その人との間に授かるだけでしょう。
もちろん少子化によって人口が減って、働き手が少なくなって、それによって今までは成立していたサービスが、同じようには受けられなくなる…そういうことは当然あるでしょう。でも、人口が減るなら、それに合わせて世の中の仕組みを変えて行くしかない。仕組みに合わせて産めよ、増やせよ、なんて本末転倒。
運良く自分の伴侶となる人と出会えて、結婚して子供を授かれる環境にある人への支援は当然でそれで子供が増えればいいですが、それにもある程度は限界があると思うのでねぇ。
私の場合は結婚したくないわけじゃありませんでしたが、「結婚のための結婚」つまり気持ちが伴わない結婚はしなくなかったです。当たり前の話ですが。
恋愛は何度かしたし、これでも案外ほれっぽい方で、いいなぁという男性は身近に何人かいたし、アプローチもしたし、趣味のサークルもいくつも参加してたし、いわゆるお見合いパーティ、合コン、普通にお見合い、知り合いの紹介など出会いのチャンスは前向きに受けていたし、自分でいうのもなんですが、とってもがんばりましたよ、20代後半の頃(苦笑)。
年をとったときに
「あのとき、こうしとけばよかった」
と思うのが嫌だったんです。
親から独立して一人暮らしを始めたのは27歳の時。
今から考えれば、結婚するとしたらちょうどいいタイミングでしたね。
でも巡り会わなかったなぁ。生涯の伴侶となってくれるようなパートナーとは。
残念なことですが、仕方ない、結婚は「縁」ですから。
縁がなかった、それに尽きる。
それならそれで、隣の芝生なんか関係なしに、幸せに生き活きとこの一生が送れればそれで充分です。
なので「わがまま」とか「高望み」とか言われてるのを聞くと少々カチンと来ます。
言いたい人には言わせておけばいいのかもしれませんが、黙っていると肯定したみたいになるので。ちょっとだけこうしてネットの片隅でつぶやいて置くことにします。
でもね。
最近、同世代の友人が素敵なパートナーを見つけて、一緒に暮らしているのを知りました。
いいな~ おめでとう♪
自分のことは上記のように「一人でも幸せ」なんて行ってますが、それがたとえば友人のことだと、
「一人じゃなくてこれからは二人」
と言われると、やっぱりなんとなく安心するのはなぜでしょうね(苦笑)。
私も誰かと二人で生きていけた方がいいのかな・・・
でもねぇ、やっぱり誰でもいいわけじゃないし。
一人で静かに過ごす、あったかい日曜日がとっても今は幸せなのです。
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