谷川俊太郎「かなしみ」
子供の頃、授業で習った詩って今でも覚えていて何かのときにふっと思い出すことがあります。こういうときにインターネットって便利ですね。断片的にしか思い出せなくても、ちゃんと検索すれば探し当てられる。
この詩、懐かしいなぁ。「20億光年の孤独」という有名な谷川俊太郎の詩がありますが、同じ詩集に入っている詩なんだそうです。
かなしみ 谷川俊太郎
あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまつたらしい
透明な過去の駅で
遺失物係の前に立つたら
僕は余計に悲しくなつてしまつた
好きだったな、この詩。
この詩を学んだ子供の頃は、なんだか訳も分からずに悲しくなることが多かった気がします。
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