かわいがられたくない
今でもたまに見かけますが
「男性にかわいがられる女性になろう」
とか
「夫にかわいがられる妻」
とか
「上司にかわいがられる部下」
というようなことが推奨されているのを見ることがあります。
そりゃ嫌われるよりは好かれた方がいいのは決まってますが、私は昔からこの「かわいがられる」という価値観があまり好きではありません。
なんだか「気持ち悪い」のです。
別にかわいがってもらわなくても、対等な人間同士として付き合えればいい。
仕事でもプライベートでも。
好き、嫌いで人を判断するのはよくないと思うのですよね。
そう考えると私自身はもしかすると人を好きになったことないのか?
いえ恋愛の一つもしたことないというわけではないのですが、私が人を好きになるポイントは、誰にも分け隔てなく優しい人を見ると、その人のことを
「素敵だなぁ」
と思うんですよね。
「えこひいき」が嫌い。
だから私も好きになった人を特別にひいきしたりしない。意識して、他の人と同様に平等に接したりします。好きだなんて伝えたら嫌われちゃうような気もします。
ずっと独身で、それどころかろくに男性と付き合ったこともないというのはこれが理由なのかもしれない、ということに最近気が付きました。
だって、男性から特別扱いされると「気持ち悪い」んだもん。
気持ち悪いんじゃなぁ。
もしかしたら何か障害なのかとLGBTの診断チェックをしてみたら意外とそうでもありませんでした。
なんだ、じゃあただの甲斐性なしってだけやん(爆)
過去、好きになった相手に自分から気持ちを伝えたことは何度かあります。
でもあんまり「相手に好きになってもらおう」という気持ちはなかったような。
好きになってもらえたら嬉しいとは思いましたが、自分に自信がないので、私のことなんか好きになってくれるわけはないと思う気持ちの方が強かったです。
相手にもそれが伝わったのかもしれません。
実は本心では、誰にも「好きになってもらいたくなかった」のかも。
特別扱いしてかわいがってもらうのが嫌だから。
自分は「その他大勢」でいい。誰かの特別にはなりたくない。
なんでこんなふうに思うようになったのかなぁ。
一人でいる方が安心する。
他人に自分に係わって欲しくない。
ほっといて欲しい。
それが「私」です。
今、その願いは叶って、私はとても幸せなのですが、やっぱり人並みに
『これでよかったのかな…?』
とはたまに思います。
でも、そう思ったって、結局はよいも悪いも私はこう在るしかなく、そんな自分に正直に自分が一番欲しいものを手に入れたのだから後悔はありません。
ただ、なぜ自分がこう在るのかは興味があります。不思議なんですよね。
折に触れ、また考えてみたいな。
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