2016年ってどんな年?
12月、2016年の総まとめの時期に入っています。
流行語大賞や検索大賞も発表されましたし、10大ニュースなどもまとめられつつあります。
オリンピックイヤーでリオ五輪では日本人が大活躍するなど、多少は明るいニュースもありましたが、今年は前代未聞の信じられない出来事が多発した年だったように思います。
「前代未聞」
それが2016年っていう年ではなかったかと。
まず災害。
4月の熊本地震は言うに及ばず、10月には鳥取中部でも大きな地震がありました。
夏は大型台風の来襲、台風がUターンして東北を直撃するというこれこそ前代未聞の出来事でした。
自然災害だけでなく、1月の長野出起きたスキーバス転落事故も衝撃でしたし、11月の博多の陥没事故も過去、憶えがないくらいのすごい規模でした。
犯罪も前代未聞。
川崎市の高齢者養護施設で職員が入所者をベランダから投げ落としたり、相模原市の障害者施設で元職員が障害者を刺殺したりという、弱者を対象としたひどい犯罪がありました。
東京都知事もまさか無党派の小池百合子さんが勝っちゃうなんてね。
アメリカ大統領選もまさかトランプさんが勝つとは少なくとも日本じゃ誰も予想してなかったでしょ。
前例にない、想定外の出来事ってこんなにポンポン起こるものでしたっけ?
時代が何か大きく変わろうとしているのかも。
東日本大震災から5年、まだ東北の復興もままならないというのに。
熊本地震前は、東日本大震災も西日本ではなんとなく遠くの出来事って感じじゃなかったですかね。
それが熊本の災害で他人事ではなくなり、南と北で起こったら次はいよいよ東南海かっていう…大変なことです。
「シン・ゴジラ」や「君の名は。」を見ていてもフィクションだと思えなくなっちゃう。
未知の生命体が海からやってくるのも、彗星が降ってくるのも、あり得なくないんじゃないの?と。
前代未聞といえば、天皇陛下の「お気持ち」の表明もまさにそれ。
前例踏襲ではなく、本当にあるべき姿のために、本来の意味での「抜本的見直し」がいろんなところで必要になっているんだなと思います。
過去、同様に前代未聞な出来事が起こった年といえば、私は1995年が思い浮かびます。
1995年は、地下鉄サリン事件と阪神淡路大震災があった年。
昭和から平成に変わった年や、1999年から2000年になった年も知ってますが、今年に比べたら平和だったな…気のせいかしら。
もちろんもっと前、太平洋戦争の頃や高度経済成長期はもっと日本は激動の時代だったんでしょうけど。
私もそんなに長く生きてるわけではないですが、昭和40年代、50年代、60年代、そして平成の始めあたりは比較的落ち着いてたような気がするんですよね。1億総中流、貧困や格差も今ほどではなかったような。
来年は2017年(平成29年)。どんな年になるのでしょう。
いつやってくるか分からない災害には常に備えが必要ではあるのですが、そればかり考えてもいられない。
何を目指し、未来に向けて何を積み上げていくのか、再び振り返り考え直す時期でもあるような気がします。
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