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2017.06.05

糖質制限にチャレンジ

4月に腹部の鈍痛で婦人科を受診したところ、けっこう大きめの子宮筋腫が複数発見され、
「手術ですね。ウチは手術はやってないので紹介状を出します」
ということで総合病院にまわされました。

手術~!?

文明も進歩したのでこのくらいの手術は開腹しないでもチャチャッと2~3日の入院で済むのかと考えていたらとんでもない。
年齢も年齢なので、手術するとしたら開腹による子宮全摘。
医者にしたら、そう難しくない手術で命に関わることはないそうですが、患者の側にとっては、さすがに開腹なんかしたら体に負担はかかり、入院から社会復帰できるまで1ヶ月はかかるようです^^;

「手術したいですか」
と医者には聞かれました。

子宮筋腫は女性にはポピュラーな病気で、ネットで調べると、体験記から医者が患者の相談に回答する形で解説しているものまでいろいろヒットします。
え? ネットで自己流の知識で判断するんじゃなくて、医者に聞け?
いや、医者自身が「ネットで調べてみてね」っていうんですもん。そりゃ言われなくても調べます。

調べて分かったのは、子宮筋腫があっても摘出しなくてはいけないわけではなく、たとえば貧血だったり、生理痛がひどくてなんとかしたかったりするなら、手術したほうがいいケースもあるということ。表にどんな症状が出ているかによって、手術するかしないかは判断するわけですが、それを決めるのは医者ではなくて、患者自身だということ。

いくら難しくない手術といっても癒着などの副作用がないとは言い切れないわけで、リスクはそれなりにある。
さあ、どうしますか?ってことです。

・・・手術したいわけないでしょー。しなくて済むならしませんってば。

そう言ったら医者は
「手術して筋腫をとってみてみないとホントに良性かどうかは分かりませんけどね」
なんてことを言います。

そうかもしれないけどさー。さんざん、めんどくさそうに「手術ねー。今、予約いっぱいなんだよねー」なんて言っておいてなんだよー。
ま、医者なんて大体そんなもの。自分の体なんだから自分で判断するしかないんだよな。

というわけで手術はしない、一択。となると腹部の鈍痛をなんとかしなければなりません。

痛み止め薬も出たんですが、以前、歯が痛かった時に断食したら治った経験があったので、試しにゴールデンウィークで休みなのをいいことに断食してみました。そしたら、果たせるかな、腹痛が消失しました。
元々「鈍痛」だったので、のたうち回るほどの痛みではなく、生理前に重苦しくなる、嫌な感じだったんですが、いやぁ、痛くないのって素晴らしい。

断食することで腹痛がなくなることが分かったのと、仮に手術をするんだったらやせろという医者の指示があったこともあり、毎度のことでもう何度目かは分かりませんが、またまた、本気でダイエットをすることにしました。

チャレンジするのは、断食+大流行の糖質制限。
ただ、それだけでは休みはともかく普段は仕事にならないので、以前、やってみたことのある「完全無欠コーヒー」と組み合わせることにしました。。
「完全無欠コーヒー」についてはメタボ指導をしてもらっている保健師さんから全否定を喰らって以来、ちょっとお休みしていました。朝食にグラスフェッドバター(牧草で育った牛の乳で作られたバター)とMCTオイル(ココナッツ由来のオイル。いろいろと体にいい効用があるようです)を入れたコーヒーを飲むという健康法なんですが、頭が冴えると評判で、実際、やってみたら確かに頭がすっきりします。
保健師さんが反対するのは、バターコーヒーはカロリーが高く、カロリー制限と対極だからなんですけど、「完全無欠コーヒー」で摂る脂質は体にいい油ですし、そもそも糖質制限はカロリーはあまり関係ありません。

「完全無欠コーヒー」は「断食」と同様の効果を狙うものです。
ごはん(糖質)をとらないので血糖値が上がらず、食事はとってない状態。
でも、脳に必要なカロリーは、質のいい脂質で補給する。

糖質制限がいいのか、「完全無欠コーヒー」の効果なのか、その両方なのかはわかりませんが、続けていると、体重は着実に落ちてきています。

しかし・・・私、バターコーヒー飲んでもすぐお腹が空いちゃうのよねえ。
お腹が空かないというのが「完全無欠コーヒーのウリなのに。
調べてみると、肥満の人っていうのは、「レプチン」という満腹中枢を刺激するホルモンに抵抗性が出てしまっていて、満腹を感じにくい体になっているそうですわ。

(引用開始)「タニタの健康応援ネット」より

肥満の人はレプチンを受け取る「受容体」が反応しにくくなってしまう(レプチン抵抗性といいます)ことがわかっています。常に剛速球のボールが投げ続けられすぎて、受け取るキャッチャーミットが壊れてしまったような状態です。つまり肥満の人はレプチンから「満腹」サインがたくさん出ているにもかかわらず受け取ることができずに、食べ続けてしまう→更に太る→更にレプチン受容体の感受性が鈍くなる→更に食欲抑えられず太る・・・という悪循環に陥りやすいのです。
うう。怖いですね(><。)。そしてある程度痩せればレプチン抵抗性は改善されるのですが、これがすぐに治るかというとそうではなくて、少しタイムラグがあるようなのです。

つまりダイエットで体重が減っても食欲を抑える作用がすぐには戻らないので、食欲は亢進したまま、という状態が一時的にできてしまうのです。この食欲亢進状態に屈してしまうと「リバウンド」を招くのですが、この窮地(?)を強い意志で乗り越えることができれば、そのうちレプチン抵抗性は改善し、食欲を抑えるように働きます。そこまで来ればもう無理しなくても自然に食べ過ぎたりしなくなってかなりラクになってくるそうです。

(引用終わり)

キャッチャーミットが壊れている…このたとえが大変分かりやすいです。
私は過去にリバウンドも体験しているし、そもそも体脂肪蓄積も半端じゃない。
完全に満腹中枢がぶち壊れているんだよなぁ。

満腹中枢がぶち壊れている人は「完全無欠コーヒー」があまり効かない。
普通は、朝、カロリーたっぷりのバターコーヒーを飲めば昼過ぎまで、空腹感じずに過ごせるらしいのですが、私は全然だめ。
朝、「完全無欠コーヒー」を飲んだ直後からご飯やパンが食べたくて仕方ありません。糖質、欲してんなぁ。

しかし、お腹が空いたからといって糖質を取り過ぎると、例の腹部の鈍痛を始めとして体調が悪くなる。
完全無欠コーヒーを飲んだ後の「頭の冴えた状態」の気持ちよさも実感しています。

これが「バイオハック」なんだな。
「完全無欠コーヒー」は、厳密に言えば単なるダイエット方法ではなく、完全無欠な体を手に入れる方法の一つです。著者が自分の体に真正面から向き合って発見したアイデアだそうで。

要するに、一番大事なのは自分の体の状態ときちんと向き合う(ハックする)こと。
何を食べると元気になり、何を食べると体調がよくないのか、ちゃんと理解すること。
理解できれば、健康を維持することができます。
人間の体には個体差があるから、何がよくて何が悪いのかは医者よりも保健師よりも、本当は自分が一番よく分かっているはずなのよね。

私は概ね元気ですが、高血圧、高コレステロールの診断が出ています。
薬で改善はしていますが、できれば薬は卒業したい。
何よりやっぱりやせたいな。手術のためでなく…やっぱ見た目よくないもん。

あまり高い目標を立てても実現できないので、とりあえずは、今の、完全無欠コーヒー+緩い糖質制限を続けて、マイナス2キロを目指します。がんばろう。

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