父の胃がん
2017年7月15日に父から、健康診断を受けたら胃がんだと言われた、と連絡がありまして。
本日(7月25日)に家族同席で説明があるとのことで、病院に行ってきました。
いやぁ、健康診断を受けた話は聞いていて、胃にピロリ菌がいるらしい、と言っていたから、
「ピロリ菌って胃がんの原因になるんだよ」
なんて言ってたら、ほんとに胃がんだったという、笑えない展開です。
でも初期で自覚症状もないとのことなので、最近は医療技術も進歩したし、内視鏡でちゃちゃっと取り除けるのではないかと思っていました。
実際、インターネットで調べてみるとこんな記事もあって、どうなんだろうと思ってたんだよなぁ。
が、今日、父といっしょに病院へ行くと、がっつり手術するらしい^^;
父の胃がんは胃がんには珍しく胃の上部にあって、上半分を切り取る手術をするようです。胃の入り口となる噴門(ふんもん)も切っちゃうみたい。
それだと、逆流性食道炎を起こしやすいみたいなんだよなぁ。
そもそも、胃が1/2になっちゃうわけだから、普通に食事とかできなくなる。
一度にちょっとずつしか食べられなくなる。
うーむ。
まあ、だからといって切らないという選択肢はないにしても、セカンドオピニオンはしてみた方がいいかなぁと私自身は思ってましたが、父は、もう診断を受けた病院で切る気まんまん^^;
セカンドオピニオンもあまり気が進まない様子だったので、とりあえず、私も医者の話を聞いてみることにしました。
主治医は足組んじゃって、患者にタメ口の、軽そうなあんちゃん(笑)。
ある意味では大物なのかも。
ちなみに父によると、その総合病院では、5本の指に入る医師なのだとか。ほんとかよ。
父の胃がんは検査の結果、転移がなく、ステージとしては1Aとのことでした。
1Aで1センチ。だったら、内視鏡手術でいけるんじゃないの?
そう質問すると、医者は
「それ、前にも説明したんだけどなー」
とか言いながら、なぜ、内視鏡手術ではだめで、胃を半分切除しなくてはいけないかを説明してくれました。
(いや、家族も同席はこれが初めてなんだから、そこは何度でも説明しましょうよ、あんちゃん)
父の胃がんは、ステージこそ1Aではありますが、医者いわく
「顔つきが悪い」
のだそうです。私なりにその言葉を解釈すると、つまり、腫瘍の写真を見た感じからして、質のよくないがんぽいのです。
医者は「未分化がん」だと言っていました。
あとでネットでも調べてみると以下のページが見つかりました。
うん、こりゃ、質悪いわ。
父の胃がんの写真も見ましたが、確かに隆起型ではなく、凹型でした。
そうかー。
というわけで、父の胃がんはステージは1Aだけど未分化がんなため、胃切除は必須らしいです。ま、しょうがないか・・・私としても、一応納得。
部屋を出てから、
「もうラーメンとか食べられないよ」
と父に言いましたが、父は、もうそれはいいと言ってました。
ものを思うように食べられないってけっこうつらいんだけどな。
でも、医者いわく、切れば治ることが分かってるんだから切らない術はない、と。
まあねぇ。
本人が納得してるし、いいのか。
胃がんは早期発見で、外科手術で切除すればほぼ完治するらしいです。がんはね。
父は今年、誕生日が来ると、77歳になります。
昔はヘビースモーカーで、胃がんは喫煙も原因らしいから、なっちゃったものはさもありなんです。
ただ、残りの人生を思うように食べられないで過ごすか、それとも…って選択なんだよな。
私が、もし自分だったらどうするかなぁ。
なるべく胃を切らないで済む方法を探すんだけどな。
ちなみに腹腔鏡手術にしてくださるそうで、そりゃよかった。
それもできないんだったら、病院、変えた方がいいと思ったんだけど。
後遺症の説明もして、現状を正しく認識して、それで本人が納得してるんなら、手術だな。
もし万が一があっても、自分の選択なら納得できるよね。
私でもそうだ。
自分でそれを選んだなら後悔はしないよ。
どうもそこは私と父は似ているようです。
大事なのは手術のあと。どんな生活になるのか、分からない。案外、何でもないのかもしれない。
でも、食べられないことがストレスで急速に弱っちゃうかもしれない。
それは誰にも分らない。
父の場合、手術の前に「痩せて下さい」と医師に言われちゃってねぇ。
せめて手術の前においしいものを食べてほしかったんだけど、それもそうもいかないのがつらい。
ま、がんばれ。応援するよ。
手術は来月14日だそうです。
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Comments
いつもポチありがとうございます。
あまりにも母と同じ内容なので、初コメさせていただきました。
母は84歳、胃ガン1Bで今月12日に全摘手術しました。
年齢的に手術は無理だろうと思っていたのですが、いろいろな検査結果で充分に耐えられる結果だったのと、本人の治したいという希望もあり、手術に踏み切りました。
手術も腹腔鏡の予定が変更になり、開腹に(^^;)
でも翌日には歩かされ、3日後にはシャワー浴と順調に回復し、予定通りの日数で来週早々には退院出来そうです。
これからは、一日6食の食べる訓練が大変なようですが、早くもカレンダーを見ては出かける計画を立てています。
母よりもずーっとお若いお父様です。
きっとお元気になられると思います。
手術の成功を陰ながらお祈りしています。
Posted by: 和乃香 | 2017.07.27 22:40
和乃香さん、ブログを読んでくださり、コメントまでありがとうございます♪
返信が遅くなってすみません。
父の手術も無事に終わり、今日、父の様子を見てきました。その記事をブログで更新しましたが、とても元気な様子でしたのでほっとしましたー。
和乃香さんのお母様はもう退院されたころですね。
ホントに偶然、同じ時期に同じ胃がんとは~
でも和乃香さんのお母様も、私の父も無事に元気になった例になりそうでよかったです^^
私も和乃香さんのお母様がこれからも元気で健やかにお過ごしになれるように祈ります^^
Posted by: BUBI | 2017.08.20 23:45