父の胃がん・手術無事終了
父の胃がんの手術、無事、終了しました。事前に説明があったリスク、
○手術でおなかを見てみたらないと思っていた転移があった
○手術中に大出血して、輸血した
○手術中に腹空鏡での手術が困難になり開腹手術をした
○手術中に脳溢血、または心筋梗塞などが発生した
○手術で感染症に感染した
等々はなく、予定どおりに手術は終わり、そのあと、傷は結構痛んだと言っていましたが、本日、術後6日目の時点では傷の痛みはなくなっていました。
昨日までは、尿をとる管がついていたそうですが、今日はそれもとれて、自分でトイレに行けるようにもなっていました。
食事も今日は重湯やみそ汁が出たそうです。
やっぱり手術してから5日間は、食事はとれなくて点滴なのか・・・まあそうだよなぁ、胃をとって食道と小腸つなげたんだもんな。
無事につながっているらしく、飲み物はちゃんとお腹に入っているようで何より。点滴を引き連れながらですが、廊下を普通に歩き、会話も普通にできました。
心配だったのは手術をしたあとに、入院して何もしないでぼーっとしていることで元気がなくなっちゃうこと。
でも今日の様子は全然、普通でした。逆に元気なくらい。
今日からみたいですが、自分で髭剃りもできてさっぱりしてました。
入れ替わり立ち替わり、お見舞いの人も毎日、誰かしらきてくれるそうです。
すごいな、人徳だなぁ~
もし私だったら、たぶん誰もこないもんな。それについては、やはり父はすごいなーとつくづく思いました。
先日、ふと気が付いたのですが、父は今年で77歳で喜寿です。
食事は食べられないので、お祝いといっても食事会ってわけにはいかないんですが、今日、その話をしたら、
「じゃあ、旅行でもいくか」
なんて言っていて、母が半分あきれていました。
でもまぁ、とりあえず、終始、笑顔で、元気な様子を見せてくれました。
お見舞いに行った私に気をつかってるのもあるんだろうなぁ。
なんというか…
普段接していると、それが当たり前なので、つい忘れてしまいますが、父は普段も、怒ったり、愚痴を言ったり、苦しいときに苦しいと言ったり、嫌なことを嫌だと言ったり、というのをほとんどしない人です。
それが、娘である私に対してだから、という可能性もあるんですが、公平に見ても私の知る限り、私に対してだけではなく、誰に対してもそうみたい。
これってなかなかすごいことです。
人間である以上、嫌なことも困ったこともあるだろうになぁ。
私自身は、一人で今、生活していて、一人の時は痛かったり苦しかったりしたときに、心の中やこのブログで、いろいろ吐き出しているわけですが、父はそういうのあるんだろうか?
改めて考えるとなんだか不思議なんだよなぁ。
昔、一緒に住んでいたころを思い出してみると、父はほとんど何もしゃべらない人でした。
仕事オンリーで家族との会話はほとんどなし。
母が亡くなって、そのころは私はもう家を出て一人暮らしで、お互い一人暮らしになって、ひと月に一度、母のお墓参りをするようになってからだなぁ、私が父と話をよくするようになったのは。
その後、父は今の母と再婚したのですが、再婚したころはけっこうしゃべっていたし、マメに母が買い物にいくのに車出したりして、私は
「こんなにマメでよくしゃべる人だったのか」
とびっくりしたっけ(苦笑)。
今は再婚からもう10年以上経ち、最近は耳が遠くなったのもあって、夫婦の会話も再婚したてのころよりはさすがに少なくなってる感じはありましたが…
でも、今日の父はずいぶんいろいろしゃべっていました。
体は相応に年はとってきましたが、なんとなくまだおじいさん、って感じはありません。
もう77なんだけどね。
今のところ、まだまだ元気です。
いつ何があってもいいように心づもりだけはあるのですが、ま、今回はとりあえず取り越し苦労だったようです。
家族で旅行、いけるといいな。
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