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2017.08.11

続・父の胃がん

 前回の記事はこちら

 昨日は、主治医から手術の説明があるというので立ち合い、行ってきました。
 手術は14日ですが、糖尿があるので、父は少し早めに9日から入院になりました。

 前回、ステージ1Aだけど、未分化がんというちょっと質の悪いガンのため、胃を半分切除する手術は致し方ないという説明があり、ただ初期なので腹腔鏡による手術でいける、というところまで聞いていました。

 今回はより具体的にどういう手術かという話。

 父の胃がんは、胃がんでは比較的少ないケースだそうですが、胃の上側にできています。
 そのため、胃を半分切除するとしても切除は上半分。

 胃の入り口には噴門という、普段はキュッとしまっている場所があり、それがあるから一度食べたものは上に上がってこないわけですが、今回はそれも切っちゃうんですよねぇ。

 胃は下半分を切るよりも上半分を切るのが非常にやっかいで、主治医いわく、上半分にできると、胃の全摘出になることもあるそうです。噴門を切って食道と胃を直接つなげてしまうと胃の中身が食道に上がってきちゃうので、つなげられない。だから胃を全摘出して、食道と小腸をつなげてしまうということですな。

 うーむ。なんかすごいな。
 胃がなくても人間生きていけるんだろうか。
 いや、生きてはいけるんでしょうけど、普通に生きていけるんだろうか。

 父の場合、下半分の胃も残すんですが、その胃と食道は直接つなげられないので、小腸をちょっと切って、その小腸と食道をまずつなげるらしいです。そして、そこからまっすぐに小腸へいくルートと、下半分の胃を通るルートと二つ作るそうです。

 なんとまぁすごい手術だこと。

 これを腹腔鏡でやるわけですが、今回、手術を受ける病院は腹腔鏡の手術に関してはかなり経験があり、ほとんどの手術を開腹ではなく腹腔鏡でできるそうです。

 主治医によると、腹腔鏡だとおなかにカメラを入れ、そのカメラの映像を見ながら手術するんですが、目で見ながらやるよりも、拡大できるため、細かい作業がしやすいと言っていました。
 へぇ、そういうメリットもあるのか。

 もう手術は来週の月曜日なので、すでにまな板の上の鯉状態で、手術を待つばかりなんですけども・・・

 その説明の最後に父が主治医にこう聞きました。

「手術をしないでそのままにしておいたらどうなったんでしょうか」

 そしたら主治医はこう言いました。

「がんが進行して、転移して、(余命)二年でしょうね」

 ・・・うん、まあ、もう手術することにしてるんだからその説明で別にいいんですけど。

 ただ、いわゆる近藤誠信者の私としては、ほんとかよ、と思わないでもありません。

 結局のところよりよく生きるためにはどうするかって話だよなぁ。

 今、父は特段の症状が出ているわけじゃありません。だけど、手術すればリスクはあるし、胃が半分なくなるから、食事は普通に取れなくなるわけで。

 それで痩せて糖尿が改善するから、父の場合はよりメリットはあるわけですが、それにしても、手術前よりQOⅬは確実に落ちるだろうという予測はできる。

 もちろん手術しても、何の合併症もなく元気になる人もいるから、それはあくまでも「可能性」ですけども。
 「可能性」というよりは「賭け」だな。

 痛くもなんともないけど今のうちに手術をしてしまって、手術をしたことによるリスクを引き受けるか、手術はしないでそのままにしておいて、胃を温存したまま、ガンが進行しない方に賭けるか。

 手術をしても余命がのびるかどうかは、実はなんとも言えない。
 結局、人間はいつ死ぬかわからない。
 極端な話、こうしている私の方が父より早く死ぬかもしれないのだし。

 まあ、でも今回の父の場合は、本人が手術に前向きだし、いろいろ調べてみても、同じ賭けでもうまくいく確率が高い賭けではあります。

 手術で胃を半分取ったからって、それでガクッと弱る可能性は今のところ低そうだし、それでなくても人間、死ぬときは死ぬんだし、本人が後悔しないことが一番。

 なので、家族としてももう手術でいいんですが、ただ、どうしても、もし自分がそうなったらどうするかなぁって考えるんですよ。

 今、このブログを書いている間にも、胃がんの手術について検索してみるとホント、いろんな情報があります。少なくとも胃を全摘出すると、やはり食事がとれなくなり、体力や筋力がガクッと落ちて、余命が逆に縮まるケースはあるなー。まあ、父は胃を半分残せるので、賭けの確率としてはよい方に転びそうではあるけれど。

 ♪何につけ 一応は 絶望的観測をするのが癖です♪(中島みゆき「あした天気になれ」より)

 ふふ。
 古い歌を思い出しちゃったわ。

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