「何かを間違えるな」
2月は中島みゆきさんの誕生月で、それでというわけでもないのでしょうけど、2月25日(日)に立川のCRAZY JAMというライブハウスで「中島みゆきまつり」というイベントが開催されます。
当然ながら中島みゆきさん本人が出るわけではなく、アマチュアバンドが3組出演し、中島みゆきさんの曲を演奏します。
カラオケ好きで、クラシックギターをちょこっとかじったことのある私、これまでもたまに仲間とバンドで中島みゆきさんの曲を演奏することがあったんですが、今回、私の参加しているバンドもそのイベントに出演することとなりました。
このブログでは書いたことがあるのですが、「Let’s play 中島みゆき」の略で「ぷれなみ」という名前のバンドです。
いつも知り合いばかりのアマチュアバンドの集まりに参加して、お互いに腕前を披露し合う場で演奏するのですが、今回は、知らないお客様相手に有料ということなのでなかなか緊張する感じ。とはいえ、今回はベースは優秀なヘルプにお願いできたので、いつもの「なんちゃってベース」からは解放され、コーラスで、身の丈に合った参加ができそうです。コーラス、がんばります。
というのが前置き。
今回のライブで演奏する曲のうち、全くの新曲が中島みゆきさんの「慕情」という曲になります。TBSの昼の帯ドラマの主題歌だったので、知っている人もいらっしゃるかな。
歌詞をちょっとだけ引用させていただきます。
(引用開始)
愛より急ぐものがどこにあったのだろう
愛を後回しにして何を急いだのだろう
甘えてはいけない
時に情けはない
手放してならぬはずの何かを間違えるな
(引用終わり)
うーむ。
なんかどきっとするんですよねぇ。
この年になって言うこっちゃないですが、愛ってなんですかねぇ。
どうも「後回し」にしてきた感が否めない(苦笑)。
人を愛することよりも自分が生きてくることに必死だったな。
自分が生きるには、誰かの愛に頼ることよりも、早く一人前に独り立ちして、誰かに後ろめたく感じなくても済むように、何もかも自分でできるようになりたかった。
その願いは叶い無事に独立して一人で生きていかれるし、加えて、仕事やインターネットを通じて様々な新しい出会いがあり、私の世界は家の中だけでなく外へもそれなりに広がっています。
持前の好奇心のせいか、旅行も好きですし。
社会人として中堅になってきた7年前に起きた大災害が東日本大震災でした。
福島から埼玉に避難していた双葉町役場の方々と一緒に仕事をし、仙台に住んで、岩手県の三陸沿岸被災地の復興の末端に係わり、私に何ができたのかは分からないけれど、災害からの復興には正面から向き合ってきました。
それってとても大事なことだったと自分では思っています。
埼玉に帰ってきて2年と5か月になりますけど、今でもやっぱり被災地を思うこと多いものな。
ということで「今に至る」わけですが、やっぱ愛は後回しにしたかしら!?
う~ん…いや、そうでもないか。
だってそもそもこのブログが始まった2004年8月頃、私は大恋愛の真っただ中でした。片思いでしたけどもね。その相手である「心の恋人」へ直接伝えにくい、でも本当は伝えたい気持ちを書きたくて始めたのがこのブログ。
うん、書いていて思い出しました。
あら私の場合、ちゃんと愛は後回しにせず、最初にあったわ。
今や「慕情」の歌詞でいうなら、
♪振り向く景色は~あまりに遠い~~
ですけども。
私は「慕情」の歌詞のようにもう一度始めからやり直したいとは思いません。
その時はその時で一生懸命やってきたから。
この一つ下の詩、「天命」で書いたようにむしろ関心があるのはこの先。
もしかしたらこの先にまた新しい出会いがあることもあるかもしれないけれど、目先の寂しさに血迷って間違えないようにしなくちゃ。
…手放してならぬはずの何かを間違えるな…
私にとって一番大事で手放してはいけないもの。それは…うん、今のところ大丈夫。
そして、愛も後回しにせずちゃんと先に済ませてますから大丈夫(笑)。
この先も焦らずに今を生きていきます。
とりあえずは25日ですね。ライブ、がんばります♪
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