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April 2018

2018.04.24

続・セクハラの定義って難しいね

やっぱり、この議論になっちゃったか…

「女性記者お断り」セクハラ防ぐには女性排除を、という暴論は“新たな差別”を生むだけだ

「女性と二人だけで酒を飲んだり、食事をしたりするとあらぬ誤解を受けるので、リスク回避のためにそういう行為を一切禁止する」
とどうなるかって話です。

やっぱり、それも「セクハラ」って言われてるよー

「女性と二人きり」が全部だめって話になったら、仕事にならない職種もある。
記者がどうかはけっこう微妙なラインなんですが、それはともかくとして、リスク回避のための女性排除はやっぱりセクハラなんですよね。

だとしたら、どうしたらいいんだろう?
上記の記事には、
「男性が『セクハラはヤバい』と思ってくれればよいだけなのに」
という女性記者の意見が引用されていますが、私は「それは難しいんじゃない?」と思います。
取材相手の男性が、普段いくら『セクハラはヤバい』と思っていても、酒の席でしょ?
理性も吹き飛びますって。
ましてや相手は、取材対象と仲良くなってなんぼという意識で近づいてくるわけです。
「酒や会食なんかしなくても取材はできる」
と、舛添さんがコメントしてるのが正論だと私は思うけど、それに対して、

(引用開始)
「お酒の力をかりてリラックスした空気で情報交換する貴重な時間です。昼間に取材した言葉の裏の意味を聞き出したり、お互いを知ったりするのに欠かせません」
(引用終わり)

それ、女性記者が言っちゃうのか、やっぱ。
結局ぐずぐずですよね。線引きなんかできるわけない。

私は酒がダメなので、
「お酒で相手と仲良くなる」
っていう関係自体がナンセンスだと内心、思っていますが、個人的な感情はさておいて、一緒に酒飲んで取材対象の理性を吹っ飛ばして本音を聞き出すことで特ダネをとるのが「記者」のお仕事なんだろうと理解しています。

そしたら、そこでセクハラとか言うのって卑怯なんじゃない?
だって取材対象の理性のタガを外させて、ネタとろうとしているのは女性記者自身なんだもの。
なのに、相手が調子に乗って「おっぱい」うんぬんと言い出したら、「身を守るため」と称しそれを録音してセクハラだと糾弾する。
私も女性ですけど、そりゃないよ~って思うんですけどねぇ。

〇か✖かきっちり線引きできないことって世の中にたくさんあって、今回の「財務事務次官」と「テレビ朝日の女性記者」という個別の話と「一般論」は一緒にすると非常にまずいことになるのかもしれません。他ならぬ女性にとって、です。

もちろん男性の取材対象に、美人の女性記者を張り付かせて取材させる、そのやり方自体がセクハラでおかしいっていう意見もあると思うんだけど、前の記事にも書きましたが、だとしたら、世の中に、「女性ならではの魅力や強み」を商売の道具にしている仕事はたくさんあって。私はそういう仕事が全部「おかしい」とは言いたくないのです。

だって、この世界に男性と女性という二つの性が存在し、それぞれの個性で成り立つ職業ってあってもいいのだから。

もちろん「女性」だからって全ての女性がそういう職業に就く必要はないんですよ。
「男性」も然り。
私もいわゆる「女らしさ」とは無縁の世界で仕事してますしね。

人が一人一人、自分の得意とする分野で個性を発揮し、活躍できればいいわけです。
それが、女性ならではの魅力や強みを生かす職業(たとえばアイドル歌手やモデルや女優とかね)であるならそれは誰にも否定できない。

私はセクハラを容認せよと言いたいわけではありません。
ただセクハラとそうでないところの線を引くのは、結局のところ、その行為の受け手側にしかないわけで、セクハラと言われないために自己防衛をするなら知らない異性には気を許さないようにするしかないでしょう。(知っている異性にだって録音されるくらいだもんね)
え? そこで異性と言っちゃうとだめ? 同性でも同じ?
つまり…知らない人にはついていっちゃいけません?
いやぁ~だからさぁ。

疑いだしたらもうきりがないのですが、今回の事件を教訓に今後の再発防止を防ぐためなら、ある程度やりにくくなるのは覚悟の上で取材対象との「1対1の酒、食事禁止」とするしかないような気がします。
一般社会の常識からいうと当然なんですが、その世界で働いている「女性記者」にとっては大ダメージだろうなぁ。
でも、それが正しい。女であることを武器にネタを取る、そんなやり方がもう古いのだ、と。
そう言い切ってしまえるなら、世の中簡単なんだろうなぁ。

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2018.04.23

母の日に

日曜日に電車とバスに乗ってイオンモールへでかけました。
車がないので普段はあまり行かないのですが、歩きや自転車で行けるところに食料品のスーパーはあっても、しまむらやイトーヨーカドーなど要するにお安い衣料品店がないので、普段着用のスラックスやチュニックなどを買えるところがないのです。
イオンモールなら品揃えは豊富だし、安いしね。
通勤経路にはおしゃれなブティックの並ぶショッピングモールはあるのですが、そういう個店じゃなくてしまむらで十分なんだけどな、といつも思います。

さて、イオンに着くと、4月のこの時期、イオンの衣料品売り場は「母の日向け」のコーナーが特設されていました。

母の日か~
関係ないわ、と通り過ぎようとして、ハタと気づきました。
私は独身だけど、十分、「母」の年齢。「母」の日向けの衣料は、私くらいの年代向けのものなんじゃない?

そしてさらに気が付きました。
今まで縁がないと思ってきたシニア向け衣料だってもう着てもおかしくないわ、私。あらま。

すみません。30代前半くらいの意識でいましたよ、私。
30代前半だって十分、おばさんといえばおばさんですが、今や不惑さえとうに過ぎて、天命を知る年齢なんだから、シニアじゃん、シニア。(シニアは「じゃん」とか言わない)

いやぁ、なんだか独身のせいか、中身が20年前くらいから進歩してないんですよ。
さすがに30年前からは年とりましたが、マンガは読むは、アニメは見るは、ゲームはするは、カラオケいくは…
まあもうかなり以前から理想は「コンピュータおばあちゃん」なので、たぶん、中身はこのまま年をとるのでしょうが、イオンの母の日向け衣料品特集を見ていたら思わず感慨に浸ってしまいました。
20代の頃も30代の頃も、何度もダイエットに挑戦し挫折し、スタイルのいい女性に憧れて、普通のブティックで洋服が買える人をうらやましく思ってきました。
でももう体形なんて気にしなくていいんだ。だって、おばさんだし!

いえいえ、わかっています。スタイルのためじゃなく、健康のためには糖質を控え、野菜を食べ、タンパク質をとり、体をこまめに動かすのは大事。そうじゃないと年をとったら、今度は動けなくなっちゃうもん。

だけど服はね。
もう堂々と「しまむら」でいいのかも。
もちろんイオンでもいいし、ヨーカドーでもいいのだ。

イオンもさー、もうちょっとうまく売ろうよ。
「母」なんてこの日本でもはや完全に少数派で、これからは単身のおばさんとおばあさんが主流なんだから、「母の日」アピールじゃなくて、独身高齢女性を取り込みなさいよ。
金ならあんのよ?(笑)

私はこれから50代ですが、なんというか一昔前の50代とは完全に違う気がしています。
この超高齢化の時代、50代なんて完全に若者よねー。
無論、本物の若者とは違いますが、いわばある意味で『ニュージェネレーション』。
爺、婆、ではないけど、お兄さん、お姉さんでもない。
年代的には「おじさん」「おばさん」ですが、我々にその表現って今一つそぐわない気がするんです。
なんかいい言い方ないですか?

十分に力を蓄えて、我々にとってはこれからが本番。高齢化社会に殴り込むぜ!

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2018.04.19

セクハラの定義ってけっこう難しいね

財務事務次官と新聞記者のセクハラの件。

性別に限らず、取引先と親密になって、仕事をとることってよくありますよね。

本当は飲みたくない酒を飲み
本当は行きたくないゴルフに行く・・・
そういう「接待」は今も一般に行われているんじゃないかな。
(公務員はそもそもそういう接待を受けてはダメだけど)

で、それとはまたちょっと違うんだけど
着たくない水着姿になって写真を撮らせたり、
個人的には親しくなりたくないファンとの握手会をするのもよくある話。
この二つは、まさに「仕事」そのものです。

つまり、個人的な感情に従えば嫌なことを
仕事である限りやらざるを得ないということがあった場合に
それを強要されることを「セクハラ」と呼ぶと
「仕事って何?」
ってことにならないだろうかって考えていました。

または、こんなことも考えられます。
たとえば記者と、対する取材対象の場合。
相手が男性なら、一緒にお酒を飲んで、本音トークをできるけど
お前は女性だから、一緒にお酒を飲んだらセクハラだと思われるので、お前とは食事も酒も一切同席しない、
と取材先が言ったらどうなっちゃうのでしょう。

「女性だからって拒否られた」
これが逆にセクハラなのかしら。
取材を受けてもセクハラ、取材を受けなくてもセクハラ。
これじゃ、困るんじゃないかな。
アンビバレンツだよね。

一般の会社で、一緒に仕事をしている女性に対し性的な発言すればセクハラになるし、女性であることを理由に仕事に差を付ければ女性差別になります。仕事と直接の関係がないからですよね。

でも、水着撮影や握手会は、女性が内心どう思っていようと仕事だからセクハラではないのかもしれない。
セクハラとか言い出したら、それを仕事にしている女性自身が困ってしまうでしょう。

同様に…もし財務事務次官がキャバクラで
「おっぱい触ってもいい?」
と言ったら、言われる女性は仕事だからセクハラではないのかもしれない。(セクハラだといういう人もいるけど)
バーでママにふざけて言ったとしてもセクハラじゃないような。
仕事だから。

じゃあ、記者が取材で男性である財務事務次官と二人きりで食事に行き、そこでそう言われるのは?
うーん…白ではないけどけっこうグレーじゃないかな。

多分、相手は酒を飲んでいるんだと思います。
酒の席の発言を録音し、セクハラだと週刊誌に売るのは卑怯な気がするし、取材対象と二人で食事に行き、酒を飲ませ、そこで本音を引き出すやり方はいわゆる「デート商法」に近く、そういう取材の仕方がそもそもおかしい。

新聞記者ってそういう仕事の仕方が普通なの?
セクハラだと訴えるならそういう取材をさせるテレビ朝日の方が問題なんじゃないのかな。

女性が、記者だからといって取材する相手に「おっぱいさわらせて」だの「浮気しようよ」なんて言われつつ仕事をしなくちゃいけないことには同情します。

でも、もしそれをやめさせて、女性記者を守るなら、男性の取材対象に1vs1で食事とか、酒飲みにいかせちゃいけないし、それじゃ仕事にならないっていうなら、仕事そのものがセクハラのような気がする。

まあ、でもそれを言ったら、女の子に水着着せて写真撮って売るのだってセクハラだしね・・・

うーん???

財務事務次官をかばう気持ちはあまりないけど、酒飲んだプライベートの席での醜態を公にされて、セクハラだと責められるのはもし自分がその立場だったらと考えると・・・ねぇ? 
いかがなものでしょうか。

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2018.04.14

一目千本桜 -2018-

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 宮城県大河原町の一目千本桜を見るのはこれで2回目。
 一度目は仙台在住時でしたが、今回は埼玉から新幹線で仙台へ。そこから東北本線で30分下り、大河原町へ。
 それでも8時に地元を出れば10時半に大河原に着きますので、今回も日帰りで見に行くことができました。

 2018年4月8日の桜です。関東から2週間遅れて、仙台では桜満開でした。
 前回、仙台から行ったときも満開だったのですが、天気がよくなくて。今回も快晴ではありませんでしたが、桜と蔵王のコラボを見ることができました。写真はこちら。

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 写真で見るよりも現地で見る方がやっぱり素晴らしく、ほんと、絶景でした。

 最後に満開の様子をもう一枚アップしておきますね。

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Toshi Yoroizuka2017

Pic0003c3_2  約1年前になってしまいますが、また六本木の東京ミッドタウンの鎧塚さんのお店にいってきましたので、写真をアップしておきます。
 2017年5月4日でした。毎回、ブログにアップしておくと、記録をさかのぼる時に便利なのです。

 いえ、実は、また今年もGWに行こうかと思っているので、
「そういや、前回のをブログに書いてないなー」
 と思って、やっぱり、ちゃんと載せておこうと。
 最初の写真はピスタチオのアイスクリームが上にのったミルフィーユ。私がオーダーしたような気がします。

 下の写真は、友人オーダーのフォンダンショコラです。
 過去記事をさかのぼると、私は前もミルフィーユをオーダーしているし、友人もフォンダンショコラをオーダーしてるなー。まあ同じ人なので、当たり前ですが、頼む時はすっかり忘れているのよねぇ。
 今度いったらどうしよう。たまには違うのも頼みたいとも思いますが、結局、年に1、2度、せっかくいくなら、自分が一番食べたいものを、と思うので、結局同じのになっちゃうのかなー。

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2018.04.07

poem(120)

「どうかよろしく」

一人で作って一人で食べるごはんもおいしいけど
外食でとびきりおいしいものを食べるなら
きみと二人がいい

行く先は自由きままに決めて
夜はビジネスホテルのシングルでのんびりする
一人旅もいいけれど
きれいな桜や雄大な山々や
きらめく湖畔のホテルでゆっくり過ごすなら
きみと二人がいい

他人といると緊張して
自分が相手にどう見られているかばかり気にしているけど
きみといたら一緒に笑えたし
きみとの旅はリラックスできた
きみが笑ってくれると私も楽しかった

自分よりも大事な誰か
自分が美味しいものを食べるよりも
きみがおいしいと言ってくれる方がうれしい

そう思えることがまさか私にもあるなんてね
一生に一度でもそう思えたことがあってよかった
一生に一度でもそう思わせてくれてありがとう

感謝の言葉はもうきみには届かないけど

神様 
私にそんな喜びをくれたあの人を
どうかよろしく

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