新型コロナウィルスによる新型肺炎の流行に関する記録7
本日は5月6日、2020年のGWの最後の日となりました。
新型肺炎の感染拡大防止による緊急事態宣言の対象期間は5月末まで延長されました。一昨日、4日の発表では、5月末以前に段階的に解除される地域もあるということなのですが、ここ埼玉県は、東京都や大阪府などと共に特定警戒都道府県の対象地域となっているので、最後まで、外出自粛は続くのだろうな。
緊急事態宣言の対象地域は、当初は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県だったのですが、対象地域が全国に拡大した4月17日から、北海道、茨城県、石川県、愛知県、岐阜県、京都府の6道府県を加え13都道府県が特定警戒都道府県となっています。
それにしても、この新型肺炎がここまで日本で感染拡大し、外出自粛で経済に大打撃を及ぼすとは誰も想像していなかっただろうな。語弊を恐れず言えば、「なめていた」ということ。
今日のテレビ報道でも話が出ていましたが、新型コロナウィルスは「強毒性」ではなく、そもそもが風邪の元となっている「コロナウィルス」の亜種だし、新型肺炎もちょっとひどい風邪くらいな感じに思われていたのよね。
アメリカやヨーロッパで感染が拡大、死者も増加して、日本も対岸の火事にソワソワし始めた頃から、この新型肺炎が「ちょっとひどい風邪」どころではなく死に直結することが認知されてきました。
志村けんさんや岡江久美子さんもそうでしたが、この前まで元気だった人が、ある日、発熱し「風邪かもしれないし2~3日様子を見ましょう」なんて言われている内に急速に重篤化、病院に運び込まれた時にはすでに手遅れで死に至る。そりゃ怖いわ。
「正常性バイアス」という言葉があります。
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう心理のことをいうのですが、東日本大震災の時に、津波が来るのに逃げ遅れる心理の説明に使われたりしました。今まで、津波の注意報が出ても大した高さじゃなかった。今度も大したことはないだろう。「自分だけは大丈夫」。
今回のこの新型肺炎でもまさにこの正常性バイアスが働いて、中国で感染が拡大し、ヨーロッパでひどいことになっていも、日本はまだ「オリンピックを延期したらその方が影響が大きすぎる」なんてやってたわけです。毎日何百人も感染者が出たら医療崩壊することは明らかだったけど、そうならないように考えることばかりでそうなったときにどうするかは考えてなかった。
今、少しずつ感染者が減ってきているので、そうならないように備えたことだって無駄ではなかったですが、引き替えにした経済的損失は取り返しが付かないくらい大きい。医療機関でマスクや防護服が足りなくなることなんて分かっていたはずなんですけどね…
何とか持ちこたえてピークを脱したんだろうか?
出口戦略とかやっていますが、政府はやはり第二波を警戒しているし、解除で一気に人が町にあふれ、また感染者が増加することを防がないといけないのは私にも分かります。せっかくここまで抑えてきているからなぁ。
病院とか、今、どうなっているのだろう。
とりあえず、私は明日もテレワークです。
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