ブックサンタに参加した!!
私は、今年、初めて知ったのですが「ブックサンタ」を皆様はご存知でしょうか?
詳しくは上のリンクをクリックしていただくとして、私はネット上の知り合いが5000円くらいする「こども大百科」を買って、ブックサンタしたという話を見て感銘を受け、自分も参加することにしました。
私は、親戚に本屋さんがいたもんで、そのせいだと思うのですが、物心つく前から「こども百科事典」が家にあり、字もろくに読めなかったころから、絵や写真をたくさん見て親しんでいました。
一人っ子で、家でひとりあそびをする時間が長い子だったので、元々読書が好きになる環境にはあったのですが、それには読む本もないとね。こども百科事典、当時、いくらくらいだったのだろう? 確か全8巻くらいありましたが、全部、ページがとれるくらい読みました。おかげで、小学生くらいまでの理科の知識は当たり前のように身についてしまいました。花の名前や動物の名前にも詳しくなりました。
小学校に上がって、2年生くらいの頃に「少年少女世界名作全集」のセットが家に届きました。あれも大好きでページがとれるくらいいっぱい読みました。そのころになるとまぎれもない本好きな子供で、家にある本は親の本まで何でも読み尽くす感じ。3年生くらいになってやっと自転車でいけるところに新しい図書館ができたので、通い詰めるようになったのですが、それまでは時間があれば世界名作全集を読んでいました。「赤毛のアン」「若草物語」「家なき子」「アルプスの少女ハイジ」などの定番はもちろん、「水の子トム」「少女パレアナ」「ピーターパン」「十五少年漂流記」「ロビンソン・クルーソー」「西遊記」「あしながおじさん」…うーむ、書き出すときりがない。
ということで、つまり、今、思い返すと私はめっちゃ恵まれていたのですね。
たった一冊の本でさえ、親の貧困で買うこともできず、そのことのデメリットでさえ自分では気づくことのできない子が世の中にどれだけいるのかと思うと、とても胸が痛みます。
こう書いてくると、少年少女世界名作全集かこども百科事典を一家に一冊、ドーンとブックサンタしたいところですが、さすがにそこまでの財力がないため、とりあえず今年は初めてですし、「いやいやえん」を1冊だけ、ブックサンタしました。
「いやいやえん」。
私、これで育ちましたよー。もうね、ホント、幼稚園の頃、当時から友達にいじめられてばかりで、一人で本だけ読んでいたかった子でしたから、一人でほっといてほしかった。「いやいやえん」行きたかった。
主人公の「しげる」は悪い子なのですが、私はけっこう好きだったなぁ。
こういうブラックな味のある本が身近にあったなんてね。
私の買った「いやいやえん」はどの子の手元にサンタさんが届けてくれるだろう。
皆さんも余裕のある方はぜひ、ブックサンタ、参加をご検討ください。
全ての子供が自分の友となる本と出合えますように。
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