« February 2021 | Main | April 2021 »

March 2021

2021.03.28

「約束のネバーランド」のアニメ二期のお話

 この3月は、毎週楽しみに見ていたアニメが二本、最終回を迎えました。一つは「呪術廻戦」。私、この作品、アニメが始まるまで全然知らなかったのですが、同じ時間にアニメになる「犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい」をTwitterでいつも見ていて、アニメになるというので、録画したらなぜか「呪術廻戦」も録れてたという…

 「呪術廻戦」見てみたら面白かったんですが、セリフだけ聞くと「ん? 何て言ってるの?」っていうのが多く、脳内で文字にうまく変換できない言葉を知りたくて原作も読んだら一気にはまってしまいました。

 「呪術廻戦」は10月から始まり、半年、24話放映されました。アニメも面白かったなぁ。あまりアニメに詳しくない私でもとてもクオリティが高いのは分かります。物語はほぼ原作マンガどおりなんですけど、ちゃんとアニメとしての表現もされていて「領域展開」をアニメでどう見せるのっていう期待に対し、期待以上のものを見せてくれる。五条先生の「無量空処」など凄すぎてビックリしました。

 原作の展開以外に番外編としてちょっと挟まれる「じゅじゅさんぽ」がまたぶっ飛んでいて最高。私は真衣さんが高田ちゃんの握手会に行く回が一番好きでした。

 いや、すみません、記事のタイトルは「約束のネバーランド」なのになかなか本題に入れないw

 作る方は誰だって駄作を作ろうなんて思ってなくていいものを作ろうとしているのに「呪術廻戦」みたいに見る方が100%以上満足するものが作れる場合と、そうでない場合があるのは一体なぜなんでしょうね。

 最近Youtubeでいろんなアニメレビューを見ていると駄作のアニメもめっちゃいっぱいあるみたいで驚いてしまいます。私はその何分の1しか見ていないのですけど。

 ということでやっと「約束のネバーランド」二期の話。一期は2019年1月~3月に放送されました。もう2年前なのね。

 私は「約束のネバーランド」(以下、「約ネバ」)は原作コミックから読んでいました。ホントに面白くて「デスノート」以来の傑作だと衝撃を受けた大好きなマンガでした。

 原作は2020年8月に無事、完結しました。ちょっとラスト、駆け足気味で個人的にはもうちょっと感動したかったなぁ。まあでも、ああいう終わりもよかったかな。とりあえず無事、完結おめでとうございます。

 アニメも一期は録画して何度も繰り返し見るほどお気に入りなので、二期、エマ達の脱獄の後の物語もアニメになると知って、やっぱり絶対見なきゃと思ったのを今でも覚えています。

 ただ正直なところ「約束のネバーランド」というお話は、エマ達の脱獄までの物語が練りに練られて作られていて、その後の物語は都度「ジャストアイデア」でジャンプで連載を続けてきたんじゃないかな。もちろん、それでも面白くないわけではありませんが。二期を作るとしてどうするんだろうとちょっと思っていたところはあります。

 「約ネバ」アニメの二期は、最初こそ原作どおりに始まりましたが、結論として言うと、原作を大幅にカットし、無理やり一期と二期合わせて全24話で終わらせた、という形になりました。だいぶ、それが世間では不評です。

 もうちょっとうまく短くできたんじゃないかな、と思うのですが、あまり変えると「約ネバ」じゃなくなっちゃうし(完成した形も十分「約ネバ」じゃないといえばそうですが)原作の名セリフも無理やり入れつつ、何とかまとめたのがこの形だったんだろうなぁ。

 大人の事情で二期で「約ネバ」アニメを終わらせたかったのなら、原作の最終回までいかず、途中で終わることになったとしても、普通に原作をなぞった方が原作ファンの反発も招かなかったし、最後が「ダイジェスト」にならずにも済んだのに。

 原作の途中までしか作られないアニメなんて山のようにあります。「はいからさんが通る」とか「僕の地球を守って」とか(例えが古くてすみません)。「ドラゴンクエスト」のアニメもと唐突に打ち切りになってびっくりしたっけな。「ガラスの仮面」とかもそうだし。まあ「ガラスの仮面」は原作も完結してませんが。

 原作改変でひどいアニメもけっこうありますね。私の知る限りだと「黒執事」や「地球へ…」。

 こうして振り返ると成功した方が少ないか。「デスノート」のアニメは成功だったのではないでしょうか。クオリティも最後まで高くてね。原作と違う部分もありましたけど、私はアニメの「デスノート」好きだったなぁ。

 「地球へ…」の惨状のとき思ったのですが「脚本」は一人の人が担当して欲しい。リレー小説じゃないんだから。前の話で振った伏線が次の話でスルーされてたりするとほんと萎えます。

 脚本家は複数が担当するのが何らかの事情で仕方ないなら「シリーズ構成」を担当する人がしっかりして欲しい。作品全体を俯瞰して、何をどう見せるか、うまく調整するのがシリーズ構成の仕事よね?

 youtubeで「ひどいアニメ」のレビューを見ると、それ以前に予算不足、人手不足、でも納期は容赦なくやってくる、仕方がない、これでもう完成とするしかない、というブラックな感じがするアニメもあるようなんですが、ひどいものを作って放映しちゃっても誰も得しないような気がするけどなぁ。まあ「仕事」としてアニメ制作を請け負ったら、酷くても何でも納期までに完成させなくちゃいけないのかもしれないけど。「約ネバ」二期も、どうも納期ありきだったようですね。実写映画とアニメの二期の時期を合わせるために。

 しかし…映画もなぁ。映像は素敵でしたがレイ役の少年の演技が酷くて見てられない出来。あの子を降ろせなかったのも大人の事情なんだろうな。

 という「約ネバ」のアニメ二期のお話でした。原作を読んでいる私は、原作の記憶が強すぎて、アニメは何が起こっているのかさっぱりでした。アニメだけを見ている人は最後のダイジェストでわけわからなくなったことでしょう。原作どおりになぞれないなら、最後もあんなダイジェストにせず、アニメ独自のストーリーとしてしっかり完結させるのがアニメ作品としての責任だったと思うのですが、結局はどっちつかず。作っている人達もどうしたらいいのか、分からなくなっちゃったのかも。

 そう考えると私はあまり責める気にはなれません。ただ、いろんな事情抜きに、純粋にこのアニメがどうだったか、と聞かれたら「約ネバのアニメは一期だけ見る方がいいよ」と答えると思います。

  「呪術廻戦」は映画も二期も期待しています!

| | Comments (0)

2021.03.20

見送り(poem(110)より再掲)

2015年の3月に書いた「見送り」という詩を再掲します。

たかが人事異動、昔は淋しくなることなんてなかったのにな。

最近になって、何気なく「またね」なんて別れてそれでもう二度と会えないこともあるんだって分ったせいか、今までこんなに一緒にいろんなことをやってきたのにもう二度とこの日々は戻らないんだってことがとても切なく感じられるようになってきました。

この3月も、任期が終わり去っていく人がいます。

2年一緒にやってきて、本当にお世話になって感謝の気持ちでいっぱいですが、伝えきれる自信がまるでないな。

今日はささやかながら餞別の品を買ってきました。どうか思いが伝わりますように。

「見送り」

3月 たくさんの人が職場を去っていく
定年退職の人
異動の人
出向する人
出向で来ていて元の職場に戻る人

私はもうしばらくここに残る
桜の中 みなを送る立場だ

人の出会いは一期一会
もう二度と会わない人もいるだろう

去る側よりも
見送る側
残される側
置いていかれる側に
私はなることが多いのだけど

きっとそれは私だけじゃないんだろう
生きている限りずっと人は
誰もみな見送る側にいるのだから

去っていく人達に
敬意と
愛情と
いたわりと
エールと
そしてありったけの感謝をこめて

「ありがとう
 私もここでがんばるから
 あなたもがんばって」

かける言葉はこれだけ

分っていたはずなのに
どうしてだろう この春は
大好きだった人達と会えなくなるのが
いつもよりちょっとだけ余計に 
さみしい

優しくしてもらったこと
頼ってもらったこと
悩みを打ち明けてくれたこと
今になってそれがとても懐かしい

いつか思い出になり
忙しさに紛れて忘れてしまうまで
一時 このさみしさとともに
涙がこぼれないように
桜を見上げようか

| | Comments (0)

2021.03.15

プラチナをやっと売却しました

 2018年の4月に購入したプラチナを、3年かけてやっと売却しました。

 貴金属の購入は初めてだったんですが、買ったとたんに値下がりしだし、こりゃ失敗だったかなとやきもきしつつも、どうしようもないのでそのままにしておいて、先月、何故だか株式相場が上昇しているらしいと、ふとプラチナの価格をチェックしたらこちらも値上がりしてる!!

   購入当時、いくらになったら売ろうという想定をしていて、その想定価格を昨日時点では少しだけ下回ってはいましたが、ずっと安値で推移していたので、今の価格は御の字です。

 3年間ずっと一緒だったので、手放すのはちょっとだけ淋しい気もしたんですが、グズグズしていてまた値が下がると眼も当てられないので、サヨナラしてきました。

 いやぁ、とても勉強になりました。

「プラチナ」というモノは、もちろん食べられないし、持っていても何の役にも立ちません。でもこれをお金に変えると、お金ってのはそれで食べるものを買うこともできるし、旅行に使うこともできるし、何にでも代えることができます。そう考えるとお金の方がいいわけですが。

 プラチナというモノの値段が高くなる、ということは、現金の価値が下がっているということでもあります。

 つまりお金の状態でずっと持っていると同じ1000円でも1000円で買えるものが少なくなってしまう。使える価値が下がっていきます。

 これがいわゆるインフレ。

 だから「モノ」にしておく。

 ずっと価値が変わらないもの。よくCMで「駅近の土地」なんて言われてますが(笑)、土地という不動産も確かにそうですね。

 でも不動産はなー。管理コストがかかるしなー。それに売ろうと思った時に簡単に売れないし。

 その点、プラチナはいいわ。管理コストはほぼ0ですから。お金も銀行に預けておけば管理コストほぼ0ですが、預けっぱなしだと上に書いたように物価上昇とともに価値が下がっていくので、価値が変わらない「モノ」にしておくのがいい。

 売ろうと思ったときに簡単に売れるのも今回「売却」というのを初めてやってみてよく分かりました。とても簡単でした。

 お金で持ってるとジワジワ価値が減っていく今の世の中で、多少、やっぱりモノにしておくの大事です。

 今回、分かったのですがプラチナはどうも「価値が変わらない」わけではないようなので、次は「金」にしようかな。でもプラチナよりは金の方が高いんですよね。また相場の様子を見ながら今度は金を買ってみたいな。

 もうちょっと安くなりますように。

| | Comments (0)

2021.03.14

新型コロナウィルスによる新型肺炎の流行に関する記録34

 1月8日から2月7日までだった「緊急事態宣言」が1ヶ月延長された…というのを前回の「記録33」に記載していますが、東京、千葉、埼玉、神奈川だけは3月7日にも解除されませんでした。

 2週間延長されたので、次の期限は3月21日なんですが、3月7日から1週間経って、今週は新型コロナウィルスの新規感染者数はその前の週より減るどころか逆に増えています。

 いや、そうでしょう。完全に0にするのは無理だって。

 確かに緊急事態宣言後、新規感染者数は減ってきていましたが、下げ止まりになっていました。

 市中で一般の人の感染はある程度防げても、高齢者施設や病院とかでいったんクラスターが発生すれば数は出るんだから。

 それでも不特定多数の人たちが感染源を特定することもできずに感染していく拡大局面を抑え込んだだけだって効果はあったと私は思っています。でも0にはできませんよね…ウィルスは確かに私たちの傍にいる。

 最近、全然言われなくなっちゃいましたが「withコロナ」って言ってたのはどこに行っちゃったんでしょう。

 感染者はいても、それをコントロールし、医療体制を守りながら経済も回していかないとこのままじゃ保ちません。

 多分、減らすだけ減らしたいというのはオリンピックがあるからだったんだろうと思います。でも0にしないとオリンピックしないんだったら、オリンピックは開催できないのではないかな。

 ワクチン打って、検査もして、無観客で、それでやればいいんじゃない? 中止は選手が気の毒過ぎるから。

 コロナは、何をしてもしなくても、100人、200人規模の新規感染者は出続けるのだろうし、1000人、2000人単位になる前に、ワクチン接種が進めば、そのくらいのレベルで推移していくのでしょう。

 諸外国ではここにきてまた感染者が増大しているようです。日本にも、最悪、ワクチンが行き渡る前に第4波が来かねない。

 私はもうこれ以上、新規感染者数を減らすのは無理だと思うけど、今のレベルを継続するためには、もう東京、千葉、埼玉、神奈川はこの先もずっと「緊急事態」を宣言し続けるしかないと思っています。

 飲食店や飲み屋は1都3県内での営業は諦めるしかないでしょう。実際に撤退している店舗は実感としてホント多い。他地域に展開しているチェーンなどはどんどん閉鎖しています。

 小規模でおかみさんと板前だけでやっている個人店は畳むしかなくなっちゃうけどしょうがない、このご時世。

 コロナウィルスは自然災害みたいなものなのだから、どうしようもないというか…たとえば青森のリンゴ農家が台風でリンゴが全滅したら、また来年にかけるしかないよね。岩手の漁業者だってサンマが獲れなくて困ってしまっているだろうし。

 うまく言えないけど、どんな商売だっていいときもあれば悪いときもあるから、悪いのを嘆いてても何も変わらない。耐えて春を待つのも一つの対処方法だけど、この春はいつくるか分からない。それでも耐える体力があれば、あと少なくとも半年、耐え続ければ出口は見えてくるかもしれないけど…。

 なんというか…コロナ相手だとこの先、どう転ぶのか分からないから、振り回されている感はあって当然なんだけど、もう1年もこの状況なんだから、それを誰かのせいにしたり、根拠のない楽観や誰かがどうにかしてくれるっていう期待はもうよした方がいいような気がしています。

 だったら、今をどうするか。

 オリンピックもやるならやる。それで感染者が増えようと一喜一憂せずにね。

 マスクして、手洗いして、消毒して、人混みへの外出を極力控え、人との接触を最小限にする。やることはずっと同じです。

| | Comments (0)

« February 2021 | Main | April 2021 »