新型コロナウィルスによる新型肺炎の流行に関する記録34
1月8日から2月7日までだった「緊急事態宣言」が1ヶ月延長された…というのを前回の「記録33」に記載していますが、東京、千葉、埼玉、神奈川だけは3月7日にも解除されませんでした。
2週間延長されたので、次の期限は3月21日なんですが、3月7日から1週間経って、今週は新型コロナウィルスの新規感染者数はその前の週より減るどころか逆に増えています。
いや、そうでしょう。完全に0にするのは無理だって。
確かに緊急事態宣言後、新規感染者数は減ってきていましたが、下げ止まりになっていました。
市中で一般の人の感染はある程度防げても、高齢者施設や病院とかでいったんクラスターが発生すれば数は出るんだから。
それでも不特定多数の人たちが感染源を特定することもできずに感染していく拡大局面を抑え込んだだけだって効果はあったと私は思っています。でも0にはできませんよね…ウィルスは確かに私たちの傍にいる。
最近、全然言われなくなっちゃいましたが「withコロナ」って言ってたのはどこに行っちゃったんでしょう。
感染者はいても、それをコントロールし、医療体制を守りながら経済も回していかないとこのままじゃ保ちません。
多分、減らすだけ減らしたいというのはオリンピックがあるからだったんだろうと思います。でも0にしないとオリンピックしないんだったら、オリンピックは開催できないのではないかな。
ワクチン打って、検査もして、無観客で、それでやればいいんじゃない? 中止は選手が気の毒過ぎるから。
コロナは、何をしてもしなくても、100人、200人規模の新規感染者は出続けるのだろうし、1000人、2000人単位になる前に、ワクチン接種が進めば、そのくらいのレベルで推移していくのでしょう。
諸外国ではここにきてまた感染者が増大しているようです。日本にも、最悪、ワクチンが行き渡る前に第4波が来かねない。
私はもうこれ以上、新規感染者数を減らすのは無理だと思うけど、今のレベルを継続するためには、もう東京、千葉、埼玉、神奈川はこの先もずっと「緊急事態」を宣言し続けるしかないと思っています。
飲食店や飲み屋は1都3県内での営業は諦めるしかないでしょう。実際に撤退している店舗は実感としてホント多い。他地域に展開しているチェーンなどはどんどん閉鎖しています。
小規模でおかみさんと板前だけでやっている個人店は畳むしかなくなっちゃうけどしょうがない、このご時世。
コロナウィルスは自然災害みたいなものなのだから、どうしようもないというか…たとえば青森のリンゴ農家が台風でリンゴが全滅したら、また来年にかけるしかないよね。岩手の漁業者だってサンマが獲れなくて困ってしまっているだろうし。
うまく言えないけど、どんな商売だっていいときもあれば悪いときもあるから、悪いのを嘆いてても何も変わらない。耐えて春を待つのも一つの対処方法だけど、この春はいつくるか分からない。それでも耐える体力があれば、あと少なくとも半年、耐え続ければ出口は見えてくるかもしれないけど…。
なんというか…コロナ相手だとこの先、どう転ぶのか分からないから、振り回されている感はあって当然なんだけど、もう1年もこの状況なんだから、それを誰かのせいにしたり、根拠のない楽観や誰かがどうにかしてくれるっていう期待はもうよした方がいいような気がしています。
だったら、今をどうするか。
オリンピックもやるならやる。それで感染者が増えようと一喜一憂せずにね。
マスクして、手洗いして、消毒して、人混みへの外出を極力控え、人との接触を最小限にする。やることはずっと同じです。
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