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April 2022

2022.04.17

父が肺がんになった2

 4月11日から予定どおり、父は入院し、抗がん剤による治療が始まりました。

 抗がん剤の投与は、入院せずとも日帰りで受けられるみたいなのですが、今回は初治療ということもあってとりあえず3日間の入院…の予定だったんですが。

 11日、12日、13日と入院し、14日には退院したんだろうと思って、15日に実家に電話したら、まだ退院してなくて入院しているとのこと。実家にいる義理の母には、父本人から電話が入っているらしいですが、いつ退院できるのかなどスケジュールがはっきりしていないようです。 

(初めて当ブログにいらした方のために書いておくと、私の実母はかなり前に病死していて父はその後、再婚しているので義理の母ということになりますが、実母が亡くなったのも再婚したのも私が成人して家を出てからの話。普通に付き合っております。)

 入退院のスケジュールがはっきりしない…それって普通なのかなー。家族にしてみると気が気じゃないんですけどねぇ。

 最初聞いたときは、抗がん剤の副作用が思ったよりも強く出て状態が悪いとかそういうことなのかと思って心配してしまったのですが、そうではなく、単に抗がん剤治療の後にまたいろいろ病院で検査をしていて、そのせいで入院が長引いているとか。

 それにしたって土日は治療や検査は休みなのだろうから金曜には退院するんだろうと思っていたら、結局、病院スタッフからは何も言われなかったとのことで、月曜日にも何やら検査があるらしく、土日も入院しっぱはなしでした。

 そんなアバウトなの?

 病院のベッドって次の入院患者の予定が詰まっていて、急病のような人はともかく父みたいなケースは居座られると次の人が入院できないから、とっとと帰されるのかと思っていたのに。

 それともやっぱり、思ったより症状が深刻だとかなのかな~

 …っていろいろ考えちゃうじゃないですかねぇ。

 まあでもこうやって書くほど、気をもんでいるわけでは私はありません。

 私は昨日が新型コロナウィルスの3回目接種だったので、かかりつけの病院で接種を受けた後、副反応が出ない内にと昨日は会員になっているスポーツクラブでいつものように筋トレを有酸素運動をして、その後、熱が出たときのためにいろいろ買い物をしてから帰宅。

 今日はずっと家にいますが発熱はなく、用意しておいた解熱剤の出番は今回もなさそうです。

 そうして日々は巡っていく…

 退院したら父から電話くれるそうです。

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2022.04.06

BLOGOSサービス終了

「BLOGOS」というサイトが5月末で無くなるそうです。すでに3月末で更新もストップされたとか。

私もこうしてずっとココログで「ブログ」をやっているんですが、これまでもこれからも、ネット空間に綴った言葉はここに蓄積され、遠い未来まで残り続けるものだという幻想を抱いていました。
でもどうもそうじゃないみたい。
全てのネットサービスにはいつかは終わりが来る。それはもしかすると私自身の寿命よりも短いかもしれない。
亡くなった方のフェイスブックやブログがそのまま残されていて、たくさんのコメントがあるなんてことを以前,聞きました。
私もそうなるだろうな、そうだったらいいなと思いながらこのブログを綴ってきたのになぁ…

思えばココログを始める前、私が最初にインターネットを始めた際によく使用していたサービスはYahooの「掲示板」でした。
その掲示板ももうだいぶ前になくなっちゃったものな。

ココログもniftyも時代の潮流にさらされ続けていますが、今のところこのブログは始めた頃の記事もそのまま残っています。

BLOGOS終了にちなんで掲載された記事を読んでいて少しドキッとしました。

「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来
https://blogos.com/article/581502/

…全てが今しかなくて今が過ぎれば何も残らないSNSっていうのは人の生、そのものですよね。
私達の大多数は死んだら何も残らない。
だから、私は文字で日々思うことや考えたことを綴っていました。
紙で残した日記は誰にも読まれず捨てられてしまうだろうけど、ネットに残した言葉はずっと残って、たとえば誰かがたとえば10年後、20年後に何か興味を持ったことを検索したときに、私のブログがヒットして私の感想だったり、思いだったりが共有されるんじゃないかと。
それが私の、ブログを続ける意味だったのになぁ。

もしかすると検索するのは人ではなく、人が滅びた後のAIかもしれないと考えたこともあります。
AIが人類を総括するときに「人」のデータの一つに私のブログもなるといいな、なんて。

そう思っていたのに、ある日突然、ココログのサービスが終了、なんてこともあり得る話。
結局、ネットの世界になっても人の思いや命は儚く、いやネットの世界の方が逆に一つ一つの情報の寿命は短いということなのかも。
そう考えるとちょっとさみしくなってしまいます。

私の言葉や思いは誰かに届いたのだろうか? 誰にも届かずにただ消えていくだけなんだろうか。

それも私の選んだ人生、ですけれどね…

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2022.04.03

父が肺がんになった

 長生きも半世紀に及ぶと、過去に何があったか検索する時にブログほど便利なものはありません。

 以前、父は胃がんをやってるわけですが、そのときの記事がこちら

 5年前か。そんなに大昔でもないですが何年前かと言われると正確には思い出せなかったのでブログに書いておいてよかったです。

 ということで今回のタイトルどおり、肺がんについても当ブログに綴っておきたいと思います。

 それと「父が肺がんになった」という話って語る相手を選ぶしなぁ。友達にもなかなか話しづらい。でも自分で日記にただ書くだけでは物足りない。こういうときにブログって最適です。

 健康診断に行ったら肺に影があるということで、調べてみたら肺がんだったと父から電話があったのは先月の話。

 父は昭和15年生まれの81歳なので、がんと聞いてもそんなに驚きはありません。話によると胃がんからの転移というわけではなく、今回、肺に新たにがんが発生したようです。

 自覚症状はないし、モノとしては小さいので初期かと思っていたら、がんセンターでの詳細な検査結果が先日正式に通告されたところによれば、リンパ節にも転移のある進行の早いちょっと質の悪いガンのようです。こう書くと胃がんのときも、確か「初期かと思ったら意外と質が悪かった」ので共通しているなぁ。

 最初に話を聞いたときもネットで少し検索したんですが「肺がん」って他のがんに比べて種類もいろいろで複雑。父のは「小細胞がん」というもので、ネットで「小細胞がん」で検索すると「平均余命は2年から2年半」なんて書いてある(汗)。まあガンの余命なんて人それぞれであくまでも「平均」ですけどねぇ。

 治療としては手術はせず抗がん剤投与となるという話があり、放射線治療の話は全く出てこなかったので、父の場合はおそらく「小細胞がん・進展型」と思われます。(参考記事

 進行が早く、どんどん増殖する…これは抗がん剤が効きやすいということでもあるようで。抗がん剤の投与でガンが小さくなったり消えたりする例もあるのだとか。まあ、こういうのも人によるよなぁ。

 小細胞がんは喫煙とのかかわりが強いらしく、父も今でこそやめていますがかなりのヘビースモーカーだったので、まあ肺がんはやむを得ないかな。胃がんになったのも喫煙が原因だったみたいだし、そういった意味ではそれでも80過ぎまで元気ということが逆にすごいと言えるのかもしれません。

 抗がん剤治療は4月11日から始まるようですが、噂に聞くように副作用は当然出そうなので、しばらくはその治療の様子見です。

 今、特に症状もないのに抗がん剤で副作用が出るってのはもし自分だったら憂鬱な話ですが、「効きやすく」「小さくなったり消えたりする可能性がある」と聞くと、近藤誠信者の私でもダメ元でやっぱり「治療してみようか」とは思っちゃうわね。

 それにほっとくと肺がんはけっこう末期がきついみたいだしなぁ…緩和ケアを受けるためにもやっぱり病院のお世話にならないわけにはいきません。

 人間、いつ何があるか分からないとは分かっていますが、こうなるとこの2年のコロナ禍はちょっと悔やまれますね。80歳記念に父と海外旅行にいきたいなんて話していたのに叶わないかも。

 私にとってはたかが2年ですが、全国の小学生、中学生、高校生、大学生達にとってはコロナ禍前と比べて、修学旅行に行けなかったり、部活動が思うようにできなかったりしたコロナ禍の2年が、高齢者にとっても切実なんだということを実感してしまいました。

 もちろん、志村けんさんや岡江久美子さんのように直接的に新型コロナウィルスによって亡くなられた方もいらっしゃるわけだし、多くの人の運命を変えた2年ではあったわけです。

 「あった」なんて過去形にしていますが、すでに感染第7波が始まっているという報道も始まっていて。

 私自身のこの2年は長い人生のたかが2年ではあるのですけど、これからの2年も悔いのないように父の治療を応援して行こう。

 とりあえず来週ちょっと顔見てくるかなぁ。お彼岸には一緒に母の墓参りに行ったんですけどね。普段、用があるときしかいかないのに用もないのに顔出したらびっくりさせちゃうかな。父に会うのための口実に悩むことが出てくるなんて自分でも意外です。

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