父が肺がんになった
長生きも半世紀に及ぶと、過去に何があったか検索する時にブログほど便利なものはありません。
以前、父は胃がんをやってるわけですが、そのときの記事がこちら。
5年前か。そんなに大昔でもないですが何年前かと言われると正確には思い出せなかったのでブログに書いておいてよかったです。
ということで今回のタイトルどおり、肺がんについても当ブログに綴っておきたいと思います。
それと「父が肺がんになった」という話って語る相手を選ぶしなぁ。友達にもなかなか話しづらい。でも自分で日記にただ書くだけでは物足りない。こういうときにブログって最適です。
健康診断に行ったら肺に影があるということで、調べてみたら肺がんだったと父から電話があったのは先月の話。
父は昭和15年生まれの81歳なので、がんと聞いてもそんなに驚きはありません。話によると胃がんからの転移というわけではなく、今回、肺に新たにがんが発生したようです。
自覚症状はないし、モノとしては小さいので初期かと思っていたら、がんセンターでの詳細な検査結果が先日正式に通告されたところによれば、リンパ節にも転移のある進行の早いちょっと質の悪いガンのようです。こう書くと胃がんのときも、確か「初期かと思ったら意外と質が悪かった」ので共通しているなぁ。
最初に話を聞いたときもネットで少し検索したんですが「肺がん」って他のがんに比べて種類もいろいろで複雑。父のは「小細胞がん」というもので、ネットで「小細胞がん」で検索すると「平均余命は2年から2年半」なんて書いてある(汗)。まあガンの余命なんて人それぞれであくまでも「平均」ですけどねぇ。
治療としては手術はせず抗がん剤投与となるという話があり、放射線治療の話は全く出てこなかったので、父の場合はおそらく「小細胞がん・進展型」と思われます。(参考記事)
進行が早く、どんどん増殖する…これは抗がん剤が効きやすいということでもあるようで。抗がん剤の投与でガンが小さくなったり消えたりする例もあるのだとか。まあ、こういうのも人によるよなぁ。
小細胞がんは喫煙とのかかわりが強いらしく、父も今でこそやめていますがかなりのヘビースモーカーだったので、まあ肺がんはやむを得ないかな。胃がんになったのも喫煙が原因だったみたいだし、そういった意味ではそれでも80過ぎまで元気ということが逆にすごいと言えるのかもしれません。
抗がん剤治療は4月11日から始まるようですが、噂に聞くように副作用は当然出そうなので、しばらくはその治療の様子見です。
今、特に症状もないのに抗がん剤で副作用が出るってのはもし自分だったら憂鬱な話ですが、「効きやすく」「小さくなったり消えたりする可能性がある」と聞くと、近藤誠信者の私でもダメ元でやっぱり「治療してみようか」とは思っちゃうわね。
それにほっとくと肺がんはけっこう末期がきついみたいだしなぁ…緩和ケアを受けるためにもやっぱり病院のお世話にならないわけにはいきません。
人間、いつ何があるか分からないとは分かっていますが、こうなるとこの2年のコロナ禍はちょっと悔やまれますね。80歳記念に父と海外旅行にいきたいなんて話していたのに叶わないかも。
私にとってはたかが2年ですが、全国の小学生、中学生、高校生、大学生達にとってはコロナ禍前と比べて、修学旅行に行けなかったり、部活動が思うようにできなかったりしたコロナ禍の2年が、高齢者にとっても切実なんだということを実感してしまいました。
もちろん、志村けんさんや岡江久美子さんのように直接的に新型コロナウィルスによって亡くなられた方もいらっしゃるわけだし、多くの人の運命を変えた2年ではあったわけです。
「あった」なんて過去形にしていますが、すでに感染第7波が始まっているという報道も始まっていて。
私自身のこの2年は長い人生のたかが2年ではあるのですけど、これからの2年も悔いのないように父の治療を応援して行こう。
とりあえず来週ちょっと顔見てくるかなぁ。お彼岸には一緒に母の墓参りに行ったんですけどね。普段、用があるときしかいかないのに用もないのに顔出したらびっくりさせちゃうかな。父に会うのための口実に悩むことが出てくるなんて自分でも意外です。
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