poem(127)
「怖かったんだ」
もうずいぶん長いこと生きてきて
とっくにあきらめていたんだよ
誰かに愛されることを
一人でも平気だったんだ
私はちゃんと一人でもやっていける
このまま一人で死んでいっても それはそれでいい人生だって
笑っていつでも終わりを迎えられるって思ってたんだよ
なのにさ
ちょっと出会うのが遅過ぎない?
もっと早く出会えてたなら
昔 想像していたように3人くらい子供がいて
肝っ玉かあさんになったんだよ?
なんてさ…分かってる
充分急いで来てくれたんだよね
大丈夫 間に合ったよ ありがとう
大好きだよ
もっと早く出会えてたらよかったけど
でもこれからだって遅くない
これからはずっと一緒にいて たくさん笑おうね
怖かったんだ 本当は
ずっとひとりぼっちでさ さみしかったんだよ
でも誰にもそんなこと言えなくて
だって言っても仕方ないよね
目が覚めても一人なんだから
…うん、そうだよ 君もそうなんだって知ったあの日に
もうこれからは君を一人にしないって思った
目が覚めたら一人じゃないって
それだけのために君のそばにいたいって
いつかまた一人に戻るときが来るとしても
うん そうなんだ いつもそんなことも考えちゃうんだけど
そんな私をずっとそばで見ていてね
ずっとずっと 隣で見ていてね
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