「ブログの何が楽しいの?」
読売新聞の「発言小町」にこんな質問が出ていました。
(引用開始)
最近、一般の方でもブログをしてる人。結構多いですよね?
ブログをして、自分に起きたことなどをみなさんに見てもらいたいのでしょうか?
今日これを食べましたー。とか、今日はこんなところに行きましたー。とか、なぜ他人に知らせたいのでしょうか?
自分をアピールすることは楽しいのでしょうか?
ブログをしている方を批判するわけではありませんが、私にはどうも気持ちがわからないのですが。
ブログ等されてるかた、楽しさ教えて下さい。
(引用終わり)
私もブログをやっているという話を人にすると、たまにそんなふうに言われることがあります。
「個人の日記を知らない人に公開するなんて」と。
それの何が楽しいの?とね。
「何が楽しいのか」という質問に答えるとすれば・・・
私は文章を書くことが好きです。
たとえばこうやって、「私はなぜブログを書くのかな?何が楽しいのかな?」ということについて、とりとめもなく文章をつづってみると、普段、自分の中でも整理されていないいろいろな思いが整理できます。
かっこよくいうと「自分を客観視できる」。
悩み事もそうだし、嬉しいこと、楽しいこと、自分はこれからどう生きていけばいいかなぁということ、ニュースを見てもやもやすること・・・みんな、こうして文章にしてみることで、
「ああ、なるほど。私はそう考えていたのか」
と納得する瞬間があって。それそのものが私にはとても楽しいです。
「文章を書く」ということそのものの効用なんでしょうね。
でも、それをブログとしてオープンにするのは??? それって自分でただ日記に付けておけばいいのでは?
・・・そうだなぁ。
感覚としては「せっかく書いたものだから人に見せたい」という感じです。自己顕示欲? いや、それほど自分大好きでもないんですけどね。
たとえば、
「正木温泉でこんなとこだったよー」
とか
「情報処理試験、難しかった~。算数オンチだからさぁ」
みたいな話を、まあ身近な友達には当然するんですが、一般に、友達とおしゃべりするときって、自分には興味があっても友達には興味がない話があるかもしれませんよね。
もちろん友達だから付き合って聞いてはくれますし、興味があればそこから、
「え~その温泉、私も行ってみたい♪ 今度、行こうよ」
みたいに発展することもある。
それがリアルの世界の人付き合いなんですが、ブログでは、興味が無ければ読まない、興味があれば読む。要は、情報の取捨選択の権限は今、このブログを見てくれている「貴方」にある。
そういう感覚が私にはちょうどいい「人との距離感」だったりします。
このブログのアクセスログなどをみると、特定のキーワードで検索できてくれる人がけっこういます。
私のまったく知らない人がたとえば「伊豆に旅行に行こう」なんてときに検索してきてくれたりする。小野不由美の「屍鬼」を読んで、他の人の感想を知りたいと思ってきてくれたりします。
そういう、「必要な人」、「読みたいと思ってくれる人」に、この文章が届けばいい。
ネットの世界の情報交換っていうのはそういうことなんだよな。
私はmixiやツイッターなどもやっていますが、あまりコメントやフォロー数にこだわったりはしないたちです。
自分を知って欲しいというよりは、自分の持っている情報や感情を、それを必要としたり、共感してくれたりする人たちと共有できれば、それでいい。
最近はこのブログは、1週間に一度更新できればいいくらいの間隔になっているので、定期的にチェックしてくれる常連さんよりも、そういうふうにこのブログをのぞいてくれている方が多いように思います。もちろんそれでOK。
皆様、必要な時にちょっと立ち寄ってくれればよいですからね♪
そしてもし気に入って下さったなら・・・たまに思い出した時にご訪問ください。
ああ、あと、もう一つブログを続ける理由がありました。
遠くに住んでいてなかなか普段会えない友人や、前はよく一緒にでかけたり遊んだりしたのに、最近なかなか会う機会が持てない友達って皆さんもいませんか。
「なかなか会えないけど、私はこんなふうに元気でやってるよ」
と。そういう意味もあります。
BUBIさんのことをふと思い出した時に、様子を見に来てもらえれば。
よろしければまたいつかランチやお茶でもご一緒しましょう♪
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