ちょっと考えたことを一つ。
ハンゲームというゲームのサイトに、自分の部屋を作って公開し、いろいろな人と友達の登録をしてお互いの部屋を行き来したりして楽しんでいた時期がありました。しかし、ちょっと忙しくなってしまったり、囲碁の方でもSNSを始めたり、mixiにも入ったりして手が回らなくなってしまって。ハンゲームからは足が遠のいておりました。
最近、ちょっと夜、時間が空いて、囲碁をするにはそれほど時間がとれないけれど、寝る前にゲームをちょっとだけ、なんてときにハンゲームにいって遊んだりしていたのですが、先日、かつて、交流があった人からメールが届いていました。
「まだ私のことを覚えていてくれたのね」
とちょっとうれしくなって浮き浮きとメールを開けてみましたら、それは友達登録の削除依頼のメールでした(^^;)。
「もうお互い今後関わることもないでしょうから、友達登録を削除してください。さようなら」
もちろん、ずっとご無沙汰していたし、ハンゲームにログインしても友人の部屋をまわるでもなく、ゲームだけしてたわけですから仕方のないことなのですが、そのメールに「今までありがとう」の返事を出し、友達登録を削除したら・・・なんだか無性にさみしくなって、自分が大変な不義理をしたような気分になりました。
たまにmixiなどでは、足跡だけでコメントを残していかない人を批判したり、自分はよく相手のページを見に行ってコメントも残すのに、相手が自分のところにこなかったりすることを批判したり、なんてことがあると聞いたことがあります。
携帯のメールでも、すぐに返事が来ない(即レスじゃない)人は常識はずれということになったりするらしく。そして、そういうふうに非難されることが怖くて、常に携帯をチェックしたり、メールが来たら即レスしないといけないというのが脅迫観念になったりするケースがあるらしいです。
そうなってしまうのは、おそらくナンセンスだと思うのですが・・・
ちょっと考えたのは、現実世界と違う、ネットでのそういう人と人との距離感についてです。
私の場合、ネットの世界とのつきあいを大人になってから始めたので、ネットの中で人と接するのも、やはり現実世界を基準に物事を考えます。
だから、たとえば、一時期親しくしていて、何らかの事情で疎遠になってしまう人がいても、
「忙しいのかな」
と相手の状況に想像を巡らすことで・・・すぐに返事が来なかったりしても、それほど相手を不義理に感じたりすることはありません。
それとも、逆かな。
そもそもネットの世界でのつきあいは、現実とは違うと思っているから、いつも仲良くしていた人が、いきなりいなくなっても「仕方ないか、ネットだし」と思えるのかな。
ネットでのいろいろな人とのつきあいや新しい出会い。
私はけっこうそれが好きな方で。
私にとっては・・・一度仲良くなった人といつの間にか疎遠になっても、それは互いに事情があるから仕方ないことで・・・でもそれで互いの関係が本当に切れてしまうことはないとなんとなく思っています。
だから自分から人間関係を「整理」するという発想はあまりなく。
相手から「友達やめましょう」と言われればそうしますが、自分からは切ろうと思ったことはほとんどありません。
かといって日々連絡を取り、自分にプレッシャーになるほど、ネットにどっぷりということは物理的にできませんし、それはお互いにそうなんだから、仕方ないことだと思っていたり。
ある意味、矛盾してるかな。
でも人間ってそういうものだと思っていたい「願い」みたいなのがありまして。
学生時代の友人のように、卒業してずっと遠くなっても、また会ったら昔のように話せる。そんなふうでいたいな、と。
う~ん、ネットだと無理なのかな。所詮は、顔も知らない同士だし^^;
ただ、最近気がついたのですが、これってお互いの温度差の問題もあるのかもしれませんね。
ずっとそばにいてほしい、とか、いつも相手を近くに感じていたい、と強く思っているのに、相手が何の説明もないままに、いきなりいなくなってしまったら、誰だって戸惑うし、不義理と感じることがあります。ひどい場合、相手は自分ともう友達でいたくないんじゃないか、なんて考えちゃうこともあるわけで。
でも、そういう場合、相手はそういうつもりはないことがほとんどです。
離れても友達なのは変わらないし、忙しさが一段落したらまた連絡をとりたいと思っているし、自分からは連絡をとらないくせに、こちらから連絡があるとうれしく思ったりしている(笑)。
その温度差によるすれ違いが、友達を切る、切らないという事実として現れているような気もします。
ネットでつきあう人たちはたいがい私よりも年下ですし。mixiなどのトラブルのケースを見ても、ネットのコミュニケーションをどっちかというと、私が考えるイメージよりも『濃く』捕らえる傾向があるのかも。
または・・・
世界は目に見えるものだけが全てではない。
現実に生きていると私たちは自ずとそのことを知っています。
でもネットの世界はある意味、目に見えるものだけが全てだからな。
相手からコメントがこなくなったり、足跡がなくなったりすると「友情」も消えてしまったように感じる。
それは・・・あるのかもしれません。
なんて、この記事、半分は私が友達登録を削除されたという話なのですが、半分は親しくしていた友人からまだ連絡がないことが気になっている自分へのエクスキューズだったり(苦笑)。
お盆も過ぎたのにまだ帰ってこないのかな~。
こちらからもう一回メール出してみよう^^;
もし皆様にも。過去、仲良くしていたのに、最近疎遠になっちゃった人がいたりしたら。
本日の標題は「友達やめますか?それとも…」ですが、「それとも…」のあとはこう続きます。
それとも…信じてみますか^^ 「友情」や「愛情」や「思いやり」は目には見えにくいものですけれどもね。
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