「囚われのパルマ」
「囚われのパルマ」というスマフォゲームがYahooニュースで紹介されていたのでインストールしてみました。
いわゆる恋愛シュミレーションのゲームです。
恋愛シュミレーションゲームというと、CMなどを見るとかっこいい男の子がワラワラ寄ってきて、
「さああなたはどのタイプを選ぶ?」
みたいなのが多い感じがしますが、記事によるとこのゲームの場合はなかなか相手との距離が縮まらず、ジリジリするのがよいのだとか。
へぇ…ちょっとやってみましたが、なんか微妙。
私が現実世界で、友達とも毎日LINE送りあうような生活をしてないせいかもしれません。
何かの事件絡みで記憶を失い「収容所」に閉じ込められている青年と、そのカウンセラーとしての「私」が面会してガラス越しにコミュニケーションをとるというシチュエーションなんですが、面会の他にもお互いスマフォみたいな端末を所持していてそれでメッセージを送りあうことができます。
こちらからメッセージを送ると何かしらは返してくれますが、正直、私がその青年だったら、かなりうざかろうと思ってしまうんですよね。
「ほっといてくれ」的な。
何回かの面会で少し打ち解けてきてはいるんですが、どうも私はその青年の方に感情移入してしまって、自分から何かしらの「情報」を引きだそうとして話しかけてくるカウンセラーに対して「面倒くさい」とか「うざい」とどうしても思ってしまう。
自分がそう思うのであまりメッセージを送るのが楽しくないし(送らないとゲームが進みませんが)、どうでもいい話をメッセージで送ってその返事が「それが何?」的な冷たいものだったりすると
「そうだよねぇ…」
と思ってしまうんですよねぇ。
向いてないな、恋愛シュミレーション(爆)。
いやそもそも私がコミュ障なのかなー
ちょっと考えてしまいました。
他人と接していて、自分が楽しいと感じるシチュエーションって私の場合はなんだったかな、なんてね。
私は基本、一人で自由でいるときが一番楽しいと感じます。
だから正月のように一人で札幌へ行き、一人で観光地をまわり、一人で寝台特急カシオペアに乗り、一人で食堂車で豪華フルコースディナーを食べ、夜は一人で列車の個室から星空を眺めているとめちゃくちゃ楽しい。
そういうとき、誰かが一緒に乗っていたら楽しくないんですよ。
前の記事にも書きましたが、元日の札幌で夕飯に困ってサブウェイ。一人ならそれもブログにネタにして楽しんだりしてますが、もし誰かが一緒にいたら文句を言われるに決まってます。
(なぜ事前に店をリサーチしておかないのか。元日に休みが多いなんて当たり前じゃないか。そのくらいの想像つかないのか。)
…あ~うるさい。明日、カシオペアでフルコース食べるんだから文句言うな。コンビニ飯じゃないだけでも有り難いと思え。
基本的には他人は他人です。
自分と同じものを同じように楽しいと思う人なんていないと思うし、それはごくごく当たり前だし、自分の価値観を強要するつもりも全然ない。
私も正しければ、相手も正しい。
それでいいんです。私は自分のやりたいようにしたいけど、それが他人にとっての正解じゃないことなんて分かっている。私が馬鹿高い金払ってそれでもカシオペアに乗りたくたって、他人が同じように思うとは限らない。他人じゃなくても、仮に夫婦でも。
相手にも強要されたくないし、自分が楽しいと思うものを否定されたくない。
だから一人がいい。
そばにいるあなたが楽しいかどうかなんて、私には分からない。
いつもそれに気を遣い、相手に合わせてたら自分が楽しくない。
でも二人でいたら、相手に気を遣うことは「当たり前」。自分勝手に行きたいところに行くことなんてできないんです。
もちろん、私と同じようにカシオペアに高い代金を払ってでも乗りたい人はいるでしょう。
同じように、カシオペアからの夜景を楽しむ人もいるでしょう。
でも、その人はもしかすると私よりも鉄道ファンで、もっといっぱい写真撮りたいかも知れないし。
せっかく乗ったんだから夜は寝るのはもったいないと思うかもしれないし。
楽しみ方は人それぞれなんです。それでいい。別に同じである必要はない。
家族なら。夫婦なら。もしも相手が恋人なら。
自分の楽しみよりも相手が楽しむことを優先します。
相手が喜ぶことが自分も嬉しい。
それが一人じゃないってこと。
そういう喜びも分かりますが、これってけっこうひとりよがりになりがちでもあって。
好意の押しつけで過去、どれだけ塩対応されたことか(苦笑)。
以来、一人でいいじゃないかと思うようになりました。
私達は互いに一人。
たまに一緒に夜空を眺めて「あー星がきれいだね」って言い合うだけで十分ではなかろうかと。
または…私が遠くまで行って、いろんなものを見たりいろんなことをしてくるので、それを聞いてくれるだけで十分です。
一緒についてこなくていいよ。
その代わり、あなたが見てきたものを聞かせてほしい。
何かを見て、感動して、嬉しくなったら、それを一番に伝えたい。私も聞きたい。
それが多分、私にとってのかけがえのない「心の恋人」なのです。
だから私は今のままで充分幸せなんだろうなぁ。
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