2000年の1度の
2024年は元旦に大地震が北陸、能登を襲いました。2000年に一度と言われるほどの大きな活断層のずれが原因と言われています。
能登半島の突端、輪島や珠洲などが大変な被害を受けています。住宅は倒壊し、地面は波うち、沿岸部は津波が遅い、大地が大きく隆起して地形が変わってしまったとか。
輪島では大規模な火災も発生し市街地の一部が焼け野原になり、道路が寸断されて山間部は多くの集落が孤立しました。
能登へ続く道路が通れなくなったため、支援物資や救援も間に合わず、多くの方々が倒壊した住宅の下敷きになって亡くなり、避難先等でも震災関連死が相次いでいるそうです。
今日で震災発生から三週間、多くの住民は安全な避難場所に避難し、被災の酷かった場所は水道等インフラの復旧に時間がかかることからしばらくは自宅を離れて生活をしなくてはなりません。
阪神・淡路、東日本大震災、熊本地震…地震以外にも西日本豪雨など…阪神淡路大震災から、今年の1月17日で29年目になったそうですが、ここ30年くらいは切れ目なく、大きな災害に見舞われているように感じます。
天災だけでなく、2001年の9.11のテロに始まり、新型コロナウィルスの流行もそうですし、ロシアとウクライナの戦争、ガザとイスラエルの戦争…どうなっちゃってるんだろう。
テレビでは政治家がパーティ券の収入を申告せず裏金化していた問題が連日報道されていてこれだって大きな問題なのにそれがかすんでしまうような。
昔…私が子供だった昭和の時代もこんなだったかなぁ。
昭和は25年まで日本はガッツリ戦争していたわけですし、その後の高度経済成長も戦後の中での激動の時代で、健康被害の出る公害も各地で起こり、環境汚染が大問題になったりもしましたから、終始穏やかな時代なんてないといえばないわけですけど…
それでも戦争が終結して、その後にロシアとアメリカの冷戦も終わり、ドイツの壁は壊れ、これからは平和で穏やかな時代が来るってみんな信じてたんじゃないかなぁ。
2023年に「どうする家康」というNHK大河ドラマがやっていたんですが、戦を嫌って平和な時代を希求した家康の願いに最後、現代日本がオーバーラップして終わりました。そんなふうに「今」は平和で穏やかな時代…というのが私達の共通認識だったはずなのに、いつの間にやら不穏に。
日本の世界に対する立ち位置もかなり落ちてきて、円安も酷いし、すでに先進国とは言えないんじゃないか的な雰囲気も漂っています。というか、ずっと以前から予想されていたことですが、少子高齢化が加速していて「終わりの始まり」というような感も否めない。
2024年の1年はどんな年になってしまうのでしょう。
個人レベルでは自分のささやかな幸せを守るために、老後のために貯蓄をし、食料や防災グッズを備蓄し、いつ来てもおかしくないと言われる南海トラフ地震などに備えるしかない感じです。
どうかこの1年、せめてもう災害の少ない年でありますように。
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