恋愛

2023.05.09

poem(131)

「ネコの気持ち」 

ネコの気持ちは人間には分からない 

ネコも人間の気持ちは分からないだろう 

それでも私達、人間はネコが大好きで

ネコが気持ちよさそうに昼寝をしていると 

見ているだけでとても癒やされるし なでてあげたくなる(そしてうるさがれる)


だから 君が私をどう思っているか、なんて 

君にしか分からないことを 私が気にしたってしょうがない

ひざの上で丸くなるネコのように

隣で眠っている君を見ながら 

私はただ君を好きでいるだけで

きっといいんだ

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2023.04.04

poem(130)

    不思議 

いつも一人だった

旅行に行くのも

映画にいくのも

ご飯を食べるのも

起きるのも 

寝るのも 


いつも一人だったから 

一人が当たり前だと思ってた

何でも一人でできなきゃいけないし 

一人でできないことは望んではいけないと思ってた

何の疑問もなかったから 


寝てる時に君が隣にいるのって 

とっても不思議なんだ

それが嬉しいのも 

とっても不思議なんだ

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2023.03.26

poem(129)

  「満開の桜の下で」

君と付き合ってようやく7ヶ月経って

8ヶ月目から一緒に暮らし始める

君と迎える初めての春

今年の桜はずいぶん早かったね

 

未だに私はずいぶん疑問なんだ

君は私が好きで

それを疑うことはもうとっくにやめたんだけど

それでも本当に 私でいいんだろうか?

 

私は君のために変わらない

君の隣では私が私のままでいられることが分かったから

一緒に暮らしてみるつもりになったんだけど

君はどうだろう 何か変わった?

 

私達は一緒にいることで

お互いがお互いのために何かする度にありがとうを言い合い

それによって自己肯定感をお互いに高めていける

存在を決して否定せず 

応援し続けてくれるパートナーがいつも隣にいることは

なんて幸せなことなんだろう

 

満開の桜が今夜は雨で濡れている

次の春は私達はどうしているだろう

今年の桜はこの雨で二人で見上げることは叶わなかったけど

来年は満開の桜の下を

君と二人で歩けるだろうか

そんな未来を夢見ていいのだろうか

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2023.03.12

poem(128)

  「変わらないでね」

私があなたを好きなのは

あなたが自分の「好き」を隠さないから

自分が何がしたいか

何ができないかをよく知っていて

自分のために自分の人生を生きているから

 

私はそんなふうに生きているあなたが大好きで

この先もあなたには自由に 自分らしく生きて欲しい

私のために変わって欲しくない

 

変わらないでね

自分のために自分らしく生きることを

私のためにやめないでね

 

でも 私を好きでいることも 変わらないでね

「ありがとう」の言葉も 優しいハグも

あなたが私に向けてくれる想いを

私はいつでも待ってるから

 

あなたが変わらなければ 私も変わらない

大好きだよ きっとこの先もずっと

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2023.03.06

poem(127)

         「怖かったんだ」

 

もうずいぶん長いこと生きてきて

とっくにあきらめていたんだよ

誰かに愛されることを

 

一人でも平気だったんだ

私はちゃんと一人でもやっていける

このまま一人で死んでいっても それはそれでいい人生だって

笑っていつでも終わりを迎えられるって思ってたんだよ

 

なのにさ

ちょっと出会うのが遅過ぎない?

もっと早く出会えてたなら

昔 想像していたように3人くらい子供がいて

肝っ玉かあさんになったんだよ?

 

なんてさ…分かってる

充分急いで来てくれたんだよね

大丈夫 間に合ったよ ありがとう

 

大好きだよ 

もっと早く出会えてたらよかったけど

でもこれからだって遅くない

これからはずっと一緒にいて たくさん笑おうね

 

怖かったんだ 本当は

ずっとひとりぼっちでさ さみしかったんだよ

でも誰にもそんなこと言えなくて

だって言っても仕方ないよね

目が覚めても一人なんだから

 

…うん、そうだよ 君もそうなんだって知ったあの日に

もうこれからは君を一人にしないって思った

目が覚めたら一人じゃないって

それだけのために君のそばにいたいって

 

いつかまた一人に戻るときが来るとしても

うん そうなんだ いつもそんなことも考えちゃうんだけど

そんな私をずっとそばで見ていてね

ずっとずっと 隣で見ていてね

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2020.06.22

付き合うって?

ツイッターでフォローしている方がある時、以下のようにつぶやいていました。

>付き合うとか付き合わないとか、彼氏とか彼女とか、一体それはどんなつもりでお付き合いするものなのだろう。
>話せること、話せないこと、秘密、そして我慢。いつまで一緒にいるつもりで、いつまで隠して、いつまで我慢するつもりなのか。
>本を読んでいて思う。
>一生というつもりでない方が普通なのか。

  私も10代の頃、そう思っていたな。自分が「恋愛」という心の状態になったことがなかった頃。
 そんな自分を振り返ってみても、恋愛したことのないとなかなか理解が難しいと思うのですが、誰かを「好き」という気持ちになったらどんなつもりも何もないんだよな。
 とにかく「一緒にいたい」「会いたい」「側にいて声を聞きたい」それだけ。

  脳は過去の経験から記憶を引っ張り出して、感情や記憶を再構成するのだという小説を最近読んだのですが、おそらく「初恋」に関しては過去の経験とかじゃない。
 想像するに生命としての「欲」に根ざすものだとは思うけど、人が人を恋うる感情というのは過去の経験など吹き飛ばすほど強烈なものです。
 
 私はお見合いも何回かしたけど、結局「好き」にならなきゃ結婚はできないと思っています。
 ただ、恋愛や「好き」という気持ちと切り離し、結婚を前提とした「付き合う」のも世間的にはありなので、先にそれを考えてみます。
 
 付き合うことやその先にある結婚を「好き」とは切り離して考えると、結局のところ、自分のメリットのために相手を利用することに過ぎないので、相手に都合の悪い情報は隠して墓場まで持っていくことになるのでしょう。
 相手に対して、自分の都合のいい部分だけを表に出し「本当の自分」で都合の悪い部分は出さないで置く。
 でも、それは互いに自分のメリットのためにやっていることなんだから「我慢」も何もない。我慢が嫌ならメリットも捨てろ、と。自分にだけ都合がよくて我慢しなくていい結婚なんてあり得ないでしょ。結婚は基本、一生ものと覚悟してするのだから、相手に都合の悪そうな自分を隠し通すのはいつまでかというともちろん一生です。

 そう割り切ってしまえば簡単なのに、やっぱり「付き合う」や「結婚」を「恋愛」と一緒に考えるから「本当の自分を愛してほしい」とかそれが叶わないと「我慢」とかって発想になるんだよな。

 私自身は、我慢するのは嫌なのでメリットは捨てた部類に入ります。
 というか、結婚にメリットなんてある?
 自分の遺伝子を半分持った子孫をこの世に残せるのは生物的な意味でのメリットで、まあそれをあきらめざるを得なかったことには忸怩たる思いは当然ありますが、それ以外でのメリットは正直ないと思います。幸い、男性と同じ給料の仕事に就けて食べるのには困らないしな。
 
 ただそれと「恋愛」は別。
 恋すると損得勘定もメリットも「本当の自分」もどうでもよくなります。
 あの恋愛パワーはすごいわ。

 なので、私が最初の質問に回答するとしたらこうなります。

「付き合う」が恋愛なら、「どんなつもり」も何もない。なりふり構わず飛び込んであとは成り行きにまかせるしかない。

 恋愛でないなら、自分のメリットと天秤にかけて、メリットを優先するなら相手に徹底的に合わせ相手に都合の悪い情報は一生隠し通す。

 この二択ですね。
 私の場合、後者はないので、あるとしたら前者です。
 でも恋に落ちるのは実はものすごく簡単ですよ。
 ほんの少し相手に「本気の愛」を感じさせればいいだけ。
 なんて簡単なのにやろうと思ってできることではないんですけどね。 

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2016.02.29

poem(113)

「うちにおいでよ」

転勤で新しい住まいに引っ越したから
きれいな内に遊びにおいでよ

大好きな紅茶を淹れて
美味しいケーキでも食べて
一緒にのんびり過ごさない?

外でお茶するよりも
家の方がいろいろ安い
疲れたら寝っ転がったりもできるしね
何なら泊まっていってもいいんだし

そんなふうに誰かが同じ空間にいることを
愛することができるなら
結婚って思うより簡単なのかもしれないね

私の家においでよ
ずっときみを待ってる

どこにいても
きみを待ってるよ

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2014.03.30

poem(104)

「誓約」

今まで私は君に伝えたことがあっただろうか?

君を好きになった10年前に自分に誓ったことを今日思い出した

 絶対に私は君を一人にはしない
 君から離れていったりはしない

そう言う割には
君が困ったときに力になれたことは
ネットで何かを検索するときくらいしかないし
君が一人で苦しんでいるときも
勝手にやきもきしているだけで
何もできた試しはないんだけど

それでもね
私が君を好きなのはずっと変わりがないし
君の姿を見るのはうれしいし

私はきっとこのままでいいんだろう
いいと思うしかない

だって自分に誓ったんだ
ずっと君のそばにいること

いや 現実にはそばにいないけどさ
心の距離ではさ・・・
ふふ 10年前にはこんなラブレターをよく送ったね

大好きだよ ずっと
だから
願うのは君の幸せ 君の健康

その祈りのために
私はこの世界にいる

どうぞこの夜も
君の眠りが安らかでありますように 

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2013.06.10

poem(101)

「もう一度」

この夜空をきみも見上げているだろうか
それとももう夢の中だろうか

生きることが苦しくなるほど人生が長くないことが
救いだと思える日が自分に来るとは思わなかった
この苦しみは長くは続かないだろう

息が止まりそうな昼も
眠れない夜も
きみを思うことでもうしばらくは元気でいられる
いつだってあの日に還れる
そうやって最期の日まで
私は生きていく

願わくはきみの眠りが
この夜も安らかでありますように

そしていつかもう一度
夢の中でいい
きみに会えますように

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2012.10.23

poem(101)

「11月」
11月が近づくと
人恋しくなるのはなぜだろう

だから12月には
友達と会う予定をいれまくり
超多忙になったりする

きみに恋をしたのも11月だった
クリスマスのイルミネーションが輝き始めた
少し肌寒い町中を歩いて
面白半分に恋人同士のスポットで
恋愛成就の鐘を鳴らしてみたりもしたっけ

なんて無邪気だったんだろうね
そして
なんて幸せだったんだろう

長距離バスで家に帰るきみと
ここで別れたらもう二度と
会えない気がして泣いてしまった

もし時間を戻して
あのシーンをやり直しても
やっぱり私はあそこで泣いてしまうのだろうし
きみとの出会い自体を
なかったことにしてしまいたいとも思わない

そしてもっと違う形で
きみを幸せにするために
私が何かできるかというと
今もまったくいいアイデアは浮かばない

枯れ葉舞う11月
もう一度あの時に戻っても
また同じことを繰り返すだけなのだろう

それでも
あの時の誓いは変わらない
今もきみをアイシテル
(さすがに漢字で書くのは恥ずかしくなってきた)

私がちゃんと覚えているから
きみはあの11月を忘れてしまっていい

いつかまたどこかのテラス席で
一緒にチーズとワインでも

そのときに話してあげる
あの頃きみにどれだけ恋をしていたか
そして今もどれだけ…

- 巡る11月に聖なる祝福を -

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