仕事

2011.09.03

poem(97)

「仕事」

自分のしたい仕事、とか
やりがいのある仕事、とか
自分を生かせる仕事、とか
そんな「仕事」なんてあるのかしら

私は仕事って
つらくてもがまんして
やりたくないことでも率先してやって
自分ではなく他人のために役にたてることをする
それが「仕事」だと思ってた

だってそれでお金もらうのだもの
やりたくないことでもするから仕事
誰もやりたくないことをするから仕事
誰もやりたくないことを
「あなたがやってくれて助かるわ」
と思ってもらえるからこそ得られるのが「お給料」
ずっとそう思ってきた

何百人分の給料計算や年末調整だって
コピー用紙を倉庫から出してくるのだって
細かくて骨の折れるデータ作成だって
何でもやってきたよ

今はそういう仕事はだいぶなくなってきたけれど
その代わり人間関係にいろいろ悩んだりしている

自分の勉強不足で恥をかき
後からでも追いつかねばと必死に勉強し
明日からどうすればいいのか休みの間も考え抜いて
月曜日には開き直って出社して
そしてそれを乗り切れば
またこの組織の未来を考えるんだ

それが「あなたがやりたかったことか?」と問われると
けっして「やりたかった」わけじゃない

ただ私はそれでお金をもらって生きている
だったらその分しっかり貢献しなきゃ
「やりたい」「やりたくない」なんて関係ない
「楽しい」「楽しくない」なんて関係ない

私はただ誰かの役に立ちたかった
それで自分も生活していけるならありがたいことだ

採用してもらえたところがよかったとか
時代がよかったとか
もちろんそれはどちらも正しい

けれど「やりたい」仕事がないという人に会うと
不思議だなぁといつも思う
就職をしたときも今も
その思いはずっと変わらない

「やりたい仕事」なんて
この世にあるんだろうか?

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2008.04.30

3年1ヶ月

 今の部署になってから3年1ヶ月たち、このたび5月1日で異動することとなりました。

 後任は、またまた女性です。去年結婚したばかりの女性。
 話によると「いつ妊娠&出産するか分からない」そうですわ^^;

 この3年の間に、同じ係の女性二人が立て続けに妊娠、出産、育児休業となりました。その二人が戻ってくるまでは、この係を守る覚悟でずっとやってきました。

 その覚悟どおり、2月から一人が復帰、5月からもう一人が復帰することになっているので心おきなく異動できるのですが、すっかり、私の係はそういうポストになってしまったようです。

 みんなが子供を持ち、育児休業も定時に帰るのも当たり前、限られた時間にできるだけをやる、それが当たり前になるなら、それはそれで、お互い様で助け合えるからいいのだろうな。

 私がこの3年で向き合ってきたのは、何だったのだろうとたまに考えます。

 責任を持って仕事をすること、と、仕事以上の責任がある子育ての間で、私よりも若い世代の彼女達は割り切って仕事をしているようでした。
 「私がフォローしなければ」、「私が庇ってあげなければ」という思いさえ、実は私の驕りだったのかもしれない、という事件もありました^^;

 私は、自分が独身だからと、肩に力が入りすぎていたのかもしれません。
 今は、子供がいる女性が働くのは当たり前。そして、そうした女性の働き方にあわせて仕事の方を変えていく。それでよかったのかもしれないと、今は思います。

 「Aroud40」などを見ていても、いろいろな立場の女性が並存するのを客観的に見ることができて、わが身を振り返ることしきりです。
 家庭を持つ女性、持たない女性、子供のいる女性、いない女性。
 それぞれに悩みをもちながら一生懸命に自分の人生を生きている。

 他人を思いやるには想像力が必要です。
 子供を持たない女性に子供を持つ女性の苦労が分かるかと言われた時に、確かに経験がなきゃ分からないのは当然なのだけど、そこで、そう割り切ってしまったら、溝ができてしまう・・・
 違う立場の人間がいっしょに社会を作って行くならば、私たちはもっともっと、自分のことだけでなくて、いろんな人の立場に思いを馳せなければならないのかもしれません。

 なぜなら、そういう社会になることを私たち自身が望んだのですから。

 あらゆる立場の女性が、それぞれの場所で、みな等しく幸福になれるように。
 生き生きと暮らしていけるように。
 
 今度の部署は上司も部下も、全て男性です。 うわ、久々だ~
 ま、仕事なんて、いつだって、自分のベストを尽くすしかないのです。それでダメなら、ダメなヤツと評価され閑職に追いやられるのが大人の社会。どっちに転んでも、自分ができることをやる。それしかないのですわ。もう、だてに10年以上勤務してません。矢でも鉄砲でももってこい(笑)

 連休明けからも張り切って、かつ適当に肩の力を抜いて、やっていきます。

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2006.09.07

お、お・・・終わりましたー!!

  今朝、くだんの同僚から電話があって、やはり明日もだめ、出勤できないとのこと^^; なので、今日は一日、二人分の仕事に奔走しました。
  今日中になんとかやっつけねば~~~~~!!

  ・・・ということで・・・

  終わりました、なんとか。計算間違っててもあとは知らん!(こらこら) やるだけはやったのだ~
  
  いや、もちろん、私だけではなく、同僚の前々任者まで呼んで作業をお願いして^^;(前任者は育児休業中)
  変な数字が出れば周り中でチェックして。

  終わって涙が出そうになりました。よかったよぉ~~~
  同僚には電話して、「明日は大丈夫よ♪ ゆっくり休んでね」と伝えました。  

  はぁぁぁぁ~ しかし、できるもんなんだな・・・ 自分でも信じられない。
  
  ・・・ああ、世の中って素晴らしい・・・(爆)

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2006.09.06

ある日、突然、一人いなくなったら。

 いっしょに仕事をしている同僚が、今日は熱を出して休んでいる。
 どうやら明日も来られる見込みが少ないとのことだった。
 そういうときに、
「ゆっくり休んでね。仕事は私にまかせて」
 と言えるのがいい同僚なのだが、私の仕事は給料計算で、明日、明後日中には諸々のデータをまとめて入力をしないと給料日に間に合わない。私もどうしてもやらねばならないことが、今日、明日は山とある。毎月、手当や控除額の変動があるので、1日から始まって10日までは、毎月、キチキチの中で動かなくてはいけない。

 一般論として、今の時代は、
「誰かがいなくなっても、まったく問題がない」
 ならば、その誰かはリストラされる。
 
 同僚が明日、明後日休むのだということを上司に報告したら、
「一人が休んだだけで、仕事が立ちゆかなくなる体制が問題なんじゃないか」
 とか言われた。

 私としては今まで、人員削減で、ぎりぎりのところまで人を減らしてきたくせに、何を言うか、である。
 一回くらい、給料日に給料を出せなくなって、人減らしの結果がどうなるか思い知ればいい、と思ってしまう。

 ・・・思ってしまうが、現実問題、そうはいかない^^;
 
 まあ、こういう時もやれることをやれるだけやるしかないのだ。
 明後日、出社できるかなぁ、同僚。てか、来てくれないと、本当に給料出せない~

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2006.08.30

縁があれば

縁があれば結婚もしてたかもしれない
子供が3人くらいいて
肝っ玉母さんだったかもしれない
・・・なんて想像するけど、そういうときも
旦那の顔はまるで想像も付かないや^^;

 ☆     ☆     ☆

本を読んだり、新しいことを学んだりするのは嫌いではなかったから
興味のある学科のある、学力相応の大学にいった
で、そこを卒業したら就職するのは当たり前だと思っていた

当時はバブル全盛で
かなりの売り手市場だったんだけど
数カ所、面接を受けたら軒並み落ちてかなり落ち込んだ
もうどこも就職できないかと思った
ところが・・・今のところから
3月の末ぎりぎりになって面接の案内があった
面接を受けて通ったから
何をやるところかもろくに知らないまま入っちゃった

「とりあえず・・・」そんな感じで就職したから
長く勤める図なんて想像もできなかった
すぐやめるのだと思った
最初の2年で自分のやってることの意味が分からなくなったけど
後の2年で、一応職場に恩返しをしてからやめようと思った
最初の2年でやめてしまったら給料のボッタクリでしょ?^^

どんな仕事でも誰かのためになる仕事なら
厭わずにやろうと自分に誓って
勤めて4年目に配置換えで配属になった部署は
希望どおりいわゆる「ショムニ」みたいな課だった

どこかの課で蛍光灯がきれれば替えにいった
どこかの課のコピー機で紙詰まりが出れば直しにいった
そういう仕事は嫌じゃなかった
訳の分からない仕事のための仕事をするくらいなら
誰かがやらなければならないことを私がすることに
少しだけやりがいを感じていた

そうして勤めて7年目に係長に昇進する
いきなり部下ができたりして
仕事はいきなり「現場」で「検査」
専門知識もないのに「こんなの私にはできない」と思った
「できない」と言ったらその課の課長は
「きみにできることをやってくれればいい、責任はとるから」
と言った

その時思った
「私が精一杯やって、それでこの仕事が立ちゆかなければ、私がこの部署に不適任ということだ。そう判断されたら、管理職なり人事なりが私を替えるだろう」
そう思ったら迷いは消えた
自分にやれるだけのことを、やれるだけやった
できないものはできないと開き直った

そうなってしまえば
どこへ行っても自分にできるだけのことをやればいいんだと思えるようになった
どの部署のどんな仕事でも
自分にできるだけのことをやる それでいいんだ と
そうして今でも私はその職場にいる
今年は16年目
私は今も自分にできることをやっている

結婚も縁ならば 就職も縁
結婚はできなかったのに 就職はよく縁があったなぁと思う
リストラも可能性がないわけではないし 能力主義の導入でどんどんきつくはなるけれど
いつでも自分にできることを精いっぱいやるしかないのは同じ

結婚して 子供がいて 子育てでいろんなことがあって
そんな人生もあっただろう

でもきっと・・・「自分にできることを精いっぱいやる」
その意味では 私が現実に歩んだ道のりも 
仮に結婚していたとしたら歩んでいた道のりも
それほど変わりはないのかもしれない
 
私は私の人生を生きる
それだけは誰とどこで歩もうとも
きっと同じなのだろう

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2006.08.10

筋を通す、ということ。

 世の中にはプライドや面子を重んじる人がいる。
 相手の失敗で、自分に仕事が振ってきた時に、それをやる前に、相手に謝らせなければいけないと思っている人がいる。

 うーん。
 もちろん失敗は反省しなければならないし、二度とそういうことがないようにしないといけないのだが、謝罪の文書にダメだしをしている時間があるのなら、失敗をフォローすべく動くべきではないのだろうか?
 人間誰でも失敗はする。
 私などは、自分がいつ失敗する側にまわるか分からないから、失敗してしまう側には寛容でいたいといつも思う。特に相手も反省しているのであれば。
 失敗したときは、いつまでもそれを悔いていても始まらない。いかにリカバリーするか、が大事だと常々考えている。

 しかし、これはどうも真理ではないらしい・・・

 自分の課の面子など考えたこともない私は、怒っている人を目の前にしてちょっと考えた。
 仕事をうまく回すことだけを考えて手抜きをすれば、客に迷惑がかかる。だから手抜きは絶対にいけない。でも、そうではなくて、面子をつぶされたことだけに怒って、筋を通せ、失敗を謝れ、ってのはどうなんだろう? 極端な話、謝ったからって失敗はなかったことにならない。失敗したという結果は何も変わらない。

 プライドを持つことは大事だ。
 けれど、プライドの高すぎる人といっしょに仕事をするのはつらい。そういう人は周りの人への思いやりがないからだ。いつも立ててあげなくてはならない。
 お願いしなければ仕事をしてくれない。自分から情報を仕入れようとしない。他の人がいくら大変でもお願いされなければ、手伝わないし、声もかけない。 
 面倒だなぁと正直思ってしまう。この人はあと何年この職場にいるのだろうか。ここの部署を変わっても、いつかまた同じ仕事になったら、またこんな思いをするんだろうか。
 
 明日は相手が謝りに来てくれるという。私はもう、リカバリーの準備をしている。ただでさえ忙しいのに、筋を通すためのセレモニーだ。一人の、怒っている人間の面子のために。

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2006.06.07

反省(--;)

 育児休業をとっている職員の代替で来てもらってる女性と今、いっしょに仕事をしています。とても責任感があって、一生懸命仕事をしてくれて、いろいろなことを覚えてがんばろうとして下さっている素敵な方なのですが。

 今日、彼女を泣かせてしまいました。
 うわー、いかん^^;;;; 私がもっとしっかりせねば~

 私の部署は経理でして、私の仕事のメインは給料計算なのですが、職員が出張に行ったときの旅費を払う、なんてこともやっています。財布を握っている経理と諸費用を請求してくる職員の間は、ただでさえトラブルが多いのですが。
 今日の案件は、普通なら日帰りできるところに出張して「宿泊したので宿代をつけてくれ」という請求に関してでした。
 私と彼女の二人で、請求の内容を見て相談し、この件は、日帰りでは仕事にならなかった、という理由が必要だということで、請求してきた職員のいる部署へ、その日の仕事のスケジュール表といっしょに、宿泊理由を一筆書いて経理へ出して欲しいということを伝えました。

 ところが・・・まあ、後の展開は想像が付くと思います。
「そんなの出せるか、いちいちうるさい」と^^;
「なんで俺にだけそんなことを言うんだ、他の職員にも宿泊した場合は全部理由書やスケジュール表を出させるのか。去年まではこれで通ってた。おかしいじゃないか」
 実は、私も旅費の関係をやり始めたのは、前に担当していた人が産休で休みに入ってからで。
「去年までそれで通ってた」
 と言われるとけっこうつらい。
 
 相手の部署に伝えるのも、その後の対応も、私がやったのですが、彼女としては、職員にいろんなことを言われてしまったのがショックだったらしく、かなりへこんでしまいました。
 私は、ダテに何年もこの職場にいませんから、そういう絡んでくる職員に対しては、表面上は穏やかに接しながらも、内心で「ふざけんなよ、このやろー」と思いつつ、あまり気にしないようにしているのですが、やっぱり彼女にはつらかったなぁ^^; 苦情係みたいなものだし。
 
 昔、もっと若かった頃は、私も仕事で、苦情や難癖を言われると悔しくて夜も眠れないときがありました。
 彼女が正職員ならば、
「私もそういう時があったよ。そう言われて叩かれて強くなるんだよー」
 なんて言えるのですが、この場合はそうもいかない。
 大丈夫かなぁ、彼女。ちょっと心配です。
 そもそも、もっと慎重に対応するべきだったかなど、自分自身についてもいろいろ反省しきり。立場の弱い代替職員は私がもっとかばってあげなきゃいけなかった。けっこう図太くはなったつもりだけど、ごねる相手には弱くていかんです。まだまだ私も未熟だー。
 

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2006.06.06

たくさんのコメントやトラックバックをありがとうございます♪

「両立ってそもそも無理なんじゃないか」「両立ってそもそも無理なんじゃないか(続き)」に、コメントやトラックバックをありがとうございます。
 様々な方の様々なご意見を聞くことができて、とても参考になります。

「子育てをしながら働くこと」・・・
 たとえ大変な思いをしようとも、仕事も子育てもどちらもやりたい!
そんな前向きな子育てをしている女性の話を聞いて、私も元気付けられるような思いがします。
 そんなお母さんとなら、私もぜひいっしょに仕事した~い♪と思っちゃいました。

 私は、もしも、結婚して、子供がいるような人生だったなら、仕事はしてないで子育てに専念したかったな、と思っている、キャリアウーマンでもなんでもない平凡な一女性なのですが、仕事でも子育てでも、前向きに生き生きとしていけたらいいなぁと思っています。

 仕事をやるからには仕事に前向きに。子育てをするなら、子育てに誇りを持って。

 そんな中で、両方したい、両方で自分、っていうととさんを始めとする皆さんのご意見は、とても新鮮でした。

 仕事、を取り巻く状況は年々厳しいものになりつつあります。
 ゆとりをもって生き生きと仕事をするというよりは、効率や能率を求められて、ハンデがない社員同士でさえ、やる気や成果で、差がつけられていくのが当たり前になってきています。

 そんな中で、どうしてもスローダウンをせざるを得ない子育て時期を、どう女性が乗り越えるべきか・・・
 もちろん、ハンデを抱えるのは「子育てをする女性」だけではないのですが。老親の介護をする人も増えてくるかもしれませんし。そうした個々の事情と仕事とを、どう折り合いをつけていくのか。
 またいろいろと考えてみたいと思います。これを縁にトラックバックやコメントしてくださったみなさんのブログも、これからまた立ち寄らせていただきますね。

 仕事に子育てに。いっしょにがんばりましょ♪

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2006.05.30

両立ってそもそも無理なんじゃないか(続き)

 ちゃいさんからのコメントにレスを書いていたらまたまた長くなってしまいました^^;
 この記事は主にちゃいさんのコメントへのレスとなっております。
 ちゃいさん、コメントありがとうございます♪

ちゃいさん:wrote

>『児童手当もあるし、扶養手当もあるし、税金の減額もある』とありますが、正社員で働いてもらえる給与に比べたら、「屁」ほどです。

 扶養手当等があっても、正社員としての給与がはるかにいい、それはそうですよね。

 ただ、
「正社員としての働くのと、子供を育てるのとは両立できないんじゃないだろうか」
「両立できないときに優先するのは子育てなんじゃないだろうか」
「両立できない以上、子育ても仕事も、なんて無理する必要がほんとにあるんだろうか」
 ということです。

 子育てをしている間は、仕事は「子育てしてない人」と同じようにできるわけないし「しろ」とは言えない、というのは前の記事に書いたとおりですが、ということは、その人が正職員でいる限り、何年も、子供のために早く帰ったり、子供が病気になったら休んだり、出張も残業もできなかったりする年が続くんですよね。それどころかやっと復帰しても、またすぐ1年も立たずに産休に入ったりして。

 いっしょに仕事する身としては、
「いつまでこんなことが続くんだろう」
と思っちゃうんです^^;

 子育てしてない人が普通に配置されてる課なら、普通に1人分の仕事が分担できるのに。
 仮に育児休業でほんとにそこにいなければ、臨時で人を雇えるんですが、子育て中の場合は、その人ができない分があっても、他に人を雇うわけにもいかず、結局は周りがその分を、フォローしていかなくてはいけません。

 そこに、
「あなたは独身なんだから(残業できるんだから)残業するのも当たり前よね」
 と言われると
「私だって好きでやってんじゃない。私が忙しいのはあなたたちが普通に働けないからでしょう」
 と口には出せませんが、思ってしまう。

・・・人間できてないよなぁ・・・

 子育て中の人が正社員でいたい気持ちは分かります。しかし、その人の経済的な面やキャリアの為に、そうでない人間が負担を強いられるのってどうなんだろう。
 うーん、でも日本の将来のためには、そのくらい仕方ないのかなぁ。

 ぶっちゃけ、キャリアってそんなに大事なのかしら。経済的な面でもしも十分な支援があれば(と言っても前に書いたとおり、上を見ればキリがない。税金も限りあるから、正社員レベルの収入を税金で保証はできないでしょうけど)仕事しないで子育てに専念出来た方が、女性にとっては都合がいいんじゃないかなぁ?
 結局はお金が一番の問題かな。

ちゃいさん:wrote

>専業主婦世帯より、働いている女性のほうが子供が多い

 これは寡聞にして知りませんでした。情報ありがとうございます。ということはやっぱり、収入に子供の数が比例するのか。

 では、この問題の本質はなんだろう?

 私は子供がいる女性が働くのはどうしても無理があると思ってしまいます。実際、子供を持ちながら仕事をするのは大変なことですし。いい加減にやられては周りにも影響する。だとしたら・・・

 「子供を持つ家庭に、母親が働かないでも大丈夫なくらい、十分な収入を確保する」

 ・・・それができれば、誰も悩んだりしない、って声が聞こえてきそうですが、今の日本がやってることは逆ですよね^^; というか時代の流れが「女性も働く」方へシフトしている。いや、女性が働くのはいいんですが、子育て中の女性もそうでない女性もいっしょくたにして「女性の社会進出」だけを取り上げて、扶養手当が減らされたり、税金の減額がなくなったりするのが変。
 もっともっと「働かなくても子育てできる」世の中にしないといけないような気がします。
 
 もっと言えば、会社で働いてなくても、子育てしてる女性は働いてないわけじゃない。「子育て」という立派な仕事について働いている。もっともっとそれを、社会が認識すべきだし、場合によっては子育てという仕事に対する報酬として、しっかりと社会が母親に対しその経費を支払うという意識にならないと、ずっと、このゆがみは続いていく。少子化だって歯止めはかからないんじゃないかと思います。

 以下は追加の部分へのレスです。

ちゃいさん:wrote

>スローダウンはあくまで制度上のことであって、仕事の中身までスローダウンしてさせて欲しいとは思っていません。

 うーん。正直な話、仕事の中味もスローダウンは仕方ないかと^^; 期限のある仕事とか、出張のある仕事とかはさせられません。だって、本人が休みたくなくたって、いつ休むか分からないし。子供が40度の熱だして、保育園に行かれないのに、それを置いて仕事しろとは言えませんもん。
 土日に出勤したり、仕事を家に持ち帰るのも微妙です。上司からは「休みに出勤するな」と厳命が下ってまして。残業とか労務管理とかで別の問題が出てくるようです。程度の差こそあれ、他の職場でもそんな感じじゃないかなぁ。実際は、今の部署でこっそりやっちゃいましたけど^^; 仕事の家への持ち帰りは、情報漏洩の危険から最近厳しく禁止されました。
 そう考えるとますます子育てと仕事を両立しにくくなってきてるような気がしてきますね・・・

>「子供がいるから頑張れない」なんて言う人はナンセンスです。働く母親がこんな人ばかりだとはおもわないでください。

 もちろんがんばって働いている女性もたくさんいます。妊娠中で具合が悪いのに、無理矢理出てきて仕事しようとする女性の例は書いたとおり。おばあちゃんが居ればおばあちゃんに頼んで、自分は残業をする女性もいます。しかし・・・個人的な努力でがんばれるといっても、それは個人差がある。
 ホントは働かないで子育てに専念できればいいんだよなぁ。
 
 そう思っちゃうのって間違ってますか?^^;

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2006.05.26

両立ってそもそも無理なんじゃないか。

 「またおめでた^^;」の続きです。
 いえ、レスを書こうとしたら長くなっちゃったので・・・
 職場にいる「お母さん」と仕事について、またいろいろ考えてしまいました。

 はじめさん:wrote
>「母親」にとっては子育てが絶対に第一優先事項のはず。

 そうなんですよねー。
 同じ係の人が妊娠されていた頃、その女性は、逆にとてもがんばっちゃう、人でした。
 妊娠中の体調が悪く、医者からは流産の危険があるからと絶対安静を言い渡されているにもかかわらず、出社してきて、おなかをかばってゆっくりゆっくり歩いているのを見たら・・・仕事があるのは分かってても
「とにかく帰って安静にしてなさい」
 と何度口を酸っぱくして言ったことか。第一優先事項が何かは明か^^;

 子供がいれば、妊娠しちゃえば、結局のところ、職場の戦力とは成り得ない。
 それは、「事実」。

 でも、その事実自体は、女性が恥じるべきことでも負い目に思うことでもないのですよ。私は、妊娠も子育てもしてませんが、同じ職場に働く人間として、
「子供がいるなら子育てを優先して下さい」
「妊娠してるなら自分の体を大事にして下さい」
 と、思います。それは、女性、男性にかかわらず人として、当たり前の感情であって。
 第三者の私もそう思うくらいですから、本人にとっても子供が優先になるのは当然のことです。

 私は・・・

「だったら仕事は、無理して続けるべきじゃないのでは」

 つまり「両立」は、結局は、できないんじゃないかって思うんです。
 女性が妊娠したり、子供育てたりするなら、仕事は、男性や、子育てをしていない女性と同じにはできない。しようとすれば無理しないといけないし、無理して同じに働け、なんて誰にも言えないし、そんなこと言いたくないです。
 ならば・・・いや、どうしても仕事したいんなら、正社員として無理無理に勤務するんでなく、パートとかで時間を区切って働く方がよほど、お互いにとっていいのじゃないかって・・・

 がんばられても、適当にやられても、どっちも困ってしまう。
 今回、おめでたの女性のように開き直られてしまうと、よけいに。

 仮に、男性がもっと育児に協力しても、仮に、保育園がもっともっと充実しても、結局、お母さんが子供を育てることは必要だと思います。特に最近のように、小さな子供が犠牲になる犯罪が増えているような世の中では、やっぱり一番に子供のことを考えてないといけません。それと、仕事と、どっちも、なんて無理じゃないのかなぁ・・・

 もちろん、子供が居ても働かなきゃ食べていけない「経済的事情」がある家庭もあるから一概には言えないんですけど、そのために、児童手当もあるし、扶養手当もあるし、税金の減額もある。お金はいくらあっても、上を見ればキリがないですから、それじゃ足りないって働く人の気持ちは分からないでもないですが、それでも優先事項はお金よりも子供ですよね。
 
 うーん・・・何をどうしろと言うよりは、結局は、やめないで職場にいる以上は
「子供がいるからがんばれません」
 はないよね^^;ってことなのかも~。

 子供がいても仕事をしている女性を、私は応援したいと思っています。もし両立できるものなら、両立できるのがほんとは一番いい。それにはやっぱり、周囲の理解より何より、本人の姿勢が一番大事なのかも・・・おっと結論は当たり前のところに落ち着いてしまいました^^;

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